K-1ファイター大久保琉唯のこれだけは譲れないこだわり「何をするにしても誰よりも格闘技のことを考えている。譲れない大切なもの」

(撮影・堀田真央人)
ではK-1以外では?
「K-1以外でも格闘技のことを思っているというか、プロとしての自覚を持って活動している人ってめちゃくちゃいると思うんですよ。そういう人を見ていると試合前の煽りとかもそうですが、そういうことをひっくるめて格闘技のことを考えているんじゃないかなと最近ものすごく感じていて。だから他の団体の選手でも試合前にSNSで吹っかけたりしているのも、ある意味仕事をしているのかなと感じています」
そういうSNSでの煽り合いという観点でいうと、最近の大久保選手と横浜BUNTAI大会で対戦する永坂吏羅選手とのやり合いは見ていて安心できてホッとできる部分がありますよね。
「はい。行き過ぎてはないですよね」
行き過ぎないって大事ですよね。
「K-1の中にもいるんですけど、触れちゃダメなことに触れる人っているじゃないですか。政治とか宗教とか容姿とか、そういうものってたくさんあるじゃないですか。盛り上げたいという気持ちはあるかもしれないですけど、そういう方向に行っちゃうのは良くないと思うんです。だからそこをちょっと履き違えちゃっている人もいるかなって思う時はあります」
SNSでの煽り合いはあくまで試合に向かうまでの期間、みんなに注目してもらうためのものという位置づけですよね?
「そうですね」
※「第2回 言葉」5月20日公開に続く