都心のど真ん中に「喫煙喫茶」新宿「オールドルーキーカフェ」のカギは無人システム

40席の紙巻きたばこエリアには大型換気設備を2台導入。店内にたばこの煙やにおいはほとんど感じられない

 喫煙者にとっては逆風ともいえる状況下での新事業。清水さんは「喫煙者が激減して、たばこの価格が上昇している中で喫煙者専用カフェなんて、普通のビジネスピッチだったらとんでもないと言われるでしょう」というが「無人オペレーションシステムは同じ業態をやりたい人に提供することも、他の業態に応用することもできると考えています」と勝算があると語る。

「健康増進法の改正で原則屋内禁煙となり、もちろん喫煙スペースはあるんですけど、そこで吸っている方の表情が全然おいしそうに見えない時ってあるじゃないですか。そもそもコロナ禍などで喫煙スペースが減少し、マナーの悪化が加速してしまっているという声も聞きます。もちろんマナー違反は許容されるべきではないのですが、本当は喫煙者の方々もマナーを守って快適に喫煙したいと考えていらっしゃると思うんです。だったら何も気にせず、ゆっくり座って吸ってもらえる環境を提供したい。そのほうが非喫煙者にも喜ばれるのでは、という気持ちでオープンしました」と清水さん。