東京女子プロレスが新時代に突入。渡辺未詩が山下実優を破り、プリプリ王座を涙の初戴冠【TJPW】

「でじもん」がプリンセスタッグ王座を奪取

 また、プリンセスタッグ王座戦は王者組「ユキニキ」の水波綾&愛野ユキに「でいじーもんきー(でじもん)」の鈴芽&遠藤有栖が挑戦。「ユキニキ」のパワーに対し「でじもん」はスピードで対抗。白熱の一進一退の攻防になったが「でじもん」が愛野に合体式のフェースクラッシャーを敢行。すかさず鈴芽がリング・ア・ベルを愛野に決めて3カウントを奪った。王座奪取を果たした鈴芽は「勝つのを信じてくれてた人たちがいて、ずっと応援してくれてた人たちがいて、有栖がいて、だから獲れました。対戦相手がユキニキだから、今までで一番熱い鈴芽で戦うことができました」、遠藤は「先輩たちが持ってきたベルトに、私たち、でじもんの名を刻めたのがうれしい。2人で守り抜く」とともに涙を見せた。
 
 プリプリ王座を戴冠した渡辺が24歳。タッグ王座に就いた鈴芽、遠藤は同学年の25歳。インターナショナル・プリンセス王座を守った荒井優希(SKE48)は25歳。東京女子が認定する3つのすべてのベルトを新世代の面々が巻き、まさに新時代に突入した。だが、初期メンバー、これまでベルトを持ってきたメンバーがこれで黙っているとは思えず、世代闘争が激化するのは間違いなさそうだ。

東京女子プロレス「GRAND PRINCESS ’24」(3月31日、東京・両国国技館)
◆第一試合 20分一本勝負
鈴木志乃&●七瀬千花&キラ・サマー(7分43秒、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド)風城ハル○&大久保琉那&高見汐珠

◆第二試合 20分一本勝負
○角田奈穂&湯本亜美(8分52秒、片エビ固め)桐生真弥&HIMAWARI●
※紫電改

◆第三試合 20分一本勝負
アンドレザ・ジャイアントパンダ&●鳥喰かやwith猫はるな(8分38秒、片エビ固め)らく○&原宿ぽむ
※ドクターイエロー

◆第四試合 20分一本勝負
○宮本もか&長野じゅりあ(11分11秒、片エビ固め)上原わかな&凍雅●
※鴻臚館

◆第五試合 15分一本勝負
●辰巳リカ(10分35秒、体固め)マーシャ・スラモビッチ○
※ホワイトナイト・ドライバー

◆第六試合 20分一本勝負
○アジャコング&マックス・ジ・インペイラー(12分39秒、片エビ固め)中島翔子&ハイパーミサヲ●
※ダイビング・エルボードロップ

◆第七試合 スペシャルシングルマッチ 20分一本勝負
○鈴木みのる(18分1秒、TKO勝ち)伊藤麻希●
※スリーパーホールド→レフェリーストップ

◆第八試合 20分一本勝負
坂崎ユカ&○瑞希(15分43秒、アクアマリン)さくらえみ●&クリス・ブルックス

◆第九試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉○荒井優希(11分28秒 片エビ固め)上福ゆき●〈挑戦者〉
※Finally。第12代王者が2度目の防衛に成功。

◆セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
〈王者組〉水波綾&●愛野ユキ(15分57秒、片エビ固め)鈴芽○&遠藤有栖〈挑戦者組〉
※リング・ア・ベル。ユキニキが初防衛に失敗、でいじーもんきーが第16代王者組となる。

◆メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉●山下実優(20分7秒、片エビ固め)渡辺未詩○〈挑戦者〉
※ティアドロップ。山下が4度目の防衛に失敗、未詩が第14代王者となる。
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