前女子スーパーアトム級王者・黒部三奈が再起戦で宝珠山桃花を完封【修斗】

グラウンドで優位に試合を進めた黒部(撮影・蔦野裕)

 2Rも宝珠山は左ジャブで黒部を牽制するが、黒部は頭を振ってフェイントからタックルを決めるとケージに押し込み、ボディーへのパンチ、ヒザから足を取って尻をつかせる。ケージを背に座る宝珠山の足をたたんで体を預け、立たせない黒部。右ボディーをこつこつと当てていく。右腕を取りに行く黒部だが、ここですきができたか、宝珠山が立つことに成功。ここで残り1分。なおも黒部は宝珠山を逃がさず首相撲からヒザをボディーに叩き込み、右足を取ると残り10秒を切ったところで倒し切った。

 試合は判定となったが、地力の強さを見せた黒部が3-0で勝利を収めた。

プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2022 開幕戦」(1月16日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第10試合「環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦」5分3R
○小野島恒太(同級1位/CWD)(判定3-0=29-28、29-28、30-27)藤井伸樹(同級3位/ALLIANCE)●

◆セミファイナル 第9試合 バンタム級5分3R
●野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)(1R25秒、KO)中村倫也(EXFIGHT /LDH martial arts)○

◆第8試合 ライト級5分3R
●菅原和政(マスタージャパン福岡)(1R4分54秒、KO)宇佐美正パトリック(EXFIGHT /LDH martial arts)○

◆第7試合 ストロー級5分3R
○新井丈(キングダムエルガイツ・和術慧舟會HEARTS)(1R4分46秒、KO)木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(和術慧舟會GODS)●

◆第6試合 女子スーパーアトム級5分2R
○黒部三奈(マスタージャパン東京)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)●

◆第5試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級5分2R
○久遠(ZERO)(1R1分55秒、腕十字固め)加藤春菜(NASCER DO SOL)●

◆第4試合 インフィニティリーグ2022 女子アトム級5分2R
○中村未来(マルスジム)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)小生由紀(グランドスラム沖縄A・P・P)●

◆第3試合 52kg契約5分2R
○杉本恵(AACC)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)ソルト(マルスジム)●

◆第2試合 フェザー級5分2R
●木下タケアキ(和術慧舟會HEARTS)(1R3分53秒、KO)工藤圭一郎(グランドスラム沖縄A・P・P)○

◆第1試合 ストロー級5分2R
○阿部マサトシ(AACC)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)●
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