奇想天外!奇妙奇天烈!知られざる天才『チャーリー・バワーズ』の傑作選がスクリーンで観られるこの機会を逃すな!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 先日、週刊女性さんに取材していただきまして、最近では“エンタメ遊びおじさん”と呼ばれています。元伝説の美少年です。

 現在、8月18日から始まるカプセル兵団の舞台「舞台 うしおととら」の絶賛稽古中です。そして8月13日にはTOKYOMX2で放送される「妖ばなし」の中で僕が監督した「鎌鼬」も放送されます。

“エンタメ遊びおじさん”大活躍です。どちらも気になった方はぜひ!

 では今週も始めましょう。

「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ‒発明中毒篇‒」は9月17日より東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。写真は「たまご割れすぎ問題」の1シーン

 僕はそもそも“映画は映画館で観るために作られたもの”だと、思っていて、TVで観てストーリーにケチをつけたり、ネットのレビューだけを読んでゴチャゴチャ書いている人を見ると、波田陽区バリに「残念」としか思わないんですね。

 大きな画面、大きな音、周りにいる沢山の観客。今は実現が難しいですが“本来の映画の姿”は、こうであって、それを楽しむものなんです。
 ジェットコースターだって、1人で乗ったり、映像だけ見せられたりしてもそんなに楽しくないでしょ?

 今回紹介するのは『NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒編』

 主催側から「誰も知らない」を売りにされる100年前の「無声映画」の奇才チャーリー・バワーズの作品の特集上映なのですが、ビックリするぐらい面白かった。

 実写あり、アニメありで、かなりシュールなコメディという印象なのですが、なんというのでしょうか。

 音楽ならクラシック、ダンスならバレエ、と、いうように「歴史の始まりであり“基本”」という位置に無声映画はあると思っていて、それが、劇場で観れるチャンス!

 割れない卵を作るマシーンとか、でっかいレストランワンオペロボとか、監督が変な機械を作るのが好きみたいなんですが、この興奮って、バックトゥザフューチャーのOPとか、ワーナーがリメイクした「タイムマシン」とかで描かれる、男の子が大好きな“なんだかよくわかんない機械のギミックの魅力”満載で「それの“元祖”!」と、いった感じ。凄くそそられました。

 当時の技術で、この映像撮るのに、どんだけのエネルギーを注いだんだろう…。

 2021年に、新規録音した劇伴(BGMみたいなヤツ)がついて上映されるのですが、これも非常に心地よく、自己主張はしないのに作品を盛り上げて、邪魔しない絶妙な楽曲。

 繰り返しになりますが“滅多に観れない、スクリーンで観るために作られた傑作を、スクリーンで観るチャンス”、興味のある方は是非、お見逃しなく。

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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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