難敵・田渕涼香を破った平岡琴が同門・宮﨑小雪の持つ王座へターゲット【RISE】

3R、田渕の猛攻に平岡の顔がゆがむ(撮影・蔦野裕)

伊藤代表「まずは小林愛理奈が小雪とタイトルマッチをやるべき」

 平岡は試合後の会見でも「私はずっと言い続けてるんですが、同門だろうが後輩だろうが自分の道を邪魔するやつはぶっ倒さなければいけないと思っているので、同門だからやらないということはない」と改めて同門対決も辞さずの構え。しかし「まだ私はすぐタイトル戦という立ち位置ではないと思うので、もっと勝ちを重ねていって、やり返さないといけない相手も1人いる。上のランクの奴を倒して、その時に小雪がチャンピオンだったら、小雪を倒しにいこうと思っている」とも続けた。

 RISEの伊藤隆代表は大会後の総括で、この平岡のアピールについては「チャンピオンサイドがどう思っているか。お姉さんはやりたいけど妹分はやりたくないというのもあるし、そこはチャンピオンの意見を優先したい」と第一に王者・宮﨑小雪の意向を尊重する考えを示した。タイトル戦については「まずは小林愛理奈が小雪とタイトルマッチをやるべきだと思う」と小林愛理奈が次期挑戦者であるとした。また宮﨑については「46kg以下でもできる。46kg以下の階級の選手も増えているので、もしかしたら下の階級も作るかもしれない」とも語った。

「RISE EVOL.10 & GIRLS POWER.6」(2月12日、東京・新宿FACE)
◆メインイベント(第10試合)ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R
●erika♡(SHINE沖縄/同級1位、元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者)(判定0-2=28-29、28-28、27-29)宮﨑若菜(TRY HARD GYM/同級3位)○

◆セミファイナル(第9試合)アトム級(-46kg)3分3R延長1R
○平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)田渕涼香(拳聖塾/フライ級1位)●

◆第8試合 フライ級(-52kg)3分3R延長1R
●聖 愛(魁塾/同級4位、元NJKFミネルヴァ日本スーパーフライ級王者)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定1-0=30-29、29-29、29-29)KOKOZ(TRY HARD GYM/同級5位、スック・ワンキーントーン女子ミニフライ級王者)○

◆第7試合 フライ級(-52kg)3分3R延長1R
○大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/同級4位)(判定3-0=30-28、30-27、30-27)エミNFC(NFC)●

◆第6試合 -43kg契約 3分3R
西原朱花(TEAM TEPPEN)(中止)RAI(真門伊藤道場)

◆第5試合 -45.5kg契約 3分3R
●世莉JSK(治政館)(3R1分44秒、TKO)相見梨夏(サクシードジム)○

◆第4試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R
○山科直史(極真会館/全日本高校生空手道選手権大会優勝)(2R1分17秒、KO)福島草太(MASTER JAPAN)●

◆第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R
○森下祐樹(SUNNY GYM/2010年RISING ROOKIES CUPスーパーフェザー級優勝)(2R1分21秒、KO)杉本 祥(TARGET SHIBUYA/第3代PRINCE REVOLUTION -58kg王者)●

◆第2試合 ライト級(-63kg)3分3R
●Delgermuru拳信王(FLAT UP)(3R1分30秒、KO)小川悠太(誠真会館 所沢市部)○

◆第1試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R
○星 憂雅(IDEAL GYM)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)旬ノ介(K-LIFE)●
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