平本蓮との激闘で鈴木千裕が「両手折りました。木を殴ったりして拳を強化するしかない」【RIZIN LANDMARK】

朝倉未来との対戦アピールはピュアな気持ちから

　鈴木自身も1Rからヒジ打ちを繰り出していたのだが「あれは意地ですね。やられたんで“同じようにやってやるよ！”と思って。もともとの作戦ではなかったです。あと近距離はストレートよりヒジがいいと試合の中で学びました」とアドリブで飛び出したものだったよう。

　試合展開については「倒してテイクダウンしてパウンドでバンバンバンバン行こうかなと思っていたんですが、（平本が）本当にMMA選手になっていたのでできなかった。完全にアメリカ修行に行った成果が出たんだな、と思った。ただ、僕もその分ちゃんと練習していたんで。そんな感じですかね（笑）」となかなかプラン通りには進められなかったことを明かした。

　試合後のマイクで朝倉未来の名前を挙げていたことについては「SNSで“勝てるよ”みたいに言われて“任してください”という感じで返信したんですよ。それにSNSを見ている格闘技ファンの方から“朝倉選手に媚びた”とか“同階級だから媚びてるんじゃねえ”という声があったんですよ。でも、その日戦うのは朝倉選手じゃなくて平本選手なので激励をもらっただけで、いつか戦うときに僕は勝てばいいと思っているので、そういう感じでしたかね」とピュアな気持ちからのもの。

　今後については「二刀流を体現するにはチャンピオンになること以外ない。対戦相手を決めるのはRIZINファン、格闘技ファン、そしてRIZINの方々だと思うので、用意された相手を倒します」と改めてMMAでも王座獲得を目指すつもりだ。