ガンプロ勝村周一朗が2・23横浜での和田拓也とのSOG世界無差別級王座戦に高揚感「以前の自分と戦うような気がして、そこのワクワクがある」

“リアルタイガーマスク”勝村周一朗(ガンバレ☆プロレス)が地元・横浜での凱旋大会(2月23日、神奈川・横浜ラジアントホール)での王座戦に燃えている。現在スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級、SOG世界タッグ(パートナーは和田拓也)と2冠を保持する勝村。1月6日、大阪・豊中の176BOXでのタッグ王座戦(挑戦者はHARASHIMA&大家健)で防衛を果たした後、パートナーの和田がシングル王座に挑戦を表明し、勝村も受諾。横浜大会でのパートナー対決による王座戦が決まった。そこで決戦を目前に控えた勝村に和田戦のこと、3月いっぱいでCyberFightから独立するガンプロの今後のことを聞いた。

SOG世界無差別級のベルトを掲げる勝村周一朗

 パートナーから挑戦表明を受けて、パートナーとシングルでタイトルマッチを行うのはどういう心境ですか?
「結局は一競技者なので、お互い競技者として向き合って。タッグのベルトを獲るにあたっても、お互いが一番と思ってタッグベルトを獲ったという話なんで。別に毎日一緒にいるわけじゃないし、毎日練習してるわけじゃないし、同じ目標に向けてやってるわけじゃないんで。最終目標が同じわけではないんで、そんなに“仲いいのにやんなきゃいけない”というのはないですね。お互い競技者としてこの世界で一番を目指しているんで、その一つの象徴としてシングルのベルトがあって、僕がそれを獲った。そして近くにいる和田拓也がそれを見て狙いたいと思ったのは、ごくごく自然なことだと思います」

 タッグの防衛戦直後でしたが、自分の気持ちの切り替えさえすれば問題はないですか?
「そうですね。意外ではありましたけど。アイツがシングルのベルトを欲しいと思うのは自然ではありつつ、俺から獲りたいと思ったんだ、って。もうちょい先でもいいじゃんって意外な面はありましたけど、気持ちを切り替えさえすれば、お互いプロなんで。タッグの防衛直後に言われて、ある意味、それが翌日だったとしてもやれるし、そのタイトルマッチでどっちが勝つか分かりませんけど、その翌日にタッグを組めと言われても全然やれます。和田拓也とは自分のなかで認めるからこそ組むし、認めるからこそ戦うという感じです」

 勝村選手は元修斗世界フェザー級王者、和田選手は元ウェルター級・キング・オブ・パンクラシスト。修斗とパンクラスの元チャンピオンがプロレスのタイトルマッチで、プロレスルールで対戦するのは画期的だと思いますが、そこについては?
「単にシングルはあるかもしれないけど、プロレスのタイトルをかけてはたぶん過去にないですよね。面白いですよね。と言っても僕がチャンピオンだったのは10年も前の話なので、当時から考えたらとんでもないことだけど、今や何でもありの時代なんで。今の修斗、パンクラスのチャンピオンが修斗、パンクラスのファンに、10年後何があるか分からないよって、教えてあげたいですよね」

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