2016.9.23〜2016.10.6 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
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豊洲市場「盛り土」問題 都が自己検証報告も肝心なところは…
東京都の小池百合子知事は9月30日の定例記者会見で、豊洲市場の盛り土問題で、9月いっぱいを期限としていた調査報告書が事務方から届いたこと、そしてその中身を発表した。
「豊洲市場の地下空間設置と盛土がなされなかったことに関する自己検証報告」というタイトルの報告書について、まず小池氏の口から「重要な2点」が語られた。
それは「いつ、どの時点で誰が決定して、盛土をしないことになったのか」と「なぜ、都議会、都民等への説明責任を果たしてこなかったのか」という2つ。
小池氏は報告書を受けたうえで「今回の事態を招いた最も大きな要因は、ガバナンス、責任感の欠如。前の答弁をそのままコピーするといったような点、それからチェックが不足している点、さらには意思決定プロセスの不備。職種間での連携の不足」といった原因をあげ、「個人の問題もありますが、一言で言えば組織運営上のシステムの問題ということもあり、だからこそむしろ問題なのだと思っています。だからこそ都政大改革なのだというふうに思っております」と語った。
そして今後の対策として「公益通報制度」を設けることを準備をしていることを明かした。公益通報というのは職務遂行上の法令違反を通報する制度で、いわゆる内部告発。現在、通報の受け皿を弁護士事務所にするなど、内部告発者が不利益を被らないような、通報のしやすい環境を整えているという。
また、今回の問題を踏まえ、都庁のマネジメント、ガバナンス機能を強化すべく「都庁マネジメント本部」を設置。これは副知事、各局長らが参加して縦割りを超えて情報を共有していくためのもので、この日午前に早速第1回目の会議が開催されたという。
【今週の一言】2016.9.9〜2016.9.22 栗山監督、ドゥテルテ大統領、小池百合子知事、山崎拓元自民党副総裁、中川勇氏、佐々木宏氏、石原進経営委員長
日本ハムの栗山監督が大谷の164キロについて「打たれたら意味がない」(13日、試合後)→超正論。
フィリピンのドゥテルテ大統領がミンダナオ島に事実上、駐留しているアメリカ軍部隊について「アメリカと亀裂を生じさせたくないが、米軍は出ていかなくてはならない」(12日)→この人、最近過激…。
小池百合子知事が「夜8時には完全退庁。このことを都庁の新しいルールにしたい」(14日、庁内放送で)→上げ足取って朝5時に来る奴が出てきたりするかもしれないから、入り時間も決めましょうよ。
山崎拓元自民党副総裁が「加藤の乱」について「一度も止めなかった僕が悪かった。すまん」(15日、加藤紘一氏の合同葬の弔辞で)→いや、仕方ない。
政務活動費不正問題で辞職した富山市議会元議長の中川勇氏「老後の心配があった」(18日、朝日新聞の取材に)→俺のほうがあるわ。
東京五輪へのハンドオーバーセレモニーの演出などを手がけた佐々木宏氏が「安倍マリオ」について「マリオに似て、ひげが似合い、小柄で俊敏性のあるアスリートを探していた」(9日、会見で)→元大洋のポンセくらいしかおらんがな。
NHKの石原進経営委員長「公共放送を維持していくためには、ネット配信であっても何らかの受信料をいただく必要がある」(13日)→じゃNHKいらない。
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2020年7月24日0時まで時を刻む時計の針が動き出した!!
小池知事が築地移転延期決断
東京都の小池百合子知事は8月31日、都庁で記者会見を開き、11月7日に予定していた築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転について「安全性への懸念」「不透明な費用の増加」「情報公開の不足」の3つの疑問点を挙げ、延期を正式に表明した。
そして外部識者による「市場問題プロジェクトチーム(PT)」を立ち上げ、土壌汚染の安全性や5884億円にまで膨らんだ総事業費の検証などを行う考えを示した。
【新連載】小池百合子の「東京大改革宣言」 一つ一つ結果を出し、東京を変えていきます
人口1360万人、総予算額は13兆円を超え、スウェーデン一国に相当。首都・東京の知事の責任は実に大きなものがあります。
この度の都知事選でこれまで最多の21名の立候補者の中で、望外の291万余の票を得て、当選を果たすことができました。事前に寄せられた様々な調査結果では、開票とほぼ同時に「当選確実」の報を打つと耳にしていたものの、疑心暗鬼は最後まで続きました。候補者特有の不安心理というものです。
政党や組織の推薦ナシの立候補には当初は「無謀」「自爆」と受け止められました。ふつう、先の参院選で投じられた政党別の得票数を足して、誰が有力、誰が不利と判断されるものです。しかし、ものごとは「足し算」だけで決まるわけではありません。私はあくまでポジティブに「掛け算で行こう」と考えました。
手段として、これまで何度も訴えてきた「ポイント・グリーン」作戦で臨むことにしました。街頭演説や集会に来る方に、Tシャツやタオルなど、どこかに緑色のものを身に着けてくださいとの呼びかけをしました。「東京を環境先進都市に」という私の政策に賛同してくださる方がどんどんと広がり、各地の演説会場はいつしか「ゆりこグリーン」に染められるようになりました。なかにはブロッコリーやキュウリなどの緑の野菜を手にした人も。
選挙は「助けてください」「男にしてください」と悲壮感を漂わせた方が勝ち!とされますが、逆です。集ってくださる方は、皆笑顔で楽しんでいるのです。選挙に関わるのは初めてという方々も多く、その広がりは感動的でもありました。銀座四丁目交差点が人で埋め尽くされた時には、私の頬に一筋の涙がつたわりました。
もちろんネガティブな思いは山ほどありましたが、多くの方々の協力を得、長年積み重ねてきた都民ファーストの政策を愚直に訴え続けた結果が出ました。それだけに責任は重大です。
東京五輪・パラリンピック、築地市場移転、議会との関係など、課題は山積していますが、16万人を超える都庁職員の士気を高めながら、一つ一つ結果を出します。
そう、イチローのメジャー3000本ヒットと同じように。ご期待ください。 (東京都知事)
【Yuriko’s VOICE】
「決まった日程を第一に考えず、皆さんの納得、安心を優先させたい」(8月16日、築地市場視察時に)
小池都知事が豊洲市場を視察
2016.8.5〜2016.8.18 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
小池氏、新党は「選択肢」
2016.8.5〜2016.8.18 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE WEEK>
就任会見で「過去の慣例にとらわれない『都民ファースト』の改革を進める」 小池百合子新都知事が初登庁
東京都知事選で初当選した小池百合子知事(64)が2日、初登庁した。
選挙戦とは一転、白のスーツに青いシャツ姿で午前9時半ごろに登庁した小池氏を正面玄関で、約1000人の都職員が拍手で迎えた。東京消防庁音楽隊が「オリンピックマーチ」などを演奏する中、女性職員から名前にちなんだ白いユリの花束を手渡された。
その後、都選挙管理委員から当選証書を受領。恒例の都議会のあいさつ回りを行った。
議長室では都議会の川井重勇議長(自民)が「知事と議会は両輪です。一輪車にならないように」と言うと、小池氏と並んだ写真の撮影を求めた報道陣に「あなた(報道陣)の要望に応える必要はないから」と拒否。「どうもご苦労さまでした」と小池氏に退室を促した。自民党控室では幹事長と政調会長が不在で、ナンバー3の高橋信博総務会長ら2人が対応。「よろしくお願いします」と握手したが、滞在は約30秒に終わった。
ちなみに他会派は幹事長、政調会長が対応している。
小池氏は川井議長に写真撮影を断られたことについては「残念な思いだった。(連携を)真摯にお願いし、理解を深めていただきたいと考えている」と述べた。
午後1時半から行われた就任会見で小池氏は公約に掲げた「東京大改革」を実現するため、自らを本部長とした「都政改革本部」を庁内に常設すると表明。外部人材を登用し、「過去の慣例にとらわれない『都民ファースト』の改革を進める」と決意を述べた。
本部内には2020年東京五輪・パラリンピックと、情報公開の2つの調査チームを設置。五輪開催費が膨張する中、予算や入札状況などをチェックして妥当性を検証し、9月をめどに中間報告をまとめる。情報公開についてはルールを見直し、「都政の透明化を図りたい」とした。
幹部職員らに対する訓示では、情報公開など都政の透明化を図ることで、信頼回復につなげる考えを示した。仕事に臨む姿勢については「できない理由探しよりも、できる方法を考える」「『検討します』といって引き延ばさない」「『大義』のない政策は政策に値しない。それに加え、都民の『共感』を呼ぶことも大切だ」などと注文を付けた。
【都知事選】本紙コラムニスト・小池百合子氏が都知事選圧勝
舛添要一前東京都知事の辞職に伴う東京都知事選が7月31日に投開票され、本紙コラムニストで元防衛相の小池百合子氏が291万2628万票を獲得し、当選した。開票直後に当確が出る圧勝だった。
今回の選挙では史上最多の21人が立候補。都知事選では石原慎太郎氏が1999年に当選して以降、「後出しじゃんけん」が主流となり、十分な政策論議ができないまま選挙戦に突入するという、都民不在の状況が続いていた。
小池氏は6月29日にいちはやく出馬表明会見を開き、結果としてそんな悪しき慣習を打ち破った形となった。
小池氏が手を挙げたにも関わらず、自民党は参院選中を理由にすぐに推薦することなく、小池氏が推薦願を取り下げるや、元岩手県知事の増田寛也氏を推薦。自民党は平成11年以来の分裂選挙となった。
ちなみに小池氏を推薦しなかったことについてジャーナリストの池上彰氏の質問に下村博文都連会長代行は「推薦しなかったのではなく、彼女が推薦書を持ってきたけど取り下げた」などと説明している。
一方、野党4党(民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたち)は参院選に続き統一候補を立てるべく動き、最終的にジャーナリストの鳥越俊太郎氏を支援。宇都宮健児氏という過去2回の都知事選で次点の票を集めた候補もいたのだが、宇都宮氏は告示日前日の13日夜に出馬を断念。鳥越氏で勝負に出たのだが、政策も準備できていなければ、現在東京が置かれている状況もいまいち把握できておらず、期待は高かったものの徐々に有権者の頭に中に「?」が浮かぶ状況に。そして7月21日には過去の女性スキャンダル疑惑が週刊文春に掲載される。ここできっちりと説明責任を果たせば、まだなんとかなったかもしれないのだが、報道陣の質問に答えることなく文春を選挙妨害と名誉棄損で告訴。28日には週刊新潮が12年前の取材の経緯を含め、同じ疑惑を掲載すると、鳥越氏はこれも告訴。ジャーナリストとしての常日ごろの言動とは異なる行動に終始した。
小池百合子氏「東京オリンピック・パラリンピック開催に向け都民に明快な説明が必要」
“日本を元気に”をコンセプトに多彩な活動を行う〈JAPAN MOVE UP/ TEAM2020〉が21日、都内にて2020年の東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるための異業種交流イベントを開催。東京都知事選に出馬を表明している小池百合子氏も登場し「2020年は、これまでにないオリンピック・パラリンピックにしたい」とアピールした。
都内中心部のみならず奥多摩町や八丈島などにも駆けつけるなど連日、精力的に街頭演説を行う小池氏。この日もイメージカラーのグリーンのジャケット姿で登場。「2020年の東京オリンピック・パラリンピックはみんなで盛り上げていきたい。試合はアスリート・ファーストだが、東京都知事候補として言わせていただくと、都民一人ひとりがアスリートになった気持ちで大会を盛り上げられればいい。そのためには、どんな大会にするのか都民の皆さんに納得していただけるような明快な説明が必要。都知事になったら、そこもしっかりとやっていきたい」と語り、支持を訴えた。