薬膳たっぷりの「きのこ火鍋」がウマイ!きのこ、キノコ、茸だらけの渋谷「裏の山の木の子」オープン

 日に日に寒さが増してくる今日この頃、あたたかい鍋料理の恋しくなる季節がやってきた。今月オープンしたばかりの渋谷「裏の山の木の子」は、その名の通り種類豊富でユニークなきのこを世界中の薬膳やスパイス、スープとともにに煮込む日式火鍋のお店。早速、本紙グルメ記者が渋谷に向かった。

渋谷「裏の山の木の子」の名物「きのこ火鍋」1人前2200円(税込)※2人前から注文。

 東京メトロ「渋谷駅」A8出口より徒歩7分、ウッディで落ち着いたイメージの「裏の山の木の子」は「塚田農場」で知られるエー・ピーホールディングスのグループ会社、AP B.CUEが手がける新店。同店のオーナーが幼少期に食べた山の恵みが詰まった汁物や鍋料理、大人になってアジア各国を旅する中で出会った伝統料理やスパイス使いをヒントに、まるで“裏の山から採ってきたような”きのこや野菜をメインとした独自の火鍋を提供している。

 お通しはサクサクの「海老ときのこのトースト」にさっぱりした「干し豆腐のジェノベーゼあえ」で期待が高まる。最初におすすめの一品料理「裏山木ノ子春巻」をいただいた。揚げたて熱々の春巻の中に、香り高いポルチーニ茸やきのこの旨み、ベーコンの塩味が効いたホワイトソースが詰まっていて味わい深い。

 いよいよお待ちかねの名物「きのこ火鍋」が登場! かごに盛り合わせた新鮮なきのこは、長野県「キノコ村」から直接仕入れたものを中心に、常時10~12種類ほど用意しているそう。この日は黄色のタモギタケ、朱色のトキイロヒラタケ、甘シャキ味えのき、野生種えのき、ヤナギマツタケ、ヒラタケなど。まるでおとぎの国にでも迷い込んだような色とりどりのきのこに思わず感動する。

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