東京駅ご当地ラーメン、フィナーレは「富良野とみ川」!日本一小麦の味がする北海道ラーメン

「名だたる名店がつないできたバトンを落とさず、最後まで駆け抜けたい」と富川哲人店主

 100%北海道産の小麦粉を使った自家製麺をはじめ、北海道と富良野の素材を厳選することで同店でしか食べられない味を作り上げた「富良野とみ川」。富良野生まれ、富良野育ちの富川哲人店主は、最終ランナーの大役に「富良野は人口が約2万人足らずの街で、富良野のラーメンの認知度は低いと思います。東京で富良野の素材を使ったラーメンを披露できる最高の舞台を紹介され、快く引き受けました。全国の名だたる名店がつないできたバトンを落とさず、最後まで駆け抜けたい」と意気込む。

 看板メニューの「石臼挽き中華そば」は、富良野産小麦「春よ恋」を原麦粒で仕入れ、石臼で3度挽いてから100%北海道産の小麦粉と合わせた自家製麺。粗目の全粒粉が練り込まれているので、小麦の旨みと香りがしっかり残り、日本そばのような見た目とシコシコした食感がポイントだ。

 スープは北海道素材を中心に配合した化学調味料無添加のタレに根室産短元昆布、干し椎茸、鰹、鯖で引いた鶏ベースのスープと、煮干し出汁を合わせたWスープに鶏油をプラス。チャーシューは富良野産豚肉の煮豚、知床産鶏むね肉を鶏油で低温調理したコンフィ、この日は特別に「特製石臼挽き中華そば」の北海道のエゾヤマザクラのチップで燻したスモークチャーシューをトッピング。このエゾヤマザクラは、ドラマ「北の国から」で出演者の故・田中邦衛さんや脚本家の倉本聰さんらが植えた桜並木の清掃活動で集めたものだ。