SearchSearch

世界卓球代表に史上初中学生2人 伊藤、平野美選出

2015.01.23 Vol.635

 日本卓球協会は19日、中国・蘇州で4月26日〜5月3日の日程で行われる世界選手権個人戦代表の男女14人を発表し、昨年12月のワールドツアー・グランドファイナルの女子ダブルスで優勝した伊藤美誠と平野美宇を選出した。2人はともに14歳で、中学生2人の同時選出は史上初。強化本部推薦で初選出された。

 強化本部推薦は(1)国際競争力の実績(2)国際競争力向上への潜在性−をもとに決定される。平野美は昨年、世界ランク上位選手との対戦で石川、福原、平野早に次ぐ勝利をあげた。伊藤は平野美に及ばないものの、日本女子の村上恭和監督は「世界に通用するスタイルで、2020年はもっとも有望」と、その潜在能力を高く評価した。

兄弟対決制し卜部功也がK-1-60㎏初代王座獲得

2015.01.23 Vol.635

「K-1 WORLD GP2015 IN JAPAN~-60㎏初代王座決定トーナメント~」が18日、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われた。世界のトップレベルの8選手が参加したトーナメントの決勝は卜部功也vs卜部弘嵩の兄弟対決となり、弟・功也が3R判定で勝利を収め、-60㎏の初代王座に就いた。

 功也は1回戦、準決勝とほぼ無傷で乗り切ってきた。一方、弘嵩は準決勝でハビエル・エルナンデスと延長にもつれ込む死闘の末の大逆転勝ち。エルナンデスのローキックで大きなダメージを背負っての戦いとなった。

 功也はその足をローキックで蹴りまくる。すぐに踏ん張りが利かなくなった弘嵩だが、コーナーやロープを背負い、巧みにディフェンス。エルナンデスを倒した一瞬のパンチで逆転を狙う。しかし2R終了時には自力で歩いてコーナーに戻れないほどのダメージの弘嵩に功也を倒すまでの力は残されていなかった。

 試合後、功也は「いつも僕は兄の背中を見て育ってきました。まだまだ未熟ですけど、これからは兄の後ろではなく、兄弟横に並んで、このK-1を盛り上げていきたいと思っています」と挨拶。

 試合後の会見では「もちろんこのままじゃ終わらないですよ」という弘嵩に対し、功也は翌日の一夜明け会見では「これでおしまいです」と話した。

 スーパーファイトでは昨年11月に行われた「-65㎏初代王座決定トーナメント~」を制したゲーオ・フェアテックスと木村“フィリップ”ミノルが対戦。木村が最終ラウンドにダウンを奪い、2-0の判定で勝利を収めた。木村はトーナメントでは1回戦で敗退しているのだが、前田憲作プロデューサーの「何かをやってくれる選手」という大抜擢にこたえた形。試合前のビッグマウスが恒例となっている木村は今回も言いたい放題だったが、試合後のリングでは「死に物狂いで頑張った。2カ月じゃ差は縮まらないとか、絶対無理と言われました。でも絶対に不可能なことでも、自分と向き合って一生懸命練習すれば勝てると証明したかった」と一瞬感極まる場面も。しかし最後は「これからは俺の時代。これから格闘技界盛り上げるから安心してついてこい!!」と締めた。

 K-1 MAXの中心選手で今回満を持してのK-1凱旋となった佐藤嘉洋。その佐藤は2年前にKO負けを喫したサニー・ダルベックと対戦。3Rでは決着がつかず、延長にもつれこんだが、ダルベックが2度のダウンを奪いKOで佐藤を沈めた。

 今後のK-1は4月19日に「K-1 WORLD GP 2015 ~-55kg初代王座決定トーナメント~」、7月4日に「K-1 WORLD GP 2015 ~-70kg初代王座決定トーナメント~」がともに東京・国立代々木競技場第二体育館で行われる。

奥田民生 初のアメリカライブ「アウェイ感なかった」

2015.01.23 Vol.635

 奥田民生がアメリカのロサンゼルスで17、19日(現地時間)にライブを行った。奥田がメンバーとして参加している米バンドのThe Verbsでのライブで、奥田がアメリカでライブをするのは初めて。17日のライブでは、ニューアルバム『Cover Story』の楽曲を含む5曲をプレーした。ライブを終えた奥田は「あんまりアウェイ感はあんかったかな。面白かったし、明日にでもまたアメリカでライブをしたい」と意気込んでいた。

 ニューアルバムの日本盤は3月18日発売。

ローラが新スイーツPR「チョコもらえなかった男の人に!」

2015.01.23 Vol.635

 ローラが22日、都内で行われた本格スイーツブランド「Rola Sweets factory」の発表会に出席した。自身がトータルにプロデュースするオリジナルスイーツを販売するもので、チョコレートをベースにした商品を展開する。ローラは「チョコチョコ作ったからすごくおいしいと思う」と、自信たっぷりにプッシュした。

 このブランドは、ローラとコンビニの人気デザートを手掛けるロピアがコラボしたもの。料理やお菓子作りが得意というローラが、何度も試食を重ねたうえ、デコレーションやパッケージ、商品名の選定にも参加して作り上げた。ラインアップは「香ばしアーモンドのぜいたくチョコプリンです。」「ほっぺた落ちる生チョコっち。」「パクパク食べちゃうチョコエクレアだよ。」など全5商品。「何度も食べたくなる甘さだとか、チョコレートもただのチョコじゃなくてとろみをつけたり中身を追加したりしたの!」と開発を振り返った。

 ローラは、「仕事の帰りに買ったりとか、女の人がご褒美として買ってくれるスイーツになったらいいな。あ、バレンタインデーにチョコもらえなかった!っていう男の人にもいいかもね!」と、いつもの調子でPR。自分自身のバレンタインデーについては「今年、あるよ。すごい楽しみにしているし、迷ってて。でも何か作る」と話した。

 2月1日から全国のスーパーマーケットで発売開始。サークルKサンクスなどでは、限定商品を含めた3商品を27日から先行販売する。3月には、オーガニック素材などにこだわったやヘルシースイーツシリーズを発売予定。

今週の一言 2015.1.9〜2015.1.22

2015.01.23 Vol.635

 つまようじ少年「(昨年)8月以降、万引はいっさいしていない」(供述)→8月以降…じゃ7月にはやってたんか?

 つまようじでもう一本「少年法を改正するために有名になり、英雄になる必要があった。発言力を増すための準備として投稿した」(供述)→少年法の前に教育基本法から改正の必要があるな。

 地下鉄サリン事件で夫を失った高橋シズヱさん「被害者として言いたいことを検察に訴えたが、ことごとく削られた。それがスリムな冒頭陳述につながったのではないか」(16日、元オウム真理教信者、高橋克也被告の初公判閉廷後の会見で)→なぜスリムにする必要が…!?

「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏が高橋被告から遺族への謝罪の言葉がない点について「麻原を信仰していると推察するのが合理的でないか」(19日、高橋克也被告の第2回公判に出廷し、その閉廷後に取材に対し)→信じる力って怖い。

 元オウム真理教幹部の井上嘉浩死刑囚が証言「高橋被告に『教祖の指示でポア(殺害)することになった』と伝えた」(21日、高橋克也被告の第4回公判で)→高橋被告はVX事件について殺意と共謀を否定。さてどちらがウソをついているのやら。

 民主党の岡田克也新代表「維新と同じ党になることは到底考えられない」「維新が変われば、いろんな可能性がある」
(18日、就任記者会見で)→バラバラにやっててもラチあかなそうだけどね〜。

 松本人志が高橋ジョージと三船美佳の離婚問題について「美佳さんは(結婚が)早かったよね、16歳って。三田さんみたいに遊んでるほうがいい」(18日放送の『ワイドナショー』で)→ホントに。いや、前半部分ね。

 ヤンキースから今季、広島に復帰する黒田博樹投手「悩んだ結果、もし日本に帰るなら今年が最後だと思った」(15日、ロサンゼルス近郊で報道陣に)→いちいち泣かせる。

 日本サッカー協会の大仁邦弥会長が日本代表のアギーレ監督らによる八百長疑惑に関するスペイン検察当局の告発が受理されたことを受け「アジア・カップの最中は代表の戦いを最優先したい。終わったら協会の考え、対応を説明する」「受理されないことを祈っていたが残念。重く受け止めないといけない」(15日、会見で)→疑わしきは罰せず、でいいんじゃないの?

 クルム伊達公子が全豪オープンテニス女子シングルス1回戦で敗れ「試合がどうこうよりも先が見えない。1月に入ってからずっと体がついていかない」(20日の試合後)→44歳にして向上心ありすぎ。

 サッカー日本代表の本田圭佑がパレスチナ戦の主審の判定について「まるでバスケットボールのようだった」(12日、試合後に)→これで罰金5000ドル(約58万8000円)。厳しいね〜。

 大阪市の橋下徹市長が関西電力が国に電気料金の再値上げ申請していることについて「大反対。社員の厚遇に切り込み、徹底した給与カットをすべきだ」(22日、大阪市役所で記者団に)→全くだ。東京電力が黒字と聞いて、ムカッとしているところにこんな話かい…。

 イスラム国と見られるグループに拘束された後藤健二さんが、ラッカに向かう前に「何が起こっても、責任は私自身にあります。どうか、日本の皆さんもシリアの人たちに何も責任を負わせないでください」(昨年10月のビデオメッセージ)→湯川さんを助けるために危険地帯に向かったという話。それはちょっとやるせない。

KEY WORD で見るニュース 2015.1.9〜2015.1.22

2015.01.23 Vol.635

国会議員団
 維新の党は20日の執行役員会で、国会議員団の活動を当面凍結し、今後の意思決定は党執行役員会に一本化する方針を決め、22日の両院議員総会で正式に決定した。これまでは党本部と国会議員団の役職が重なる部分が多く、意思決定の構図が複雑だった。だが、昨年末に橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事がそれぞれ共同代表、幹事長を退任。党本部の意思決定機関である執行役員会の大半が江田憲司代表ら国会議員で構成されるため、一本化することになった。

同性婚
 米連邦最高裁判所は16日、同性婚を禁止する州法の合憲性をめぐる裁判を審理すると発表した。最高裁は6月末までに判決を下すとみられており、州ごとに判断が異なっている同性婚を全州で認めるかどうかを問う歴史的な判決になる。同性婚をめぐっては最高裁が2013年6月、税制などでの優遇措置を異性間の婚姻関係のみに認める連邦政府の「結婚防衛法」に違憲判決を下した。一方で最高裁は同性婚を認めるかどうかの判断は州に委ね、一部の州で同性婚を禁止する法律が存続している。これまでの高裁レベルでの裁判では、同性婚禁止法を違憲とする判決が相次いでいる。

過去最高1341万人
 日本政府観光局は20日、平成26年の訪日外国人旅行者数が前年比29.4%増の1341万3600人(推計値)だったと発表した。過去最高だった25年(1036万3904人)を約300万人上回った。また、観光庁も同日、訪日客が旅行中の買い物などで消費した金額が初めて2兆円を超えたと正式に発表した。

イスラム国
 イスラム教スンニ派過激組織。前身組織は「イラクの聖戦アルカーイダ組織」。この組織は2004年10月にはイラクで香田証生さんを拉致。香田さんはその数日後に遺体で発見され、同組織がその後、香田さんの首を切断する動画を公開した。その後、いくつかの武装組織を吸収して何度か改称し、昨年6月以降は「イスラム国」を名乗っている。

オバマ大統領が一般教書演説

2015.01.23 Vol.635

 オバマ米大統領は20日夜(日本時間21日午前)、2015年の施政方針を示す一般教書演説を上下両院合同会議で行った。オバマ氏は、日本人2人を殺害すると脅迫したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の壊滅を目指す考えを強調。「イラクやシリアでは軍事力を含む米国の指導力がイスラム国の前進を食い止めている」との認識を表明。地上戦闘部隊を派遣せずイスラム国を弱体化させ、最終的に壊滅させると強調した。

 今回の演説では富裕層への優遇税制廃止と増税を表明するなど、野党・共和党との対立を辞さない「わが道を行く」的な政策を、前面に押し出した。共和党のベイナー下院議長は20日、演説を「真剣さに欠ける提案」と酷評した。ベイナー氏はオバマ氏が示した中間層支援策について、「米国経済ではなく、ワシントンの官僚組織を肥大化させるだけだ」と批判し、小さな政府を目指す立場からオバマ氏と対決する姿勢を示した。

 また全体で6493語にのぼったオバマ米大統領の一般教書演説のうち、アジア太平洋地域への言及はわずかに56語にすぎず、“アジア軽視”ともいえる内容となった。

民主党新代表は岡田が再登板

2015.01.23 Vol.635

 民主党は18日の臨時党大会で代表選の投開票を行い、岡田克也代表代行が、細野豪志元幹事長と長妻昭元厚生労働相を破り、新しい代表に選出された。岡田氏は投票前の演説や記者会見で、安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認に反対する姿勢を強調し、安倍政権下では憲法改正議論に加わらない意向も重ねて表明。野党再編に慎重な考えを示した。22日に行われた両院議員総会で代表代行に長妻氏と蓮舫元行政刷新担当相が、細野氏が政調会長に就任した。

「イスラム国」が日本人殺害警告

2015.01.23 Vol.635

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」とみられるグループが20日、「身代金2億ドル(約236億円)を72時間以内に支払わなければ、拘束している日本人2人を殺害する」と警告するビデオ声明をネット上で発表した。ビデオでは男性戦闘員が英語で、「(日本は)イスラム国との戦いに2億ドルを支払うという最も愚かな決定をした」などと述べ、日本が有志連合による対イスラム国軍事作戦を支援していると非難した。

 拘束されているのはフリージャーナリスト・後藤健二さんと、昨年8月にイスラム国に拘束されたとされる湯川遥菜さん。後藤さんは湯川さんの解放を求めるため、現地に向かったもの。

不正追及中の検察官が謎の死

2015.01.23 Vol.635

 南米アルゼンチンで1994年に起きたユダヤ系施設への爆弾テロに関連して、フェルナンデス大統領がイラン政府と密約を交わした疑いがあるとして、捜査していた検察官が自宅で死亡していたことが19日、分かった。死亡したのは、アルベルト・ニスマン氏。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの自宅浴室で18日、頭部を銃で撃たれた状態で見つかった。銃はそばに落ちていた。捜査当局は自殺の可能性にも言及しているが、大統領の疑惑追及の最中の死に注目が集まっている。

2・22 ZST 内村洋次郎が約3年ぶりの参戦「初心に帰ってぶっとばす」

2015.01.21 Vol.634

 総合格闘技団体ZSTが21日、都内で会見を開き、2015年開幕戦『ZST.44』(2月22日、東京・ディファ有明)の追加対戦カードを発表。同大会で約3年ぶりにZST復帰を果たす内村洋次郎の相手はヒロキとなった。
 内村は2005年にZSTでプロデビューし、2011年までZSTを主戦場として戦ってきた。2007年には初代ウェルター級王座に輝くなど、初期のZSTを盛り上げた選手。
 ZSTの上原譲代表は「新しい世代の選手の中には内村選手の試合を見たことがない選手もいる。金原、内村選手の世代の選手の素晴らしさや凄さを今ZSTのリングに上がっている選手に伝えてほしい」とこのマッチメークの意味を話した。
 ヒロキはZSTのアマチュア大会からプロに勝ち上がってきた、まさに“今”のZSTを体現する選手。元ZSTウェルター級王者の山田哲也、修斗の2013年新人王の川名雄生を輩出するSHINWA MMA ACADEMYの新鋭だ。
 ヒロキは「(昨年6月の)横須賀大会以来の試合でこれだけのチャンスをいただいたので、必ずきっちり倒して勝ちたい」と挨拶。そして「ファンだったので、そういう選手と試合ができるのはうれしい。内村選手は打撃も強くてオールラウンドでなんでもできる選手だと思っているので、打撃だけではなくMMAで勝負したい」と話した。
 内村は「今回は原点回帰ということで初心に帰ってしっかりぶっとばしにいきたい。(ヒロキについては)知らなかった。でもSHINWAさんの選手なので油断はできない相手だと思う」としたうえで「今までは下の世代の選手からのオファーがあまりなかった。初めての試みだし面白そう。しっかり自分の強さを植え付けていこうかな、と思っています」と話した。
 上原代表はかつての内村について「芯がしっかりした、“強くなりたい、有名になりたい”という気持ちを持っている選手で、無茶なオファーの試合でもどんどん受けてくれた。負けることもあったけど、そういうところが今の内村選手の強さの原点だと思っている」と振り返り、「そういうところも今の選手には分かってもらいたい。(ZSTとしても)それは伝えるべきことだと思うので、今年から過去にZSTに出ていた選手にオファーをかけて、そういうものを若い選手に伝えていきたいと思っています」と会見冒頭に語った“伝えたい”という思いを強調した。

Copyrighted Image