ラグビー リーグワン 『肉弾戦』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

堀江翔太(埼玉WK)(2022年2月、4月 JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022)撮影/文章:西村尚己
リーチ・マイケル(BL東京)
コリー・ヒル(横浜E)
稲垣啓太 (埼玉WK)
2022年1月に開幕したラグビーの新リーグ『JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(リーグワン)』。
日本代表や海外強豪国の代表クラスを含む国内外のトップクラスの選手たちが世界レベルのハードな戦いを繰り広げている。
 
その魅力は何と言っても“肉弾戦”だ。
鍛え抜かれた筋肉の鎧を身にまとったヘビー級の戦士たちが猛スピードで激しくぶつかり合う。
ラグビーはれっきとした球技ではあるが、個々のプレーを見ているとまさに格闘技。
 
グラウンドレベルのフォトポジションにいると、肉体がぶつかり合うゴツーン、ドスーンという鈍い音が聞こえてくる。
しかし、その決定的瞬間をカメラで捉えるのは決して容易ではない。
なぜならスピーディーで激しい動きに加え、両チームの選手が入り乱れるため、決定的瞬間がカメラの死角に入ることも多いからだ。
 
スポーツ撮影を得意とする最新鋭のプロ用ミラーレスカメラでもラグビーはちょっと苦手のようだ。
だからこそ決定的瞬間を捉えた時の喜びはひとしおだ。
 
今シーズンも終盤戦に突入し、いよいよクライマックスを迎える。
5月下旬のプレーオフに向け、初代王者を賭けた熱い戦いに注目したい。
 
 
■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
★インスタグラム★
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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