3週間前に骨折の松倉信太郎の勝利の陰に武尊の言葉「まっつん! 逆にこれは開き直れるチャンスだよ」【K-1】

会見場で笑顔を見せた松倉

 試合後の会見では「試合前にケガをして、本当にいろいろな人に助けられて。リングに立てたこと自体が自分でもびっくり。本当にありがたかった。身に染みた。試合の3週間前に左足の小指を骨折。土曜に骨折して日曜に病院に行ったら、結構砕けていた。どうしようと分からなくなって。すぐに周りに連絡した。チームの武尊は“まっつん! 逆にこれは開き直れるチャンスだよ”と開口一番“行こう!”と言ってくれて。そういう言葉だけじゃなくていろいろな人のサポートがあった。靴もはけてなくて。昨日の会見の時に初めて靴をはいたが痛くて。これで人を蹴れるのかな?とずっと考えていて、本当に怖くて。僕は強くないし、ほかの選手みたいにおらおらしたりしないで普通なので怖いし、無理だと思っていたから本当に助けられた。ありがたかった」と改めてケガの状況を明かし、周囲のサポートに感謝の言葉を述べた。

 試合については1Rに追い込まれたシーンがあったのだが「ケガで考え方もいい意味で変わった。今までだったら焦ってあそこでダメとなっていた。今日は足が折れている状態での試合なので、自分の中で“足は置いていこう”という、歩い意味じゃなく“別にいいや”って思えたところがあった。試合中にもらっても“俺は大丈夫”というのがすごくあった。最近打たれ弱くなって怖さもあったが、この前の試合はトーナメントだから倒れたと思っているので、1試合だったら耐えられると思っていた」などと語った。

 トイについては「強かった。今日勝ったが、いろいろな意見もあると思うし、ハッサンも納得していないと思うし。またやるとなったらやるし。ただ今日は僕の日だった。いろいろなことが重なって、勝ち取った勝ち。誇りを持って前に進んでいきたい」などと真の決着戦についても口にした。

「K-1 ReBIRTH2」(12月9日、大阪・エディオンアリーナ大阪)
◆プレリミナリーファイト第1試合/-51kg契約/3分3R
●吉村 匠(TAD)(判定0-3=28-29、28-30、27-30)元太郎(TEAM IDEAL)○

◆プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
○天野颯大(キング・ムエ)(2R47秒、KO)原田翔貴(拳心會館)●

◆プレリミナリーファイト第3試合/K-1フェザー級/3分3R
○松本海翔(TAD)(1R2分48秒、KO)魁志(Vigor Kickboxing Gym)●

◆プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R
○村田健悟(ALONZA ABLAZE)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)堀井海飛(空手道柔拳)●

◆プレリミナリーファイト第5試合/-51kg契約/3分3R
○山脇飛翼(K-1ジム心斎橋チームレパード)(判定3-0=29-28、29-28、30-28)松葉斗哉(昇龍會)●

◆第1試合/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
●アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)(判定0-3=26-30、26-30、26-29)璃久(HIGHSPEED GYM)○

◆第2試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
○椿原龍矢(月心会チーム侍)(判定3-0=30-29)健介(Jay’s Box)●

◆第3試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
○兼田将暉(RKS顕修塾)(1R2分17秒、KO)ダウサヤーム・ウォーワンチャイ(タイ/ウォーワンチャイプロモーション)●

◆第4試合/K-1ライト級/3分3R・延長1R
●篠原悠人(DURGA)(1R2分38秒、KO)大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第5試合/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
●ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)(判定0-3=28-29、28-29、27-29)松岡 力(K-1ジム五反田チームキングス)○

◆第6試合/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
●星龍之介(POWER OF DREAM)(3R1分、KO)山口翔大(TEAM3K)○

◆第7試合/スーパーファイト/K-1 女子アトム級/3分3R・延長1R
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)ルシール・デッドマン(オーストラリア/Taylormade Muay Thai)●

◆第8試合/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R
○SAHO(闘神塾)(判定3-0=30-28、30-28、30-27)リー・リーシャン(中国/深圳盛力人和/CFP)●

◆第9試合/K-1 WORLD GP女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)アントニア・プリフティ(ギリシャ/Fight Club Galatsi/Theofanous Elite Team)○

◆第10試合/K-1 WORLD GPバンタム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)石井一成(ウォーワンチャイプロモーション)●

◆第11試合/-66kg契約/3分3R・延長1R
○鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)(3R44秒、KO)豊樹(NARIAGARI)●

◆第12試合/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
●海斗(LEGEND GYM)(2R1分5秒、KO)宇佐美秀メイソン(Battle Box)○

◆第13試合/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
●斗麗(WIZARDキックボクシングジム)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)川上 叶(龍生塾)○

◆第14試合/スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
○リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)(1R2分38秒、KO)谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第15試合/スーパーファイト/-56kg契約/3分3R・延長1R
○金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)ラン・シャンテン(中国/深圳盛力人和/CFP)●

◆第16試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)(判定0-2=29-29、29-30、29-30)レミー・パラ(フランス/CARCHARIAS)○

◆第17試合/K-1 WORLD GPミドル級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●ハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)(延長判定1-2=10-9、9-10、9-10 ※本戦判定1-1=30-29、29-29、28-29)松倉信太郎(team VASILEUS)○

◆第18試合/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●和島大海(月心会チーム侍)(2R2分13秒、KO)オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)○
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