「5時に夢中!」のMCを務める大島由香里「一番面白くないのはコメンテーターに気を使わせること。どんどんいじってほしい」

インタビュー中も笑顔が絶えず(撮影・上岸卓史)

バラダンは縦、ゴジムは横

 大島さんも相当いじられることになりそうですね?
「いじられたいですね。一番面白くないのって、コメンテーターの皆さんに気を使わせることだと思っているんです。特に『5時に夢中!』のメインはMCではなくコメンテーターの方々。だからMCが仕切ろうと思わずに、いかにコメンテーターの方々が楽しく面白く話せる環境、空気づくりをできるかが仕切るよりも大事なことだと思っています。だから、いいんです。私がネタになるのであればいくらでもネタにしてほしいし、この人の前でこれは言いにくいな、という空気を作りたくない。だからこそNGなしにしたいし、それすらもすべて番組の栄養にしてほしいと思っています」

 耐久力はあるほうですか?
「番組でいじられる分にはなんでもないですね。ネットでああだこうだ言われるのは嫌ですけど(笑)。でも(3月まで出演していた)大橋未歩さんも仰っていたんですけど、MXの番組って注目度が高いんです。特に『5時に夢中!』はオンエアが終わった後に何本ネットニュースが上がってるだろう?って感じ。めちゃくちゃ記事が上がるじゃないですか。それって逆手に取ると、めちゃくちゃ注目度が高くて、今まで番組を知らなかった人もそこで目にして知る機会にもなる。というふうに、逆にプラスにとらえる精神力もそろそろ必要だよなとは思いますし、『5時に夢中!』を担当させてもらうにあたって、そこは必要な筋肉かと思うので、どんとこいと。あまりにも違うよね、とかあまりにもひどいよね、というのは悲しいですけど、ネタになるならどうぞという感じではあります(笑)」

 エゴサはされないと聞いていますが?
「しないです。でも小原ブラス君が“こんなこと書かれてたよ”ってめっちゃ送って来るって大橋さんが言っていたので。“最悪だ!”と思いながらも(笑)。でもそれだけ注目度が高くて、いろいろな人がいろいろな意見を持つくらい影響力があるのってすごいことだなと思うので、受け止めます」

 ゴジムとバラダン、感じる違いってありますか?
「バラダンの時もそうだったんですが、曜日ごとに特色があるので、違う番組だと思っているんです。一概には言えないかもしれませんがバラダンはテーマを掘り下げる感じで、ゴジムはあーだこーだ意見を投げ合う感じ。バラダンは縦だけど、ゴジムは横かなって思っています。まだ始まったばかりなんですが、本当に一視聴者になった感じでゴジムをやっているんです。私も、一意見のボールを投げる側としてもポジションについているかなと思っていて、バラダンはどっちかというと振られたら答えるけれど、ふかわさんの完全回しで盛り上げるところは盛り上げるし、コメンテーターさんの言葉を引き出すという感じ。専門的にどんどん深く聞いていく感じはあったので、その空気は全然違うかなと思いましたね」