上遠野寧吾が東虎之介との激闘制しフライ級王座決定トーナメント準決勝進出。対戦相手の海凪は昨年8月のリベンジ誓う【Krush】

準決勝に進出した安尾、大久保、海凪、上遠野(左から)(撮影・上岸卓史)

 3R、圧をかけるのは海凪。距離が詰まり組み付き、両者にホールディングの注意が出る。前に出る海凪がワンツー。有馬が右ハイを出すと海凪も左ハイを返す。有馬の蹴りがローブローとなり一時中断。有馬に注意が出る。再開。有馬が左カーフも構わず前に出てパンチを出し続ける海凪。有馬は左カーフ。海凪はワンツー。海凪は前に出てヒザをボディーに。そしてワンツー。圧を強める海凪に有馬は左ストレート、ヒザを返す。距離が詰まり互いに畳みかけられないまま試合終了。

 判定は28-30、27-30、27-30で海凪が勝利を収め、すっきりした形で準決勝進出を決めた。

 1回戦第1試合では安尾瑠輝、第2試合では大久保世璃が勝利を収め、「Krush.181」(10月25日、東京・後楽園ホール)で行われる準決勝は安尾vs大久保、海凪vs上遠野の組み合わせとなった。

 1回戦第4試合後に勝ち上がった4選手がリングに上がり、海凪は「いやあ、ちょっと上遠野くん強すぎでしょう。俺、(去年の)8月に負けてるんで、次は絶対リベンジして勝つので、もっと練習してきます。応援お願いします」とリベンジを誓う。上遠野は「ちょっと情けない試合しちゃったんで、準決勝までにもうちょっと仕上げてくるんで、応援またお願いします」と反省の弁だった。

「Krush.179」(8月23日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト/Krushフェザー級/3分3R
○岩上行統(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-27、30-27、30-28)倉田大珠(朝久道場 KING TEAM KURATA)●

◆第1試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)(2R2分24秒、KO)内田竜斗(チーム・タイガーホーク)○

◆第2試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
○寺島 想(AX GYM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=28-30、30-30、30-30)龍翔(EX ARES)●

◆第3試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
○安尾瑠輝(K-1ジム心斎橋チームレパード)(3R2分16秒、KO)渡部 蕾(KNOCK OUTクロスポイント大泉)●

◆第4試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
●吉川仁清(WIZARDキックボクシングジム)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)大久保世璃(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)○

◆第5試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
●有馬大翔(SHINE SPORTS CLUB)(判定0-3=28-30、27-30、27-30)海凪(RAUSU GYM)○

◆第6試合/第5代Krushフライ級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
○上遠野寧吾(POWER OF DREAM)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-1=29-30、30-29、30-30)東虎之介(ALONZA ABLAZE)●

◆第7試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R
●板橋武留(KIWAMI GYM)(3R1分16秒、KO)柿﨑 瑠(KNOCK OUTクロスポイント大泉)○

◆セミファイナル(第8試合)/Krushスーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●岩尾 力(POWER OF DREAM)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)大鹿統毅(K-1ジム総本部チームペガサス)○

◆メインイベント(第9試合)/Krush女子フライ級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●池内紀子(POWER OF DREAM)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定0-1=28-30、29-29、29-29)ソフィア・ツォラキドゥ(ギリシャ/PANTHERS SPORTS ACADEMY)○
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