「映像表現」で重要なこととは?テレビ局の確かな技術を伝える「MXテレビ映像学院」

カリキュラムにはプロのカメラマンが手取り足取り教える野外実習も

 2期生の例でいうと “外国人におすすめしたい東京” というテーマで3分間の作品を制作。授業と並行して “神社仏閣” “公園” など身近なテーマで30秒程度の課題を出し、ビジネスチャット上で講師陣がワンカットごとにコメントするなど、個人のスキルに合わせた指導を徹底している。

「今、2期生は修了制作に取り組んでいるのですが、もともと全く映像表現を知らなかった受講生たちが、皆さん目に見えて撮影技術が上達しています」と中村さん。使用する映像機材は基本的に学校から貸与されるが、すでに機材を持っている人や希望の機材がある人はそちらを使用しても構わない。TOKYO MXのグループ会社が運営するということで、番組のスタジオ見学や出演者の講義、プロのカメラマンが手取り足取り教える野外実習なども充実。

「2期生では朝の情報番組『モーニングFLAG』で知られる堀潤さんの講義がありました。ご自身でも撮影して発信される方なので、ジャーナリスティックな視点での映像の捉え方など、多くの受講生の刺激になったようで非常に好評でした。また、修了制作の優秀作品は番組内で放送することも考えています」(中村さん)

「現場で活躍するクリエーターが直接指導することは最大の強み。たとえば編集の講義があった場合、実際に放送されている番組を例に解説するなど、一般的な映像講座より身近な素材で学べることは大きいのではないでしょうか。講師にとって日々当たり前に行っている撮影を、技術として分かりやすく伝えることは勉強にもなっています」(小林さん)