「最後の挑戦」と腹を決めた平岡琴が「勝ちに徹する。プライドを曲げてでも獲りに行く」と王座獲得に並々ならぬ執念【RISE194】

「最後の挑戦という気持ちは持っている」と語った平岡

 この会見の前に同門の宮﨑の引退発表会見が行われたのだが、平岡は「ずっと一緒に頑張ってきた仲間が一足先に引退っていうのはすごく寂しいところもあるんですけど、新しい夢を見つけたっていうところで後ろ向きなものではないと思うので、すごく良かったなと思いますし、小雪がずっと守り続けてくれたこのRISEアトム級の価値っていうものをどんどんどんどん上げていかなきゃいけないと思います。これで価値が下がるようなことがあったら小雪が返上したことを後悔するというか、そういうふうになっては絶対にいけないと思うので、返上してどんどん価値が上がっていって良かったなって小雪も思えるように、何の後ろ髪も引かれず新しい夢に行けるように、私がこのベルトを引き継いできたいなと思っています」と決意を新たにした。

 王座決定戦にふさわしい決着について島田が「自分は倒すことにこだわっていきたいので、もちろんKOで追い狙っていきたいと思っています」とKO勝ちを口にしたのに対し平岡は「KOでっていうのが正しいのかなと思うんですけど、私は今回勝ちに徹しようと思っている。殴り合いで勝つ確率が上がると思えばもちろん殴り合いに行きますし、ポイントアウトでのほうが勝つ確率が上がると思うならポイントアウトするし。今まで私は勝ちに徹する選手って本当に嫌いだったし、それは今でも変わってないんですけど、そのプライドを曲げてまで絶対に獲りたいので、私は今回勝ちに徹した試合をします。年齢でいろいろ諦めたりとか、いろんなことを決めるのは好きではないんですけど、やっぱり前回のタイトル戦からも6年かかっているので、ここからまたそのくらいの時間がかかるってなったらちょっと難しいところはあるのかなと思うので、最後の挑戦という気持ちは持っています」と王座獲得への並々ならぬ執念を見せた。

「RISE 194」(12月14日、東京・後楽園ホール)
◆SuperFight! バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
花岡 竜(橋本道場/第3代RISEスーパーフライ級王者)vs 鈴木真彦(TEAM 寿/バンタム級2位、第7代RISEバンタム級王者)

◆第3代RISE QUEENアトム級(-46kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R
平岡 琴(TRY HARD GYM/同級2位)vs 島田知佳(team VASILEUS/同級4位)

◆ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R
チャッピー吉沼(TANG TANG FIGHT CLUB/スーパーライト級9位)vs KENTA(HAYATO GYM/スーパーライト級14位、第4代DEEP☆KICK-63kg王者)

◆アトム級(-46kg)3分3R
菊地美乃里(GONG-GYM坂戸/第3代KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級王者)vs 桃花シンデレラ(山口道場/初代DEEP☆KICK Queen-46kg王者)
<<< 1 2 3