BALLISTIK BOYZ「この作品にかけてます」新曲は世界に照準! 全英詞&タイで制作したコラボ曲〈インタビュー〉


砂田将宏

砂田将宏(以下、砂田):9月の“ライブで行くタイ”は、僕はシンプルに楽しみでしかなかったんです(笑)。1年前とはちょっと感覚が違いました。半年間行く時とライブで行く時、空港に着いた瞬間のプレッシャーというか……責任というか。去年始まる時はいろいろ感じることがあったので。

海沼流星(以下、海沼):タイでの半年間は大変なことが多かったです。これは当日、ファンの皆さんにもお伝えしたんですけど、結果的にファンの皆さんのおかげで僕たちの半年間がすごく丸く収まったって。それを9月の日本博のステージで実感できたんですよね。

ーー2022年の「バンコク日本博」は、タイに渡って最初に立ったステージ。見える景色や自分たちの意識、できること……いろいろ比較しやすいところがあったと思います。

海沼:まずはファンの皆さん、ライブに足を運んでくれた方で会場が去年の倍ぐらい埋まってましたし、歓声もすごかった。

日髙:皆さんが盛り上がってくれたよね。

海沼:自分たちの楽曲を認知してくれてるのが分かったし……自分たちが頑張ってきたもの、ファンの皆さんと一緒に頑張ってきたものがこうやって実っていくんだって実感できました。

日高:こうやって少しずつ繋がって来ているんだってね。1年前とは全然違う、すごい光景でした。

海沼:もっと頑張らなくちゃ、とも思いました。

ーー松井さんはどうでしたか?  半年ぶりのタイ。

松井利樹(以下、松井):日本に戻って来てツアーとかいっぱいやってましたけど、そのツアーのなかの、いち公演としてタイに行ったりするのが僕たちの目標でもあったんですけど、今年はそれを叶えられませんでした。違う形にはなりましたけど、日本博でタイに行けたのはすごくありがたかったです。だから僕は、やっと戻れる!という感覚でしたね。


松井利樹


深堀未来(以下、深堀):ファンの方たちも待ってくれたしね!

松井:タイのファンの方って、日本のファンの方と応援の表現の仕方が違っていて、僕らの誕生日とかが来るとカフェとかを誕生日を迎えたメンバー仕様に飾り付けてお祝いしてくれたりするんです。そういうのを離れてても感じられたので、戻って何かしらしたいなって考えていたんですよね……もうまたすぐ戻りたいです。

深堀:半年の生活で築き上げたものを止めずに居られたらと思うしね。海外でのライブのやり方も継続していけるし、定期的にやっていきたい。もちろん、ファンの皆さんに会えることもすごくうれしいし。

奥田:もっと定期的に行けたらいいなって気持ちだよね。


海沼流星

ーー不安を抱えてタイに行き、大変なこともありながらも、今は「また行きたい」「やっと戻れた」と思っているということは、みなさんもそれぞれ全部「丸く収まった」ってことなのかな。

海沼:やっぱり「THE SURVIVAL 2023」ができたことが大きかったと思うんです。自分たちの企画でライブができると思ってなくて、あの半年はBALLISTIK BOYZを知ってもらうための半年間になると思っていたからね。

日髙:決まった時は「やらせてもらえるんだ!」って気持ちだったもんね。

海沼:もちろんビジョンはあったんですよ、ライブしたいって。それができたってことは……「丸く収まった」なんです。

ーータイではかなりの数のステージを踏んだと伺いました。

日髙:それはすごいやりました。いろんなところで……。

松井:バスセンターとかね。

日髙:あれは本当に夢者修行のステージだった。