
渋谷で旅に出よう!30日に旅人の旅人による旅人のためのフェス


押上からPush Up!「HERMITclothing」
専門学校の同級生だった2人とそのうち片方の幼なじみ1人の男子3人で始めた『HERMITclothing』。その通っていた学校は服飾系かと思いきや、グラフィックデザインだった。そもそもブランドを立ち上げるきっかけは2人の卒業制作。周りの同級生の作品は広告をモチーフにした「紙」ばかりだったなかで、どうして「服」を作ろうと思ったのか。
グラフィックデザインとは、フォトショップやイラストレーターといったソフトを使い、紙の上で構成されるものとして思いがち。彼らいわく、デザインを形にするということでは、やっていることは平面でも立体でも変わらないという。基本的には彼らで服や小物のデザインをし、業者に加工・成形を委託している。販売はオンライン上で行っているが、在庫を抱えるリスクは極力抑えたいという思いから、今は受注生産のかたちを取っている。
去年9月、「幼なじみの1人」の親戚がやっていた押上にある酒屋のスペースを使用できるということになってから、本格的にスタート。そこを事務所兼倉庫として使っている。最初は古着屋をやることも考えたが、自分たちでブランドを立ち上げたいという気持ちのほうが強かったという。現在はここの仕事以外でそれぞれ本業をこなしながら、地道に活動資金を稼いでいるという状況なのだとか。「最近、○○(メンバーの1人)がビール注ぎマシンになってるから、喝を入れないと」とボヤく場面も(笑)。
今回の取材、前もって彼らは弊紙をかなり読み込んできたようで、熱意がすごかった。記事にするかどうかというヒアリングの段階でも、このチャンスを生かすんだ!という感じで目をギラギラさせていた。ちなみに『HERMIT』の意味は「世捨て人」。世に出たばかりなのに思い切ったネーミングだと感じるが、これくらいの気概がないとやっていけないのかもしれない。
学校に行きたくないから、服を作っている「The ROS」
学校に行かなくてもいい理由を見つけたいという理由から、学校に行く振りをしては、河川敷に行ったり、公園でたむろしていたりしていたという『The ROS』のメンバーたち。そんな地元の同級生4人が、去年の夏、久しぶりに再会したら「みんなどうしようもなかった(笑)」と当時を振り返って話してくれた。
時を同じくして、共通の友人から音楽のラップで使う衣装を作ってほしいと無茶振りがあり、ずぶの素人が一から勉強。昔なじみのガリ版の要領で印刷していくシルクスクリーンという方法を覚えた。それ以来、服を作ることに夢中になり、ブランドを立ち上げることに。そして、これが彼らにとっての学校に行かなくてもいい理由にもなった。当然メンバーの親たちは反対したが、それも押し切って、公園でのこぎりを片手に作業台を作る日々。ところで「The ROS」の由来だが、リーダーが好きなアイスランドのロックバンド『シガー・ロス』から。
メンバーの自室を作業場としていて、その部屋はインクまみれ。シンナーのようなニオイも充満しているなかで、今も普通に生活している。なかには、ブランドを立ち上げた当初、製作に精を出しすぎて過労で胃腸炎になった者も。まさに恐れ知らず。
現在、地元・横須賀にあるアートギャラリーを定期的に借りて、期間限定出店を繰り返している。そこのオーナーとは地元のジャズバーで交流があり、客も地元民。なじみ深い地元での展開をもくろんでいるが、現状としては地元出身有名人K・Yのイベントで活躍するブランドが当分の目標。始めは広く知ってもらうために、1つ下の後輩たちに無料で配り、街で着てもらうなどの工夫もしていた。
ある日「The ROS」のリーダーが、久しぶりに学校に行ったとき、友人から同じように服を作っている「同胞」がいることを知らされる。すぐさま連絡を取ったところ、そのときちょうど卒業制作で自分たちの服を展示しているということで見に行った。そこから「HERMITclothing」との交流が始まり、この夏には他の「同胞」も集めて、先ほどの横須賀のギャラリーで発売イベントを行うという。
彼ら2組の特徴は、連絡の窓口をTwitterにしているということ。在庫をかかえなくてもいいオンライン販売と、維持費のかからないTwitterの活用は、イマドキの成せる技か。そうしたソーシャルメディアは、何かを始めようとする人にとって、心強い味方になるようだ。しかし、商売として成立させるには、正念場はここから。彼らの格闘の日々は続く。
(学生インターン・川合健悟)

東京・六本木のメルセデス・ベンツ コネクションで10日、『Dream Car Night @Mercedes-Benz Connection』が行われた。このイベントはSLS AMGやSLKなどのドリームカーを間近に、気軽に見て、触れて楽しむイベント。
登壇したメルセデス・ベンツ 日本のマーク・ボデルケ副社長は、「夢を抱かせるような魅力的なドリームカーが並んでいます。車に触れて夢を感じてください」と挨拶、それを受けて上野金太郎社長は「つまり夢を叶えるため、車を買ってくださいということです(笑))。みなさん楽しんでいってください」と挨拶。
会場には真っ赤なSLS AMGやシルバーのSLKが並び約300名のメルセデスファンが、ドリームカーとDJによる音楽を楽しんだ。
2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定の100日前となる5月30日、東京タワーで「2020東京五輪熱望ランニングイベント」が開催された。イベントに豪華なゲストが登場するとあり、小雨が降る天気の中でもたくさんの参加者が訪れた。19時、舞台上にマラソンランナーの千葉真子、EXILEのTETSUYA、タレントの増田有華、東京タワーアンバサダーでヴァイオリニストのMeiが登場、トークイベントが行われた。「東京招致できたら」というテーマでは、「聖火ランナーが格好よく走れるように裏技を伝授したい」(千葉)、「開会式で踊りたい」(TETSUYA)、「富士山に登って頂上で歌いたい」(増田)、「メイン会場でフリーライブをやり、エキサイティングなものにしたい」(Mei)と、それぞれが得意な分野で盛り上げることを公約。
その後、5色にライトアップされた東京タワーの下から、カウントダウンをし、5色の風船2020個をゲストとイベント参加者が空に放った。それと同時に大展望台に「2020」の文字が点灯すると、会場は大きな声援と拍手に包まれた。東京タワーのてっぺんを目掛けてぐんぐん上がっていく風船を見続けながら、東京招致に向け改めて思いをひとつにしたようだ。風船を見届けたあとは、千葉真子と約150人の一般ランナーが、東京タワーをいろいろな角度から眺めながら、1.2kmのコースをランニングした。100日を切って、決定の日まであとわずか。東京のシンボル東京タワーとともに、その日まで応援していこう!
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
オーストラリアのプレミアム・スパークリングワイン“シャンドン”は、ユニークなデザインのシャンドン ブリュットの夏限定サマーボトルを販売する。
太陽の日差し、アウトドア、ビーチ、そしてはじける泡。カジュアルシックにアレンジされた、夏らしいマリンストライプに身を包んだ シャンドンが、楽しさいっぱいの終わらない夏を演出。
シャンパンの伝統品種であるシャルドネ、ピノ ノワールを用いたフレッシュでエレガントなスパークリングワイン。「とりあえずビール!」は卒業して、まずは冷えたスパークリングワインでクールダウンしてみよう。
さらにこの夏、「シャンドン サマー」のイメージにアレンジされた「シャンドン サマー ハウス」が、東京ミッドタウン 1F のレストラン“Ba-tsu”に期間限定でオープン! 夏の夕暮れにぴったりな冷えたスパークリングワインで乾杯!
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。まずは、寄席や噺の中で使われるさまざまな用語を解説する「らくごのいろは編」。
女性ダンサーが曲線を生かした優雅な舞を見せれば、男性ダンサーが鍛え上げた体をフルに使いエネルギッシュな踊りを見せる—。ハワイアンフラと音楽の祭典『フェスティバル ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ 2013〜メリー・モナークとナ・ホク・ハノハノがやってくる!』は、自然を称え神にささげる踊りであるフラとハワイアンミュージックを通じて、ハワイに根付くエンターテインメントを体感できるショーだ。
本場のダンサーやミュージシャン150名以上が来日。そのなかには、世界最大のフラ・コンペティション『メリー・モナーク・フェスティバル』と、ハワイのグラミー賞とも言われる音楽賞『ナ・ホク・ハノハノ・アワーズ』の上位入賞者も含まれている。つまり、フラとハワイアンミュージックの最高峰を一挙に見ることができる貴重な機会なのだ。
3日間で全6公演が行われ、14日のみ昼公演が古典フラにフォーカスしたカヒコ・デー(一部アウアナもあり)、夜公演が現代の新しい形式のフラであるアウアナに特化したプログラムになっていて、15、16日の公演は昼・夜公演ともに、カヒコとアウアナの両方を楽しめる構成なので、それぞれ好みにあった公演を選べば十二分に楽しめそう。
ローチケではこの公演の先行販売(LEncore会員限定先着先行とプレリクエスト先着先行。ともに事前会員登録が必要)を実施中。アリーナ中央ブロック前方4列目までの女性限定席、レディースシートもローチケ限定で発売する。
日本でハワイを体験するなら、このイベントで!
毎年恒例の七夕特別企画「天の川イルミネーション」がスタート!大展望台1階の4方向すべての窓ガラスの上部と下部を青色LEDで装飾。フロア全体が青色に輝き、幻想的な雰囲気に包まれる。
昨年はチケットも完売する大人気だった。そこまでの成功は予想できた?
「今年も多分完売すると思います。でも去年はフタを開けるまでは手応えなんかなかったですよ。売れないとせっかくきていただいたアーティストさんに申し訳ないから、取りあえず満員にはしたいと思ってました」
なぜ渋谷で?
「エレキコミックの初舞台が渋谷だったし、DJを初めてやったのも渋谷だったんです。どっちも渋谷から始めたってことを考えると、縁があったんだなって…ことにしようって昨日決めました(笑)。でも今でもNHKのレギュラーを3〜4年やっていて、毎週渋谷には来てるし、通っているジムも渋谷だし」
今年の見どころは?
「ここでしか見られないものがたくさんあります。僕でいえば、エレキコミックとラーメンズの片桐仁のユニットであるエレ片で“危険日チャレンジガールズ!”という女装のアイドルユニットをやっているんですが、アルバムも出たということで、初めてフルにライブをやります。ノーナ・リーヴスの西寺郷太君と堂島孝平君が組んでいるSmall Boysというユニットと僕たちがコラボした曲があって、それも初披露します。リリースも決まってないんで、ここでしか聞けません。他にもフェスじゃないとなかなか集まらない豪華なメンツによるコラボが見られます」
発表されたアーティストを見ると、とにかくバラエティー。
「アイドルもバンドもお笑いも文化人もいる。ミュージシャンの音楽性もバラバラだし、ここまで多岐にわたって一堂に見られるっていうフェスは他にはないと思います。一日で出るアーティストの数でいえば多分日本最大。チケットも安いし、たくさん見られる。ちょっと気になっているけど生で見るほどではなかった人たちを生で見るいいチャンスだと思います。それでまた好きになってもらって、ワンマンに行ってくれたり、ファン同士の交流が生まれればいいなって思います。プラス、アーティストの人たちの交流の場にもなってくれれば。前回も木根尚登さんと大槻ケンヂさんが同じ楽屋になったらそこで意気投合して一緒にライブをやったりしていました。僕らもNegiccoさんとコラボした曲を出しましたし、そこで交流したノーナの郷太君がNegiccoさんのプロデュースをしたりというようなアーティスト同士の交流も生まれていて、良かったなと思いました」
6月4日の段階で133組の出演者が発表された。昨年の小室哲哉的なサプライズは?
「TRFさんが出ます。それは結構話題になるんじゃないかな。11日にタイムテーブルを発表します」
自身は今年も神出鬼没の八面六臂。
「今年はトークショー、キケチャレ、DJは決まっていて、あとはいろんなアーティストのところにちょっとコラボして出るかもしれません。全体的にどこかしらにはずーっと出ていると思います」
フェスの直前の5月29日にシングル『テンケテンケテン』がリリースされた。やたらと耳に残る曲。
「“テンケテンケテン”しか言ってないですからね(笑)」
そしてと6月12日にMIX CDをリリース。
「ドライブとかお掃除のときに聞いてほしい。とにかくテンション上がりますんで。去年10月に、4枚目のMIX CDのリリースパーティーやったときに、曽我部さんの書き下ろしの『月が笑っているから、ぼくらそっと東京の空を見上げる』という曲を出ている人全員とお客さん全員でライブ録音したんです。この曲は6月5日に配信されるんですけどCDは発売されないんで、ヤツイフェス用にCDをプレスしました。今回のMIX CDを買ってフェスにも来てくれる人は中に入っている引換券を持ってきてくれればその場でさしあげます。その日に買ってもOKです」
エレ片といえば、去年は片桐がインフルエンザにかかって出られなかった。
「あれはあれで盛り上がったんですけどね(笑)。今回は季節的に注意するのは食中毒くらい。これで食中毒になったらホントにびっくりしますけど。でも逆に食中毒になってほしいって気持ちもちょっと出てきましたね。そしたら3年目をやるときに “あいつマジで来るのかな”って興味も出てきますし(笑)」
仕事がある人でも中抜けして、また来ることができる。ホントの意味での都市型フェス。
6月22日は渋谷をやついがジャックする!?
(本紙・本吉英人)