野杁正明がスーパーボンと激闘展開もわずかに及ばず正規王座獲得ならず。若松佑弥はTKOで初防衛。吉成名高はアトム級初代王座を獲得【ONE173】

スーパーボンの左ハイ(©ONE Championship)

 3R、圧をかけてカーフ、与座キック、右フックで攻め込む野杁だが、スーパーボンは下がりながらも左のキック、左右のパンチを的確に当てていく。しかし野杁のカーフ、与座キックが効いているのは明らか。野杁がパンチをまとめるがスーパーボンもすぐに左ハイ、ヒザを打ち返し、野杁にペースは渡さない。

 4R、野杁の与座キック、右カーフが効き、スーパーボンは左の蹴りが減る。それでも右のキックとパンチ、要所での左ミドル、ヒザで対応。野杁も徐々にボディーが効き始め、圧はかけるものの手数が減る。激しい削り合いとなる。

 5R、序盤は蹴り合いから、近距離でのパンチの攻防に。圧をかける野杁だがスーパーボンもなかなか下がらず、左ハイ、ヒザ。スーパーボンのパンチにも下がらず前に出てワンツーの野杁。そこにヒザをボディーに打ち込むスーパーボン。野杁が前に出てパンチもスーパーボンは下がりながらも左ハイ、右ストレート、ヒザ。

 判定が難しい接戦となったが、結果は3-0でスーパーボン。野杁はあと一歩まで追い込むも王座統一はならなかった。