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トレンドアイテムをお得にゲット!

2011.06.20 Vol.514
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 JR川崎駅西口直結の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」は、6月24日から夏のバーゲンを開催する。夏本番に活躍する今年のトレンドファッションアイテムをはじめ、生活雑貨、食品などが最大70%OFF。また、レストランやネイルサロンなどのサービス施設でも割引やスペシャルプレゼントなどを用意。24〜26日、7月8〜10日の6日間は、タイムセール、7月8〜10日は、3日間限定のお得な均一セールも開催する。2000円分のお買い物券を読者3名にプレゼント(係名:「ラゾーナ」)。

【バーゲン】6月24日(金)〜7月7日(木) 【クリアランス】7月8日(金)〜31日(日) 【問い合わせ】TEL:044-874-8000 【URL】http://www.lazona-kawasaki.com/


手越が“走れメロス”衣装でランニングトーク

2011.06.20 Vol.514

 大塚食品のビタミン微炭酸飲料「マッチ」の新CM発表会が6月16日に行われ、手越祐也が新CMで扮する“走れメロス”の衣装で登場した。

 手越が挑戦したメロスは、何事にも一生懸命なのに少しだけ空回りするというコミカルな役。撮影では、3キロぐらい全力で走ったという。「走ることが好きなので、楽しかったです。この衣装も走りやすかったです」との強気な発言に挑戦するかのように、壇上になんとルームランナーが登場。走りながらのトークセッションとなった。しかし、「汗はかいています」と言いながらも、時速25キロでも息一つ切らさずに走りきってみせた。


音楽の力で被災者を元気に

2011.06.20 Vol.514
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 東日本大震災の被災者へのエールをこめた応援歌「RESTART」チャリティーイベントが12日、東京ミッドタウンで開催された。同楽曲は、TUBEのメンバーの「音楽人として何かできないか。歌声を通じて元気を届けたい」という思いにより作られ、賛同した王貞治ら著名人173名が「RESTART JAPAN with TUBE」として歌やコーラス、朗読で参加。会場では、参加者全員が出演するビデオクリップが流された。イベントには、31名の著名人がかけつけ、1500人のお客さんと同曲を大合唱。終了後は、当日会場でCDを購入した全員と握手会が行われた。

 TUBEの前田は「被災者に“がんばって”というのは、やめたい。笑える日まで、末永く一緒にがんばらせて下さいという気持ち」と語った。

 CDの収益は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンを通じ全額寄付される。


テイラー・モムセンがサマンサタバサの新ミューズ

2011.06.19 Vol.513
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 海外ドラマ『ゴシップガール』で人気のテイラー・モムセンが、サマンサ・タバサなどサマンサグループの新ミューズを務めることになり、18日、南青山の同社で行われたイベントに出席した。同ブランドのプロモーションモデル兼コラボレートデザイナーの道端ジェシカも登場し、日米のミューズが会した。イベントには同ブランドのファンなど一般も招かれており、当初は報道陣以外の撮影は制限されていたが、テイラーとジェシカの意向で全面許可。賑やかなイベントになった。

 テイラーは初めての日本について「最高!」と大喜び。すでにキディランドを訪れたことも明かした。「みんなが薦めるから原宿にも行ってみたいけど、今回は時間がないので、次回は必ず。今から日本に戻ってくるのが楽しみだわ」と話した。
 新ミューズについても意欲的で、「サマンサグループは最高のブランド。バッグだけでも、クオリティーが高いし、いろんなスタイルがあるから誰でも欲しいと思うものがひとつ、う〜ん、10個はあるんじゃないかしら。だから自分のスタイルを見つけられるはずだと思います。何よりリーズナブルよね! 個人的にもこのブランドのファンですし、新ミューズとして活動できることを光栄に思っているわ」
 サマンサタバサ・サマンサシルヴァ by サマンサティアラ」のミューズである道端は「テイラーはこれまでのミューズにいなかったタイプ。サマンサタバサに新しい風を吹き込んでくれると思う」と期待を寄せた。
 ゴシップ誌などでは過激なファッションを好むことで知られるテイラーだが、この日は、お気に入りだという60年代のヴィンテージのワンピース。テイラー・カラーであるブラックのバッグとコーディネートしたという。ファッションポリシーについて聞かれると「大胆で、過激なのが好き。ファッションの可能性に挑戦したいわ」と話した。

 テイラーは、自身がボーカルを担当するロックバンドのTHE PRETTY RECKLESSで音楽活動も行っている。8月14、15日に千葉と大阪で行われる夏フェス、サマーソニックに出演が決定している。千葉での出演は14日。「日本で初めてのライブパフォーマンスになるので今からワクワクしています。アルバムを買って聞いて、当日は一緒に歌ってくれたらうれしいな」と笑顔を見せた。


「いま、立ち上がること。つながること」トークショー開催

2011.06.19 Vol.513
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 6月18日、都内の会場で、株式会社いろどり代表取締役社長・横石知二氏、NPO法人ファイブブリッジの山田康人氏(宮城県庁職員)、そして『ほぼ日刊イトイ新聞』の糸井重里氏によるトークショーが開催された。

 株式会社いろどりの横石社長は、徳島県上勝町で“葉っぱビジネス”を始め、地元の“おばちゃんたち”を組織する一方、都会から若者を呼び込むインターンシップで、地元の活性化を成し遂げた人物。ファイブブリッジの山田氏は、宮城県庁での勤務で培った人脈、地元の若手経営者らとの人脈などを生かし、東日本大震災で被害を受けた食品関連の中小企業を支援する「セキュリテ被災地応援ファンド」を立ち上げた中心人物の1人。『ほぼ日』の糸井氏を交えた今回のトークショーは、東日本大震災を巡って、“人と人がどうつながるか”をテーマに話が進んだ。

 糸井氏は冒頭、「リーマンショック以来、日本はこのままでいいのか、という不安をずっと抱えてきていた。そこに3.11があり、一歩を踏み出さなければならない時代になった」と語り、さらに「被災地支援のために何かしたいが、どうしていいか分からないという人も多いと思う。しかし、“何もない”という無力感からクリエイティブもスタートすると思う。そこまでハードルを下げて、考えてみたい」と被災地支援を考える突破口を示した。

「セキュリテ被災地応援ファンド」を手掛けた山田氏は、もともと自分が好きだった気仙沼のお店が復活してほしいという「すごく自分勝手な思い」で始めたこと、ツイッターでつぶやいた一言がきっかけでマイクロファンドにつながった経緯を語り、「1人じゃなくて、みんなでわいわい楽しく意見を出し合うことが大切。経験上、ある思いやアイデアを共感してくれる人が1人でもいれば、それはただの独りよがりから脱して、前に進んでいくことができると思う」と、“何かをすること”の秘けつを話した。これを受けて横石氏は、株式会社いろどりが、地元の高齢者に“生きる意義・意味”をもう一度提供することができたという経験から、「何かの役に立ちたい、認められたいという思いは誰でも持つもの。それを支えることができると物事はうまく回る。そのためには現場とかい離してはいけない」と語った。
糸井氏も「多分、自分が“主役”なのではなく“サブ”という中で、動機を見つけることがいいのではないか」と指摘。「自分が主役だと、期間は短いし、すぐにつまんなくなっちゃう。“ほめられたい”という思いはあるかもしれないけど、大拍手ばかりを、大きい通貨単位で求めると何もできなくなっちゃう。ごちゃごちゃしている時代での欲望の持ち方も問われているのかもしれない」と話し、セキュリテ被災地支援応援ファンドが、ファンドという極めて現代的なシステムでありながら、“応援したい”“信じる”という感情的なものに支えられているという有様を指して「今はお金を巡っても“信じる”“信じない”両方の価値観が柱になって、斑状になっている時代。境目の時代になっているのではないか」と話した。
 このトークショーは、糸井氏の言葉を引けば「何かの答えを出すものではない」。「今日ここに来た人たちは、多分、とてもスバらしい人たちだと思います。しかし、スバらしい人たちというのは欠点がひとつあって、スバらしくない人たちに腹を立ててしまうのがいけない。それを少しだけ肝に銘じていただけるとちょうどいい」と軽やかに指摘し、締めくくった。

 トークショーはニコニコ動画、Ustreamでも配信され、ニコ動ではおよそ1万人、Ustは800〜900人が視聴したという。株式会社いろどりのサイトはhttp://www.irodori.co.jp/、セキュリテ被災地応援ファンドはhttp://oen.securite.jp/、ほぼ日はhttp://www.1101.com/home.html。セキュリテ被災地応援ファンドは23日(木)に東京で説明会を開催する予定。



フジロックに反核・脱原発を訴える「アトミック・カフェ」登場

2011.06.16 Vol.513

 7月29〜31日に開催されるフジロックフェスティバルで、「アトミック・カフェ・フェスティバル」が復活する。16日、主催者が発表した。東日本大震災と福島第一原発の事故を受け、会場内のNGOヴィレッジと1ステージを提供。自然エネルギーを重視するエネルギー社会への転換を呼びかける。

「アトミック・カフェ・フェスティバル」に出演するのは、ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(SFUアコースティック Ver.)、加藤登紀子、斉藤和義と中村達也によるMANNISH BOYS。トークゲストとして、田中優(未来バンク事業組合)、伴英幸(原子力資料情報室)、『ヒバクシャ 世界の終わりに』『六ヶ所村ラプソディー』を手がけた映画監督の鎌仲ひとみも登場する。
 ブースでは関連の展示やオープンマイク、福島県産食材を使用したカフェも設けられる。

「アトミック・カフェ」は、1982年に、国際的に広がった反核運動をきっかけに、日本において「音楽を通じて、反核・脱原発を訴えていく」ことをテーマに掲げてスタートしたイベント。当時のイベントには、加藤登紀子、浜田省吾、宇崎竜童、尾崎豊、ザ・ブルーハーツをはじめとした、国内外のアーティストが参加した。


仁科親子が呼びかけ「脳力の診断も定期的に」

2011.06.16 Vol.513
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 玩具メーカー大手のエポック社は16日、脳力診断ができる新商品「ジグソーパズル能力診断」を発売、同日東京ビックサイトで開催された「東京おもちゃショー」で商品発表会を開いた。発表会には、子宮頸がんや乳がん検診の受診を呼びかけるACジャパンのCMでおなじみの、仁科亜季子・仁美親子が登場した。

 親子は、発表会に先立ち、特別に用意された70ピースバージョンに挑戦。この日紹介された母・亜季子の診断結果は、形状認識力、観察記憶力、推論力、色彩認識力、そしてモチベーション力という診断項目のすべてで平均値を大きく上回った。
 司会者が、親子で出演したCMによって、子宮頸がんや乳がん検診の受診率が上がったことに触れると、亜季子は「体の健診もさることながら、脳の健康診断も定期的に。そこから日本も元気になるのではないかと思います」とメッセージを送った。

■脳活性を促進!「ジグソーパズル能力診断」

「ジグソーパズル能力診断」は、ジグソーパズルを組んだ後、能力チェック問題を解き、その答えを付属のはがきに記入すると診断書が送られてくる新しいタイプのジグソーパズル。見本と完成品のイメージが反転している「左右反転見本」と、見本と完成品に違う個所が何カ所かある「間違い探し見本」の2種があり、従来のジグソーパズルと違って、見本と出来上がりが異なることからより試行錯誤が必要になり、さらなる脳活性が図れるという。複数回診断すると結果の推移も分かるため、定期的な診断が勧められている。
 監修した篠原菊紀諏訪東京理科大学教授は「脳にうれしい定期診断ですし、診断を受けることそのものがトレーニングにもなっています。いい結果を出すことではなく、結果が落ちないことが大切ですね」とコメントした。
 現在、「左右反転見本」2種、「間違い探し見本」6種の計8種類のラインアップ。それぞれ1000ピース。価格は3675円(税込)〜。詳細は(http://nouryokushindan.com)で。


ホンダ「フィット」にワゴンスタイルのシャトルが登場!ハイブリッドも同時発売

2011.06.16 Vol.513
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 ホンダは6月16日、ワゴンスタイルの新型コンパクトカー「フィット シャトル」「フィット シャトル ハイブリッド」を発売した。価格はガソリン車が161万円から、ハイブリッド車が181万円から。

 セダン、RV、スポーツ、ミニバンと多種多様なニーズに対応できるように、さまざまな車種を提供してきた自動車メーカーも、最近では、経済性、環境性能を追求した結果、ハイブリッドとスモール/コンパクトに車種を集約しつつある。このように車種を絞ることが、本当に使う人のことを考えたクルマ作りになっているのかと、疑問を持ったホンダが出した答えが、今回の「フィット シャトル」。扱いやすいクルマ、使えるクルマ、燃費や環境に優れたクルマ、コダワリの持てるクルマとして、「上手に贅沢ができるクルマ」というコンセプトで開発が進められた。
 ホンダ独特のセンタータンクレイアウトを採用し、大容量ラゲッジスペースと広々とした居住空間を確保していることが、「フィットシャトル」の特徴。このほか、ミドルセダンの上質と快適性、スモールクラスの経済性を追求した、コンパクトカーの常識を越える価値を創造するクルマを目指した。
 エクステリアは、流麗なフォルムに堂々とした存在感を表現。メッキを大胆に施したワイドで立体感のあるフロントグリルを持っている。インテリアは、上質さを追求。質感の高い表皮素材と各所に施したメッキパーツや塗装パーツにより、洗練された印象を演出。ミドルセダンの上質と快適性を実現した。
 ガソリン車は、1.5リッターのi-VTECエンジンを搭載し、クラストップレベルのJC08モード走行燃料消費率リッター18.6キロメートル、10・15モード走行燃料消費率リッター20キロメートルと、従来のフィットと同等の低燃費を確保。ハイブリッドはコンパクトな1.3リッターi-VTEC+IMAにより、JC08モードでリッター25.0キロメートル、10・15モードでリッター30キロメートルと、フィット ハイブリッドと同等。スモールクラスの経済性を生かしたクルマに仕上がっている。

「フィット シャトル」は、3月に発表する予定だったものの、東日本大震災の影響で発表時期が6月まで延びた。その間に、生産拠点を鈴鹿工場に移し、量産体制を整えたのだ。すでに7000台以上の予約が入っていて、納期は約2カ月となっている。9月にはこの状況が打開できるとのこと。


AKB48らがライブで献血を呼びかけ

2011.06.15 Vol.513
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  若年層に献血を呼びかける「LOVE in Action Meeting(LIVE)」が14日、日本武道館でスタートした。2日間にわたって行われ、初日はAKB48らがライブパフォーマンスを通じ、協力を呼びかけた。
  トップバッターを務めたAKB48は、いつもどおりの全力ライブ。「ヘビーローテーション」「ポニーテールとシュシュ」「会いたかった」「Everyday,カチューシャ」など人気曲をパフォーマンスしたほか、高橋みなみの「誰かのために、いま自分ができることを考え、がんばっていきたい」という言葉とともに、「誰かのために〜What can I do for someone 〜」も歌った。柏木由紀は献血についても触れ、「みなさんに献血のことをもっと知ってほしい」といったメッセージを送った。
 AKB48のほか、倉木麻衣、加藤ミリヤ、清水翔太がライブパフォーマンスを披露。加藤ミリヤはステージ上で「すべてのことに意味があるんだよ。献血もそう。私も行ってるからみんなも献血行って!」とダイレクトに呼びかけた。また、イベントのライブビューイング会場である仙台の日本製紙クリネックススタジアム宮城には、クリスタル・ケイやMetisが登場して豊かな歌声を聞かせた。
 このライブは、日本赤十字社が2009年10月から展開している若者への献血推進啓発事業「LOVE in Actionプロジェクト」の一環として行われたもの。15日も同じ会場でライブが行われ、ゆずやAAAらが出演する。


SuperflyからWeb専用スペシャルプレゼント (応募は終了しました)

2011.06.15 Vol.513
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 ヘッドライン独占インタビューで表紙を飾ったSuperflyからWeb専用のプレゼントが到着したぞ。
 ニューアルバム『Mind Travel』収録曲14曲の、それぞれのタイトルが入った缶バッジ14個がセットになっている特別品だ。

 このセットを3名にプレゼントする。

 ニューアルバムは、タイトルから予想されるように自分自身と向き合った内省的な作品だが、サウンドはその真逆で、パワフルでオープンなロック作品だ。アルバムと一緒に、缶バッジもゲットしよう。

 応募はヘッドラインプレゼントページから。
※プレゼントの応募は終了しました。



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New Album 『Mind Travel』6.15 on sale

ドラマ『BOSS』主題歌『Rollin' Days』、映画『漫才ギャング』主題歌『Beep!』、ドラマ『GOLD』主題歌『Wildflower』などテレビやCMでおなじみの楽曲7曲を含む、パッションに満ちた全14曲を収録。初回限定盤(CD DVD)のDVDには10曲のミュージックビデオを収録した。ワーナーミュージックより発売。初回限定盤3800円、通常版は3150円(税込)。
収録内容など詳細は公式ウェブサイト(http://www.superfly-web.com/


穏やかな雰囲気のなかで…トクマルシューゴらがトノフォンフェス

2011.06.15 Vol.513
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写真・佛坂和之

 国境を越えて支持されるアーティスト、トクマルシューゴが主催する野外フェス「トノフォンフェスティバル2011」が12日、所沢・航空記念公園で行われた。レーベルメイトのSAKEROCK、アコースティックオーケストラのパスカルズらが出演し、美しく穏やかなサウンドでオーディエンスを魅了した。

■笑みがこぼれる美しいオケ、パスカルズ

 トップバッターを務めたのは、パスカルズ。ロケット・マツ率いる14人編成の“アコースティックオーケストラ的なグループ”で、メンバーのなかには、かつてバンド「たま」で活躍していたメンバーもいる。
 あくまでも“的”であるのは、彼らの奏でる音楽、彼らの存在そのものが一定の型にはまらないから。この日も、アコーディオン、トイピアノ、ウクレレにバンジョー、ピアニカなどいろいろな楽器が同じステージの上に乗り、和洋折衷でエキゾチックな音楽を鳴らした。さまざまな要素がごちゃまぜなのに、混沌に陥るのではなく美しい音楽になるのはパスカルズだから。パーカッションの石川浩司がアリーナに下り演奏するパフォーマンスもあり、観客を沸かせていた。

■淡々としたソウルフルな歌声に会場はため息、シンガーソングライターの王舟

「初めましての人もいると思いますが…」と登場したのが、王舟(おうしゅう)。上海出身のシンガーソングライターだ。本人も言ったように、一般的な認知度は高いとはいえないものの、八丁堀のアートスペース「七針」が主催するレーベルからリリースした作品が、CRJ-tokyoのチャートで初登場1位を獲得するなど、各方面から熱い注目を集めている。
 トノフォンフェスのステージでは、電気グルーヴの名曲「虹」を優しさにあふれたアレンジで歌って聞かせ、オーディエンスを魅了。セットが終わると客席から「王舟〜」と大きな歓声が飛んでいた。

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写真・佛坂和之

■物販エリアは閑古鳥? SAKEROCKが堂々ライブ!?

 バジルや香辛料の香りに引き寄せられた人たちでにぎわっていた出店の前から人が消えた。人気インストバンドのSAKEROCK(サケロック)がステージにあがったからだ。
 バンドとして乗りに乗っている彼らは、いつもどおりにマイペースにセットを進めていたかのように見えたが、途中「開放的な場所になればなるほど、ハマケン(浜野謙太)が硬くなっていく」と、星野源が暴露。さらに「シャツのボタンを上まで閉めている。それが(ハマケンが)閉じてることを反映してる」とMCを続け、笑いを誘った。
 ライブバンドとしての実力も認められているだけに、演奏は隣の野球場での掛け声やアナウンスもかき消し、SAKEROCKワールドを作り上げていた。この夏にはフジロックにも出演が決まっている。苗場ではハマケンのボタンにも注目!?

■山本精一&PHEWのライブはまるで森林浴

 SAKEROCKの和やかな雰囲気から一転、山本精一&PHEWのステージは神秘的。イベントでは、サウンドチェックからそのままセットがスタートするのだが、いつ始まったのかも分からないようなオーガニックな流れだった。
 PHEWの芯の歌声やバックにたゆたうようなギター音のひとつひとつが水面に波紋が広がっていくように会場を包み込むと、針を落としても聞こえそうなほどの静けさが広がった。その静けさたるや野外ステージという場所も手伝って森林浴をしているよう。出番が終わり客席に現れたPHEWにはファンが駆け寄って声をかけていた。

■「本当にいいです!」トクマルシューゴは感激

「本当に…いいです。ここにこんなにたくさんの人が来てくれて…いろんな人がいると思うんだけれど、いろんな人がいてくれていいと思う」。とつとつとしたトクマルシューゴのMCに、歓声やら拍手やらエールやらが飛ぶ。数え切れないほどあるフェスティバルのどれともかぶらないオリジナルなフェスを、会場いっぱいの観客が堪能した証拠だ。
 ステージでは、アルバム『PORT ENTROPY 』の曲が中心で、「Lahaha」「Drive-thru」などをプレー。アンコールでは「Rum Hee」も披露した。


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■所沢・航空記念公園という絶好のロケーション

 トノフォンフェスティバルの会場となったのは埼玉県所沢市にある航空記念公園だ。日本の航空発祥の地であることに由来する公園で、東京ドーム約11個分の広さという園内には、航空機の原理や航空技術、歴史などを楽しく知ることができる所沢航空発祥記念館があるほか、航空機をモチーフにしたオブジェや旅客機などが配置。自然も豊かで、フェスティバルの当日も家族連れでいっぱい。フェスティバルは園内にある野外ステージで行われた。

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