日高屋、20円値下げ「生ビールVSハイボール祭」開催へ 新おつまみ「コリ旨!砂肝」も発売

 中華料理チェーン「日高屋」を運営するハイデイ日高は、日高屋全店で7月4日から「生ビールVSハイボール祭」を開催することを発表した。

左からニチレイフーズの塩谷智之関東信越支社長、ハイデイ日高の青野敬成社長、キリンビールの江田雄太執行役員

 日高屋では例年、生ビールの値下げキャンペーン「生ビール祭」を実施。今年は生ビールとハイボールの対決形式として注文杯数の伸び率を競い合う。期間中は「キリン一番搾り(生)」中ジョッキが390円(税込)から370円(税込)に、「陸ハイボール」が340円(税込)から320円(税込)になる。期間限定のおつまみメニュー「コリ旨!砂肝」210円(税込)も同時発売。

 ハイデイ日高の青野敬成社長は、開催の意図を「昨年『生ビール祭』を開催した際、どうしても生ビールに注文が集中してしまい、ハイボールの売り上げが落ちる傾向が見られた。今回は両者の売り上げを平均的に伸ばしたいと考え、対決という形にした」と説明。

 昨年12月の価格改定で一時的に来店客数が減少したものの「外食チェーンの値上げが続く中、日高屋は良心的な価格設定で客足は徐々に回復し、コメ価格の高騰で特にご飯ものの注文が増えたと感じている」といい、今回の施策に「生ビールの原価率は高いが、来店客数が増加すればカバーできると考えている」と期待を込めた。

 これまでも「ちょい飲み」文化を牽引してきた同社。青野社長は「駅前中心の出店でタワーマンションに住む家族客や、東京オリンピックを機に飲食店が原則禁煙となって女性客が増え、現状は来店客の35%程度が女性客。女性のちょい飲み、特に主婦の方がママ友同士でちょい飲みという光景を何度か見ている」として「タッチパネルの導入も、今までタイミングが合わないと注文できなかったところに効果を発揮している」などと語った。

「生ビールVSハイボール祭」は8月下旬までを予定。対決の結果は9月頃に同社のSNS上で発表する。

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