ねことイケメンと食い物!これぞ“眼福”!劇場版『ねこ物件』【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 TOKYO MXで放送されたドラマシリーズ「妖ばなし」14巻のDVDが先月末から販売されました。僕が監督・脚本を担当した第63話「虚舟」も収録されております。

 なにやら外は40℃になるかもしれない暑さのようなので、お家でDVDっていうのもいいんじゃないでしょうか?

 では今週も始めましょう。

© 2022「ねこ物件」製作委員会

 なんかもう「ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!ねこ可愛い!」って、1ページ分書いたら、素晴らしさの全部を伝えられそうなこの作品。

 イケメンの大家さんが、ご飯を作ってくれる、ねこ付きのシェアハウスの新規入居者をめぐる、のほほんとしたヒューマンドラマなのですが、映像の文法の中で、まことしやかに“絶対に勝てる”と、囁かれている2つの不文律。

「子供と動物を映しておけばいい」「女性と食べ物は美しく映すべし」

 今作の映画は、ここに「イケメン」が足されて、盛々(もりもり)になった印象。

「“絶対に勝てる”なら、なんで皆やんないんだよ?」と、思うでしょうが、答えは簡単。

 大変なんです!!

 思い通りの目線を、この世界の支配者である“ねこちゃん”たちにもらうのに、人類の労力がどれほど必要かわかりますか!?

 それが、この映画は、全カット成功している!

 マジで、冗談抜きで、映像も撮る筆者からすると「月に着陸した」と、同じぐらい凄い功績。

 まあ、そもそもそうだから、しょうがないんですけど出てくるねこが全員、全カットずっと可愛い!

 イケメンは“数々のジャンル”を、取り揃えていて、女性は、後半にかけて「この子、こんなに可愛かったんだ」と、思える“男性ファンにも女性ファンにも絶対に嫌われない絶妙”な描写。そもそもねこが誰にも嫌われないしッッ!!

 料理に関しては「湯気をCGで足したかな?」とか、思いつつ「でも、足した方が絶対美味しそうに見えるもんな!」という“技巧”。

 ドラマシリーズの劇場版とのことなので「これまでのノウハウと、それを超える工夫があったんだろうな」と、感じる、温かくも、作り手側から見ると“鋭い”1作でした。

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