「真の強さ」と「“モテ”の理由」という対極のテーマを背負った白鳥大珠 vs YA-MAN戦が決定【RISE】

白鳥は「“そこと当てられちゃうか”と正直思いました」と胸の内を吐露

　今回の試合はこの1年間の戦績により2人の差が縮まったことから実現した部分もあるのだが、YA-MANは「（白鳥は）自分がプロデビューする前から第一線でやってたので、追いついてやったプラス、ここで追い越してやるという感じ」と完全に“狩り”のモード。対する白鳥は「客観的に僕は今、結果を残せていない状況だし、YA-MANは1年くらい前からOFGをきっかけに一気に上がってきた選手。盛り上がるという部分ではすごくいいと思う。こういうカードも大事だと思う。ただ1アスリートとして考えた時に“そこと当てられちゃうか”と正直思いました。この前の大阪大会でもそうですが、RISEで65kgで前後で戦っているトップ選手が世界と戦っているのを見て、どうしても置いていかれてるなという気持ちになってしまう。自分だったらもう一度、トップでやっていけると思っているので、そのためにもここではつまずいていられない。それだけの差を見せて勝たないとダメな試合だと思っている。なので今はめちゃくちゃ気合が入っている。ぶっ倒します」と素直に現在の心境を吐露した。

　YA-MANの試合となるとどうしてもファンからは壮絶な打ち合いを期待されるのだが、白鳥は「ケンカということですよね？　僕は“今回はケンカでいきます”って言って『THE MATCH』で倒されたので、僕はケンカは向いてないっぽいですね（笑）。でも殴り合う場面は絶対にあると思うんで、そこは楽しみにしてほしい」とYA-MANのペースには乗らないつもり。YA-MANも「今回のテーマは俺が強いということを世間に知らしめること。白鳥選手の一番強いところで勝って、“YA-MAN、キックボクシングでも強いんだ”というところを世間に知らしめたい」と語る。果たしてどんな試合になるのか。