“最強の素人”冨永真一郎がガンプロ3・26新木場で“最強の超竜”高岩竜一の持つガンバレ世界王座に挑戦。「ベルトを巻いて5・3後楽園のメインに上がりたい!」

必殺技のムーンサルトプレス

――対戦経験が2回だけで、高岩選手のデータが少ないのはやりにくいですか?
「最近のデータは少ないですけど、私が一番プロレスを見ていて、プロレスに恋い焦がれていた少年時代の記憶が鮮明に残ってます。何も見えない状態で戦うわけじゃない。むしろ高岩さんのほうが私の情報がなくて、苦しい戦いになるんじゃないですかね」

――高岩選手はガンプロでは盛んに“胸を貸してやるって”という表現をされるんですけど、そういう戦い方はしないかもしれないですか?
「もしかしたら胸に飛び込んでいくかもしれないし、胸に飛び込むふりをして足元をすくうかもしれない。それは当日次第。事前に決めた作戦が必ずしも通用するとは思ってないんで、臨機応変に戦い方を変えていかないといけないですね」

――やる以上は勝ってベルトを獲りたいでしょうが、ベルトを獲って、次の日、普通に出勤するのがサラリーマンプロレスラーとしての目標になりますか?
「よく言うんですけど、翌日出勤するまでが試合だと。試合をして、無事に出勤するまでが社会人プロレス。幸い今回の試合は土曜で1日休めるんですが、世の中、大多数の企業は繁忙期。仕事でも穴を空けることはできません。だからベルトを獲って、翌々日の月曜日、普通に出勤したいですね」

――ベルトを獲れれば、さしあたって5月3日に後楽園大会が控えてます。そこにチャンピオンとしてメインイベントに上がって防衛戦をやれるといいですね?
「上がりたいですね。実は私は後楽園のメインをシングルで務めたことがありまして。学生プロレスの引退試合だったんです。プロになってからは後楽園のメインはないけど、ものすごく気持ちよかった。この世のものとは思えないくらい快感がありまして。12年くらい前。忘れられないです。学プロ時代に関東の主要学プロ団体が集った『学プロサミット』という大会がありまして、2年生から4年生まで3回ともメインに出ました。メインの気持ちよさが最近なかったので、ぜひベルトを巻いて、5・3後楽園のメインに出たいです」

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