ニューバランスが年に1度のグレーデイズを記念したアート展覧会 ブランドを象徴するカラー「グレー」をいろいろな角度から再解釈
スポーツシューズブランド「ニューバランス」の伝統とブランドを象徴するカラーであるグレーを称える「Grey Days(グレーデイズ)」を記念したアート展覧会『GREY ART MUSEUM 2026-五感で感じる伝統と革新-」が5月16日に、東京・西麻布のWALL_alternativeでスタートする。
アートとの協働を通じてニューバランスのクラフトマンシップの哲学や“Grey”の思想を体感的に提示する機会として行われるイベント。2026年は「伝統と革新(Heritage with Innovation)」のテーマを起点に、ブランドのシグネチャーカラーである“Grey”を多角的に再解釈する。
会場の中心に「伝統と革新(Heritage with Innovation)」を象徴するプロダクトである「574」と「ABZORB 2000」を配置。会場構成および什器制作は建築家の萬代が手がけており、「街のコンクリートやアスファルトの色がグレーであるから、都市に調和するグレーを採用し、やがてニューバランスのシグネチャーカラーになった」という言葉を起点に、“グレーとは透明である”と捉えた萬代は、プロダクトと都市、そして鑑賞者の関係性を媒介する場として空間を構成したという。
空間、音、香り、体験、そして食へと領域を横断する、五感にひらかれた体験型展示として構成。
参加するアーティストのひとり、和泉侃は香りを用いた表現で知られる。「574」と「ABZORB 2000」の色彩から着想を得た香りを制作し、展示とともに、来場者がムエット(香水などの香りを試す紙)として持ち帰ることができる作品として提示する。さらに、その香りを“飲む”体験へと展開し、視覚的なプロダクトの印象を嗅覚や味覚へと広げる。
書家の華雪は、ニューバランスの歴史や哲学から着想を得た文字を約2メートル四方の紙に書き下ろしてブランドの精神性を身体的な痕跡として空間に定着させる。さらに「歩」という一字を通して、それぞれの内にあるイメージや感覚をたどるワークショップを行う。
サウンドアーティストの國本怜は、都市を走る風をイメージしたサウンドインスタレーションを本展のために制作。都市環境の気配を音として立ち上げた。
さらに東城信之介は、金属加工の技術を用いた視覚の揺らぎを表現する作品に加え、「グレーと色の関係性」をテーマにしたワークショップを開催。グレーは個性を引き立てるために存在する色であるというニューバランスの思想を起点に、参加者自身の色とグレーの関係性を体験的に探る。
齋田氏は、「伝統的に大事にしているモノづくりに加えて、時代を超えても足元のフィット感や安定性をより良いものにするために、進化をし続けているクラフトマンシップの姿勢を伝えたいと思い本展を企画させていただきました。クラフトマンシップに共鳴いただいたクリエイターの皆さんによるGreyの多様性、奥深さ、限りないインスピレーション…作品を通して楽しんでいただけたらと思います。五感をフルに活用しながら、自分にとってのGreyを感じていただければ」とコメントしている。
5月30日まで同所で。期間中は毎日18~24時。入場無料。

