新王者・悠斗が「まだ早い」と言われた大夢に逆「まだ早い」。宮田PはK-1フライ級王座設立に前向き【Krush】

3本のベルトが並んだ

 この「高橋流」については「今のルールと僕が考える最強へのスタイルというのはマッチしていて、早く終わるか長くなるかは相手次第。長く逃げ回ることをやっても、KrushでもK-1でも認めてもらえないので、結局激しい試合になる。そうすれば絶対に勝てる。そういう理論を練ったうえで僕のスタイルを作り上げたので、今は誰にも負ける気はしない」「なんでこうやってバコバコ倒せるのかということについて、僕の中ではちゃんと理論がある。僕がやってきたことは1年やそこらじゃない。16~17年間ボクシングにおいては行けるところまで行って、パンチだけというところを自分の中で極めたつもり。そことキックボクシングをどうつなげて、このルールに対応していくか。高橋流はだいぶ完成に近づいていると思う」などと説明した。

 今回の王座奪取については「僕はK-1を見て育った世代なので、Krushは一つの必要なものだとは思っていたが、やっぱり、その先を見据えつつというところもあったので、最短で獲れてよかった」と語るように、先にK-1王座を見据える。しかし現在、K-1にはフライ級王座はまだない。そして悠斗の前に会見を行った、大夢が悠斗戦について問われた際に「チャンスをいただけたら、リングに沈めたい」と語っていたのだが、悠斗は「さっき大夢君が僕の名前を出してくれた。彼に以前、SNS上で“まだ早い”と言われたことがある。みんなそれを鵜呑みにしていたが、今は逆に言いたい“まだ早いよ”と。彼は控室が同じですごくいい子なのは分かる。これから強くなる選手だと思っているが、僕の倒し方って、前からなんですが壊れちゃうことが多い。最低でも僕に倒された選手は半年から1年開けないと打たれ弱くなる。そういう選手を見ている。だから彼とはK-1のベルトをかけてやれるような、お互いにレベルアップしてやっていければいいのかなと思う。彼とやれば面白い試合になるとは僕も感じるが、美味そうなものを今すぐに食うのか、後に食うのか。ただそれだけだと思っている。そんな話がフラれる前に自分から言ってやろうと思っていましたけど(笑)。まずはなめんじゃねえよ、と思ってますね」と大夢に意趣返し。