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故坂本龍一さんが生前最後に手掛けていた舞台作品「TIME」が一周忌となる3月28日に上演スタート

2024.03.28 Vol.Web Original

 昨年3月28日に死去した坂本龍一さんが生前最後に手掛けていた舞台作品が、坂本さんの一周忌となる3月28日に日本初演を迎えることとなった。

 その作品はRYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI「TIME」。前日の3月27日に、上演される東京・初台の新国立劇場 中劇場で公開ゲネプロが行われた。

 同作は1999年に日本武道館、大阪城ホールで上演され、約4万枚のチケットが即完売した公演「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」に続き、坂本さんが全曲を書き下ろし、高谷史郎(ダムタイプ)とコンセプトを考案、創作したもの。2017年から約4年の製作期間を経て、2021年に坂本さんがこの年のアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得た。

『オッペンハイマー』と合わせて見たい舞台が3月16日から上演。原爆の開発に従事した米国の科学者を題材とした舞台『イノセント・ピープル』

2024.03.14 Vol.Web Original

 演劇ポータルサイトとして長く演劇ファンに親しまれている「CoRich舞台芸術!」が初めて舞台公演のプロデュースを手掛けた『イノセント・ピープル 〜原爆を作った男たちの65年〜』が3月16日から東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演される。

 同作は2010年に劇団昴で上演され、2013年にも再演されている作品。今回はCoRich舞台芸術!が「名作リメイク」として再上演するという試み。

 物語は原子爆弾の開発に従事した米国の科学者ブライアン・ウッドら5人の若者の生涯と第二次世界大戦後も朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラン・イラク戦争と戦争を続けたアメリカの姿が重ね合わされ進んでいく。アメリカの戦後65年を日本人の脚本家、畑澤聖悟が描いた異色作。

 上演は3月16~24日。くしくも先日行われた「第96回アカデミー賞」では「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた映画『オッペンハイマー』が作品賞を含む7冠に輝いた。こちらは3月29日から日本での上映が始まるのだが、合わせて見てみることで、原爆、紛争、それに伴う人々の機微といったものをさまざまな角度から考えるいい機会となるかもしれない。

Hey! Say! JUMPの髙木雄也と清水くるみで10の情事「どう感じるかを大事にして」舞台『東京輪舞』10日開幕

2024.03.10 Vol.Web Original

 

 Hey! Say! JUMPの髙木雄也と清水くるみで10の情事を描いていく舞台『東京輪舞』が3月10日、渋谷区のPARCO劇場で開幕する。


 初日を控えた9日、プレスコールが行われ、劇中の一部が公開された。東京、トーキョー、とうきょうといろいろな東京で埋め尽くされた舞台上で、髙木と清水がドキドキする会話と、ドキッとするフレーズ、一抹の切なさと嫌な感じも、さまざまな感情を呼び起こした。

 緊迫したシーンでプレスコールを終えると、髙木はすくっと立ち上がって「すごいところで終わりました」と笑って舞台裏に消え、清水、脚本の山本卓卓、演出と美術を担当した杉原邦生とともに登場し、取材に対応した。

 翌日10日に初日を控え、髙木は「キャスト、スタッフの皆さんで一丸となって作り上げてきたので、ようやく皆さんにお披露目できるのかというのと、早かったなーっていう、ドキドキとワクワクのフィフティフィフティ状態。自分ができることは100%やってきたつもりなので、早くみなさんに見ていただけるとうれしいです」と、意気込みのコメント。

 清水も1カ月強の稽古期間はあっという間だったとしたうえで、「見ごたえがあるんじゃないかなって思って。このセットにワクワクしますし、(髙木と)2人で8役、6役やらせていただいて、きっと面白いものになってるんじゃないかなと思って。皆さんの反応が気になるんですけど、精一杯頑張りたいと思います」と、笑顔を見せた。

GENICの増子敦貴が意気込み「ハクのように!高く舞い上がって…」? 舞台『千と千尋の神隠し』

2024.03.01 Vol.Web Original


 7人組ダンス&ボーカルグループ、GENICのメンバーで俳優の増子敦貴が2月29日、都内で行われた舞台『千と千尋の神隠し』(3月11日開幕、帝国劇場)の製作発表会見に出席した。

 宮﨑駿による不朽の名作『千と千尋の神隠し』を英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターであるジョン・ケアードの翻案・演出で舞台化。2022年に世界で初めて舞台化された際には、主人公の千尋を橋本環奈と上白石萌音がWキャストで務め、大きな話題を呼んだ。

 増子は今回オーディションを勝ち抜いてハク役に抜てきされた。

 ハクをどのように演じたいかをキャッチフレーズで答えてほしいとリクエストされると「僕は東北出身で色白でよく消えそうと言われるので、”消えそうなハク”です」と増子。「ライトが当たると、色白で消えそうと言われるので……」と苦笑い。そして「ハクのように! あ、龍のように! 天高く舞い上がって……舞い上がる?(笑) とにかく全力で頑張ります!」と意気込んだ。

中尾明慶と永尾柚乃が杖を振ってPR! 舞台版ハリポタ春の応援大使に就任

2024.02.27 Vol.Web Original

  

 俳優の中尾明慶と永尾柚乃が上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の春の応援大使に就任、2月27日、TBS赤坂ACTシアターで就任会見した。

 2人は、劇中に登場するホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちと同じマント姿でトローリ―を押して登場。永尾は「今からホグワーツに行く感じで、すごく楽しみです」とハイテンションだった。

 舞台は、「ハリー・ポッター」シリーズの作者であるJ.Kローリングが舞台のために書き下ろした作品で、シリーズとしては8作目。父親になったハリー・ポッターと息子のアルバスを軸に描く冒険物語だ。

 すでに舞台は観劇済みだという2人。中尾は小学4年の息子と一緒に見たといい、「大興奮でした。3時間40分あるので、集中して見れるのかなと思っていたんですけど、最終的には『パパ面白かったよ、ありがとう』と。子どもも大人も楽しめる舞台っていいなと思いました」

 司会者が中尾に大使就任のことを伝えたかと聞くと、「伝えたんですけど、春の応援大使って何するのって言われました。ハリー・ポッターを見てねっていう仕事だよって言いました」

 そのやりとりを聞いた永尾は「子どもさんがすごく偉いなと思いました。パパにありがとうと言うのが立派ですね」とコメント。そのしっかりしすぎたコメントに客席が湧いた。

舞台「天才バカボンのパパなのだ」出演の俳優陣が稽古場の真面目な芸人たちの様子を暴露「演出家の言うことを100聞いている」「どんな時でも100%」

2024.02.21 Vol.Web Original

「僕らは100聞いてないですから(笑)」

 舞台「天才バカボンのパパなのだ」が2月21日から東京・下北沢の本多劇場で開幕した。今回は芸人と俳優という普段は違うフィールドで活躍する者同士が集まっての座組での公演。お笑いコンビ「男性ブランコ」の浦井のりゆき、「うるとらブギーズ」の佐々木崇博、「ジェラードン」のかみちぃ、「エルフ」のはるの芸人4人が演劇初挑戦にして日本を代表する劇作家・別役実の戯曲に挑んでいる。

 同作は1978年に初演された作品。赤塚不二夫の漫画「天才バカボン」と別役の不条理な世界観が絡まり「脱線に次ぐ脱線で物語としての意味を成さず、気がついたら終わっているという内容」(演出の玉田真也)という難解なもの。

 公演に先駆け公開ゲネプロが行われ、その後の取材会ではバカボンのパパとママを演じる市川しんぺー、浅野千鶴といった小劇場出身の芸達者たちが稽古場での芸人たちの様子を明かした。

 浅野や市川はこれまで多くの舞台への出演経験があるのだが、ここまでがっつりと多くの芸人と絡むのは初めて。浅野は「役者より真面目に稽古をする方々ばかり。それに本当に驚いた。ちょっとした返し稽古で短いシーンをやるときも佐々木さんなんて大声でやって声がガラガラになるくらい真面目に100%でやる。なので自分は“普段、もっと頑張らなきゃ”と思わされました」と芸人たちとの稽古の様子を明かす。

舞台「天才バカボンのパパなのだ」が開幕。ゲネを終えた男性ブランコ浦井が「ようやくどういう芝居なのか理解できた」

2024.02.21 Vol.Web Original

 舞台「天才バカボンのパパなのだ」が2月21日から東京・下北沢の本多劇場で開幕した。今回の公演ではお笑いコンビ「男性ブランコ」の浦浦井のりひろ、「うるとらブギーズ」の佐々木崇博、「ジェラードン」のかみちぃ、「エルフ」のはるの芸人4人が演劇初挑戦にして日本を代表する劇作家・別役実の戯曲に挑んだ。

 同作は1978年に初演された作品。赤塚不二夫の漫画「天才バカボン」と別役の不条理な世界観が絡まり「脱線に次ぐ脱線で物語としての意味を成さず、気がついたら終わっているという内容」(演出の玉田真也)という難解なもの。

 公演に先駆け公開ゲネプロが行われ、その後の取材会では署長役の浦井が「少しだけですが初めてこの芝居を見る方にお客さんとして座っていただいて、ようやくこの舞台がどういう性質のものなのかというのが分かったというか“こういう芝居なんだ”ということが理解できたというか。早くお客さんの前でやってみたいなという気持ちでいる」と語るように観客や取材陣の反応にやっと手応えを感じたよう。

THE RAMPAGEのRIKU、藤原樹、浦川翔平、ハイロー舞台で三者三様 それぞれの正義をぶつけあう〈HiGH&LOW THE 戦国〉

2024.01.29 Vol.Web Original

 

 映画やドラマ作品で人気を集めるハイローこと「HiGH&LOW」シリーズの初の舞台『HiGH&LOW THE 戦国』が1月29日、新宿の歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで初日を迎える。GENERATIONSやTHE RAMPAGEといったLDHの人気ダンスボーカルグループのメンバーと宝塚歌劇団に所属する俳優が共演することでも話題になっている舞台で全38公演。これから約1カ月間、歌舞伎町が熱くなりそうだ。

 初日を翌日に控えた28日、同所で、通し稽古が公開された。

 群雄割拠の戦国時代、5つの国がそれぞれの正義を貫くために戦う。そこには彼らの戦意を利用しようとする存在もいて……。物語は、GENERATIONSの片寄涼太演じる黄斬の須和国(すわのくに)、THE RAMPAGEのRIKU演じる他国も一目置く軍事総大将・玄武を擁する尊武国(そんぶのくに)、水美舞斗演じる水の民を従える城主を継いだ男・湧水が率いる乃伎国(のぎのくに)を軸に展開する。

水美舞斗と瀬央ゆりあ、舞台版ハイローでため息もれる男っぷりで魅せる〈HiGH&LOW THE 戦国〉

2024.01.29 Vol.Web Original

 宝塚歌劇団の水美舞斗と瀬央ゆりあがGENERATIONSやTHE RAMPAGEなど人気ダンス&ボーカルグループのメンバーと共演することで話題も注目も集めている舞台『HiGH&LOW THE 戦国』が1月29日、新宿の歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕する。

 初日を控えた28日、同所で通し稽古が公開され、水美と瀬央、GENERATIONSの片寄涼太、THE RAMPAGEのRIKU、藤原樹、浦川翔平が取材に対応し、本作の魅力を語った。

 出演のオファーを受けたときの気持ちを改めて聞かれた水美は「宝塚歌劇団に所属させていただきながらも外部出演をさせていただけるのは大変光栄」としたうえで、「同時に男性の中で男として挑むのか、果たして何の役をさせていただくんだろうということは決まった時からワクワクしていました」と、にっこり。

 瀬央も「LDHさんのHiGH&LOWという歴史のある作品の舞台化に携わらせていただいたことを大変光栄に思っています。身が引き締まる思い」とした。

GENERATIONSの片寄涼太、初尽くしのハイロー舞台で、悩み、刃を交わし、歌う〈HiGH&LOW THE 戦国〉

2024.01.29 Vol.Web Original

 

 GENERATIONSの片寄涼太、宝塚歌劇団の水美舞斗、THE RAMPAGEのRIKUらが出演する、舞台『HiGH&LOW THE 戦国』が1月29日、新宿・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで開幕する。映画やドラマなどで人気のハイローこと「HiGH&LOW」シリーズ初の舞台で、約1カ月にわたって行われる全38公演はすでに完売。LDH JAPANに所属する人気ダンス&ボーカルグループのメンバーと宝塚歌劇団の俳優が共演、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」で活躍するダンサーたちも加わって、新しいハイローを届ける。

 初日を控えた28日、同所で通し稽古が公開された。

 舞台は、タイトル通り、複数の国が覇権を争う群雄割拠の戦国時代に国と国、人と人、それぞれの正義、心、そして思惑がぶつかり合い、熱っぽいストーリーが展開していく。芝居はもちろん歌やラップにダンスも。派手な立ち回りやアクロバティックなアクションあり、心揺さぶられるシーンあり、そしてLDHと宝塚歌劇団、そして各キャストのファンを喜ばせるような演出も差し込まれた総合エンタテインメント。映像や照明、大階段を思わせる舞台セットに考え抜かれた衣装もあって、約2時間半の上演時間はあっという間に過ぎていった。

ハイローが戦国時代活劇に!片寄涼太は「心からワクワク」水美舞斗、RIKUら出演で来春『HiGH&LOW THE 戦国』LDHと宝塚がタッグ

2023.10.31 Vol.Web Original

 人気シリーズ「HiGH&LOW」(ハイロー)の新作、戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』の上演が決まった。公演は2024年1月29日に、新宿・THEATER MILANO-Zaでスタートする。片寄涼太(GENERATIONS)、水美舞斗(宝塚歌劇団)、RIKU(THE RAMPAGE)らを筆頭に、LDH JAPANの所属アーティストや俳優、ダンサー、宝塚歌劇団の面々、さらにプロダンスリーグ「D.LEAGUE」のダンサーたちも出演し、迫力のストーリーを届ける。片寄は「これはただの舞台ではなく、LDHにしか出来ない至高のエンターテインメント作品」とアピールしている。

 戦乱の世、5つの国が群雄割拠するなかで、それぞれの国に彼らの戦意を自身のものにしようとする何かが忍び寄り、やがて各国を巻き込んだ大合戦に発展していく。ストーリーはもちろん、出演者が客席を縦横無尽に走り回ったり、殺陣とダンスによるアクションシーンなど見どころしかない作品になりそうだ。

 片寄は出演にあたってコメントを発表。「HiGH&LOWシリーズに演者として関わるのは初めて」としたうえで「このようなタイミングで大役をいただいたことに私自身もサプライズを感じ、未だ誰も見たことのないエンターテインメントへの挑戦に心からワクワクしています。舞台はほぼ経験のない私ですので、舞台経験の豊富な素晴らしい出演者の方々のなかで、舞台を一から学んでたくさんの刺激をいただきながら、自分の出来得る表現をこの作品に最大限にぶつけたいと思います」と意気込む。「これはただの舞台ではなく、LDHにしか出来ない至高のエンターテインメント作品」とアピールする。

 水美は宝塚歌劇以外の公演に出演するのは初めて。「初めての事尽くしでどのような舞台になるのか、今からのお稽古や本番の舞台に胸が高鳴っています。この舞台で新たな挑戦をさせていただき成長できますよう精一杯努めたいと思います」と意気込む。

 RIKUもまたシリーズ初出演。「先輩方から始まったハイローの世界が戦国時代バージョンになるということで、すごくワクワクしております!!LDHが大切に育ててきた『HiGH&LOW』を汚さぬように、素敵な演者の方々と共に切磋琢磨して最高の舞台にできるように頑張ります!」と、やる気だ。

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