特大アメシストドームから珠玉のジュエリーまで、国立科学博物館で特別展「宝石」

 古代から魔除けやお守り、地位や立場を示すシンボルとして世界中で用いられる宝石。そんな宝石のすべてが分かる特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」が19日、東京・上野の「国立科学博物館」でスタートした。産出した状態の原石からカットされた宝石まで約200種の展示をはじめ、各地の博物館の所蔵品や世界最高峰のアンティークジュエリーを保有する「アルビオン アート・コレクション」、「ヴァン クリーフ&アーペル」「ギメル」など人気ジュエラーの作品まで一堂に集まっている。事前に行われた内覧会より編集部が見どころを紹介。

特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」より2.5メートルのアメシストドーム

 今回の特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」は5つの章から構成されている。「第1章 原石の誕生」では、さまざまな形状や大きさで産出される原石を科学的な視点から紹介。熱水脈や変成岩、隕石に含まれるものなど、原石が誕生する秘密に迫っている。中でも2.5メートルのアメシストドームの展示は必見!

ペグマタイトから見つかる宝石。内部の結晶はスモーキー・クォーツとマイクロクリン
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