来日5年目のクリス・ブルックスが悲願のKO-D無差別級王座初戴冠。元王者で因縁深き入江茂弘が9・9大田区で挑戦へ【DDT】

フィニッシュとなったプレイングマンティスボム

 特別立会人の小橋建太氏からベルトを手渡されたクリスは「今チャンピオンですね。初めての挑戦者、誰?」と言うと、欧州マットでクリスと因縁深い入江が登場。この日、復帰戦の納谷幸男をビーストボンバーで粉砕してインパクトを残した入江は「クリス、オマエは海外でトーナメント優勝して、チャンピオンになった。素晴らしいレスラーや。でも、もう一人、海外でトーナメント優勝して、チャンピオンになった素晴らしいレスラー知ってるんや。それは、この俺や。次の挑戦者、入江茂弘や!」とアピール。クリスは「私たち、昔、英国、ドイツで試合した。でもまだ日本で試合してない。やりましょう」と快諾し、9・9大田区での王座戦が決定した。

 バックステージでクリスは「15歳の時に部屋にDDTのポスターが飾ってあって、日本に来たかったけど、突拍子もないことだと思って口には出して来なかったけど、今ここにいる。自分がこの場にいることがふさわしいとはまだ思えないけど、これからも全力を尽くしていく。明日死んでも後悔がないと言えるくらい。ヒノさんは強かった。悪いんだけど、いいチャンピオン。ホント尊敬する」と話した。初V戦の相手になる入江について「イリエとはヒストリーがある。出てきたのがイリエでうれしかった。英国にいた頃、イリエをブッキングしたことがあった。イリエがwXwでトーナメントに勝ってチャンピオンになったが、自分も出ていたので、その頃からの歴史。DDTに来る前から知ってた。DDTに行くことを最初に伝えた一人がイリエだった。イリエもDDTの歴史の一部でもあるし、これ以上ない相手が出てきてよかった」と感慨深げに語った。