クレベル・コイケ「間違いなく勝つ自信がある。気持ちも戻っている」 再起戦で斎藤裕と元王者対決【RIZIN.45】

 2023年の格闘技界の総決算となる大晦日の「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のカードが続々と発表されている。今年のRIZINで最も激しい動きを見せたのがフェザー級戦線。6月に王者クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)とのタイトル戦で体重超過で王座をはく奪され、一時は空位となった王座がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を経て、現在、鈴木の腰に巻かれることになるとは誰が想像しただろうか? 2024年のフェザー級戦線に大きな影響を及ぼすことは間違いないクレベルと斎藤裕(パラエストラ小岩)の元王者同士の一戦が大晦日で組まれた。対戦が決定した2人に話を聞いた。

斎藤裕のインタビューはこちら( https://www.tokyoheadline.com/725288/

勝利を約束したクレベル

ベルトは獲りに行きたいが、今は一つずつと考えている

 まずは斎藤選手の印象は?
「彼は強いですね。フィジカルも強いしファイターとしても強い。総合格闘家として強い。全部で強いのは間違いないです」

 オールラウンダーという意味ではクレベル選手が勝利を収めた牛久絢太郎選手、前回敗れた金原選手とスタイル的に近いと思いますか?
「それは間違いないです」

 ではこの2人と比べて斎藤選手の実力はどれくらいとみてますか?
「牛久選手、金原選手、斎藤選手であれば、ちょっと金原選手が強く感じます。金原選手は日本のチャンピオンとしてUFCに出ています。斎藤選手は普通、牛久選手も普通かな」

 斎藤戦には自信がある?
「今回は間違いなく勝つ自信があります。気持ちも戻っているし、火が付いています」

 それは金原戦で敗れたことで?
「前はいろいろなプレッシャーがありました。心配ばかりしていました。自分はすぐにタイトル戦に行きたくて“行きたい行きたい”と気がはやっていました。いろいろなプレッシャーがあった分、100%集中していなかったように思います。負けて気持ちが落ちましたが、今は気持ちも戻っています」

 現在、鈴木選手がベルトを巻き、次期挑戦者は金原選手と目されています。クレベル選手は斎藤選手に勝てばまたタイトルに挑戦したいという思いはありますか?
「ベルトは獲りに行きたいが、今は一つずつと考えています。前は“ベルトベルト”と考えていました。でも負けてしまった。今は一つずつと考えています。斎藤選手が相手の次の試合は大事だと思っているので、ボコボコにしたいです。でも“その次”は自分には分かりません。ちょっとずつ上に行きたいと思っています。最終的にはベルトを目標にしていますが、これからは一つずつと考えています」

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