東京ミッドタウン、光と空気がモチーフのクリスマス装飾「Glitter in the air」スタート

 クリスマスツリーやイルミネーションが輝き出す季節。六本木の「東京ミッドタウン」では、現在「MIDTOWN CHRISTMAS 2022(ミッドタウン クリスマス)」を開催中。館内にデザインオフィス「nendo」が手掛けた光と空気をモチーフにしたクリスマス装飾「Glitter in the air」が登場した。

東京ミッドタウンのクリスマス装飾「Glitter in the air」メインツリー

 ガレリア B1のクリスマスツリーは、整列している「光の粒子」たちが次第に空中を自由に舞い、ひとつの場所に集まることで生まれたさまを表現。このクリスマス装飾は東京オリンピック聖火台デザインのほか、大阪万博日本館総合プロデューサーも務めるデザインオフィス「nendo」が手掛けたことでも話題を呼んでいる。

 光をかたどったようなパーツで構成された高さ7・5メートルの円錐形のツリーは、各パーツの裏に小型のファンが設置され、約400台のファンが連動しながら風を送ることで、約2分間にわたってパーツが浮き上がりさまざまな表情を見せる。

 デザインオフィス「nendo」のチーフデザイナーである佐藤オオキ氏は「今回は空気の動きを使ってクリスマスツリーを演出できないだろうかと考え、館内に吊り下がっているオーナメントも風で動くようなイメージで制作しました。ツリーはアルミ製で、光をかたどったパネルが416枚ついて、パネルの中心に軸を通してふわふわと動くような機構になっている」と説明。

 テーマの「Glitter in the air」は「海外のように直接クリスマスツリーに装飾を施すのではなく、デジタル技術を使うのでもない癒されるような表現がないのかなと考えた時に、風でゆらゆら揺れているさまというのは見ていてすごく気持ちいいなということでこのアイデアを着想した」という。

デザインオフィス「nendo」の佐藤オオキ氏
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