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寺田匠が唯一の黒星を喫した新美貴士にリベンジ果たし初防衛に成功。「過去一怖かったが、勝ててホッとしている」【K-1】

2025.02.10 Vol.Web Original

 K-1の2025年第1弾大会となる「K-1 WORLD MAX 2025」(2月9日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で行われた「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で王者・寺田匠(team VASILEUS)が新美貴士(名古屋JKファクトリー)を相手に初防衛戦に臨み、ノンストップの打ち合いを制し判定勝ちを収め、王座を守った。

 2人は2023年6月のKrushで対戦し、新美が2つのダウンを奪った上での判定勝ちを収めている。寺田はここまでのプロ戦績は11戦10勝(4KO)1敗で、この1敗は新美につけられたもの。寺田にとっては初防衛戦にしてリベンジマッチだった。

 1R、オーソドックスの寺田とサウスポーの新美。新美はいつものようにいきなり圧をかけワンツー、左ミドル、ヒザ。寺田も打ち返すが新美は止まらない。新美は左ミドルを連打。寺田は前蹴り、ローで押し返す。とにかく前に出る新美。しかし寺田の左ストレート、左ボディーが炸裂。新美の動きが止まる。ボディーを効かされた新美のガードが下がる。なおも左ボディーの寺田。新美も左ストレートを返す。

挑戦者・新美貴士の「弱点がたくさんある」に初防衛&リベンジマッチに臨む寺田匠「レベルが違う」【K-1】

2025.02.08 Vol.Web Original

 K-1の2025年第1弾大会となる「K-1 WORLD MAX 2025」(2月9日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)の前日計量が2月8日、都内で開催された。

「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」で対戦する王者・寺田匠(team VASILEUS)は57.50kg、挑戦者の新美貴士(名古屋JKファクトリー)は57.40kgでともに規定体重をクリアした。

 寺田はプロ戦績11戦10勝(4KO)1敗。この1敗は2023年6月のKrushで新美に2つのダウンを奪われたうえでの判定負けを喫したもの。その後、昨年7月にK-1王座のトップコンテンダーと目されていた兼田将暉に判定勝ちを収め当時の王者・軍司泰斗への挑戦を実現させると、延長にもつれ込む接戦を制し王座を獲得。今回は初防衛戦にしてリベンジマッチとなる。

 新美は2020年に王座決定トーナメントを制しKrushフェザー級王座を獲得。2022年5月に久村修平に敗れるまで3度の防衛を果たした。2022年8月のK-1フェザー級世界最強決定トーナメントでは1回戦でワン・ジュングァンに敗戦、2023年3月のK-1×RISE対抗戦ではRISEフェザー級王者の門口佳佑に判定負けと大一番での敗戦が続いたが、現在2連続KO勝ちで完全復調を果たしている。

前戦でONE初勝利の野杁正明が「暫定世界王者決定戦」でタワンチャイと対戦。「こんなチャンス食いつかないわけにはいかない」【ONE】

2025.01.31 Vol.Web Original
 ONE Championshipが1月31日、都内で約1年2カ月ぶり4度目となる日本大会「ONE172:TAKERU VS RODTANG」(3月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見を開催した。
 
 1月24日に行われた「ONE170」(タイ・バンコク/インパクトアリーナ)でONE初勝利を挙げたK-1 WORLD GPスーパー・ライト級とウェルター級の元王者・野杁正明(team VASILEUS)の参戦が発表された。野杁は「フェザー級キックボクシング(−70.3kg契約)暫定世界王者決定戦」でタワンチャイ(タイ)と対戦する。
 
 会見で野杁は「日本大会という最高の舞台で過去最強の相手との対戦が決まってうれしく思う。日本大会ということで、ここにいる日本人選手全員で勝たないといけないと思うし、僕は武尊君と2人で勝たないといけないと思っているので、武尊君の前でいい形で勝って、いい流れを作ってバトンを渡して、2人揃って勝ちたいと思っている。(タワンチャイは)この前の試合でもムエタイルールだったがスーパーボン選手をパンチでKOしているし、フェザー級で誰が勝てるんだと言われるくらいすごい強い選手。パンチも蹴りもなんでも強い最高の選手だと思っている」などと語った。
 
 タワンチャイは「日本で試合ができてうれしい。そしてキックボクシングで大変強い野杁選手と試合ができることも光栄。(野杁は)パンチも蹴り、ローキックも強い選手」などと評した。

王者・安本晴翔が中国の未知なる強豪を完封しての判定勝ちにも「こんな締め方ですいません」と反省の弁【RISE185】

2025.01.26 Vol.Web Original
「RISE185」(1月25日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでRISEフェザー級王者の安本晴翔(橋本道場)がワン・シャンチン(中国/仏山温拿拳館)を相手に王座戴冠後の初戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。しかしRISEの2025年1発目の大会をKOで締めくくれず、試合後のマイクでは反省の弁に終始した。
 
 安本は昨年10月に門口佳佑を破り、2022年7月にRISEに戦場を移してから約2年3カ月にしてついに王座を獲得した。そんな新王者にRISEが用意したのはプロ戦績25戦23勝(12KO)2敗の戦績を誇る中国人ファイター、シャンチン。タイのビッグマッチ「RWS」でも勝利を収めるなどムエタイのテクニックも身に着けていると思われる未知な部分も多いファイターだ。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。安本は右ローを放つとすぐにスイッチし左ハイを蹴るとシャンチンは右ストレート。かわす安本。安本は左右のロー。シャンチンはワンツーで前に出るがかわす安本。安本はスイッチを繰り返し左右のインロー。シャンチンは重いパンチを放っていく。安本は圧をかけて左ミドル。シャンチンも右ハイを返す。安本はワンツー。シャンチンも左フック。安本はスイッチして左ミドル。シャンチンは左フック、右ロー。安本は詰めると左ミドル。安本が左フック。そこに左右のフックを振るシャンチンだが安本はバックステップ。

死闘を制して王座奪還のクレベル・コイケ「鈴木は弱虫じゃなかった」 敗れた鈴木千裕は「彼に勝つために彼に技を教えてもらう」【RIZIN.49】

2025.01.01 Vol.Web Original
 RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)のメインイベントで行われた「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に元王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が挑戦した。
 
 試合はグラウンドで主導権を握ったクレベルが3-0の判定で勝利を収め、王座奪還に成功した。
 
 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベルに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。
 
 その後、王座は朝倉未来とヴガール・ケラモフの間で決定戦が行われ、ケラモフが勝利。ケラモフにアゼルバイジャン大会で挑戦した鈴木が王座を奪取して、今年4月に金原正徳を破り初防衛に成功。今回が2度目の防衛戦だった。

久保優太「現時点では五分五分。10回やったら5回勝てるうちのそれを最初に1回引くだけ」【RIZIN.49】

2024.12.30 Vol. Web Original
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。
 
 今大会では元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)がラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)と対戦する。この試合は今後のフェザー級王座戦線を大きく左右する一戦となる。
 
 久保は今年3月に元修斗環太平洋フェザー級王者でONE Championshipにも参戦していた高橋遼伍(KRAZY BEE)に判定勝ち、7月には初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)にKO勝ちを収め、一気にフェザー級トップ戦線に浮上。フェザー級王座獲得を目標に掲げる久保にとっては勝利が義務付けられた一戦となる。
 
 シェイドゥラエフは今年6月にRIZINに初参戦を果たすと武田光司に一本勝ち、9月には元RIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタにも一本勝ちを収めている。
 
 久保は勝利の可能性について「いつも毎回100はない。勝負事なので自信はないですけど、当初試合が決まったときは個人的には5%くらい。10回やったら9.5回負ける、1回も勝てないというくらいの感じだったけど、現時点では五分五分くらいまではもってきた。10回やったら5回勝てるうちのそれを最初に1回引くだけ」との見立てを口にする。
 
 シェイドラエフの印象については「黙っていても無敗のままUFCに行って活躍するんじゃないかと思う選手。ただ僕と出会ってしまったから、1敗してからUFCに行ってほしい(笑)」とさりげなく自信のコメント。
 
 試合については「自分はやることは決まっている。間違っても自分の寝技がたまたま極まっちゃうことはまずない。寝技にまぐれはないんで。自分は8歳から立ち技格闘技をやってきた。そういった経験がある。自分が勝っているところで勝つ。それさえできればMMAでは誰にも負けないと思っている。やることは一つ」と打撃で勝負。

クレベルが「1年半待っていた。人生をかけて練習してきた」と鈴木千裕からの王座奪還へ並々ならぬ決意【RIZIN.49】

2024.12.30 Vol.Web Original
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。
 
 鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)の持つフェザー級王座に挑戦する元王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が「1年半待っていた。人生をかけて練習してきて対策は万全」などとタイトル戦にける並々ならぬ思いを口にした。。
 
 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベル・コイケに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。
 
 クレベルは「大晦日にタイトルマッチでメインイベント。めっちゃうれしい。対策はばっちりしてきている。この試合のために5日とか待っていたわけじゃない。1年半待っていた。人生をかけて練習してきて対策は万全」と王座奪還への自信を見せた。

クレベルにリベンジ誓う鈴木千裕「“殺気狂った千裕”を見せる」【RIZIN.49】

2024.12.29 Vol.Web Original
「RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で行われた。
 
 今大会ではフェザー級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)を相手に2度目の防衛戦に臨む。鈴木は今回の試合のテーマとして「“殺気狂った千裕”を見せること」と語った。
 
 2人は昨年6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベル・コイケに鈴木が挑戦する形でタイトル戦が行われる予定だったのだが、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座はく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われ、クレベルが勝利を収めている(記録上はノーコンテスト)。
 
 クレベルについては「僕が最後戦った時と変わらない」と評したうえで「本気でリベンジに燃えている。格闘技なので、完全にぶっ倒す。それが一番のリベンジ。そう思っています」とリベンジを誓う。そのうえで「テーマはリベンジと“殺気狂った千裕”を見せること。ノーコンテストであっても勝負では負けたと思っているので、それを味わった男は生半可じゃない。相当怒ってますし、ぶっ飛ばすって気持ちでいっぱい」と語った。

RISEとGLORYがさらなる関係強化で2025年に−65kgで大きな仕掛け。詳細は来年早々にも発表へ【RISE】

2024.12.22 Vol.Web Original
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)の一夜明け会見が12月22日、都内で開催された。
 
 前日はRISEとGLORYから4選手ずつが参加した「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」が行われペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)が優勝した。
 
 RISEの伊藤隆代表はかねてからこのフェザー級(−65kg)で来年も新たな動きがあることをほのめかしていたのだが、この日も「来年もまた65kgで面白いことを考えている」と改めて発言。
 
 この「面白いこと」については「まだちょっと話せないが、来年早々には発表できると思う」と語るにとどめたが「この後に会見するミスターロビーに聞いてください」と来日中のGLORYのマッチメイカー、ロビー・ティマーズ氏にげたを預けた。

寺山遼冴がRISEでは初のKO勝ちで来年のタイトル戦線殴り込みを宣言【RISE183】

2024.11.24 Vol.Web Original

 元DEEP☆KICK 53kg王者の寺山遼冴(フリー)が「RISE179」(6月30日、東京・後楽園ホール)でKING龍蔵(ROYAL KINGS)と対戦し、3Rに3度のダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 寺山は5月の牧野騎士戦から階級をフェザー級に上げて、今回が2戦目。RISEでは初のKO勝ちを収め、来年のタイトル戦線への殴り込みを宣言した。
 
 1R、サウスポーの寺山とオーソドックスの龍蔵。いきなり突っかける龍蔵。寺山はさばくと右ジャブから。龍蔵が右フック。寺山のワンツーに龍蔵は右ミドル。龍蔵が圧をかけて右ミドル。龍蔵は右インロー。寺山はワンツー。龍蔵は圧をかけて右インロー、右ハイ。寺山は右ジャブから左ストレート。寺山は左フック、右ジャブ。龍蔵が右インローを返すがローブローで中断。すぐに再開。前に出る龍蔵に寺山が左ハイも龍蔵がガード。圧をかける龍蔵をいなしてパンチを返す寺山。

久保優太が「寝たら“死”だと思っている」とシェイドゥラエフを警戒も「総合力で勝負しようとは思っていない。立ち技で勝負」【RIZIN】

2024.11.20 Vol. Web Original

 今年で10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)への出場が発表されている元K-1 WORLD GPウェルター級王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が11月20日、追加カード発表会見に出席し、ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)との試合についてコメントした。

 同カードは17日に行われた「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」で発表されている。

 久保は「前回のRIZINでこのカードが発表されてから、大きな反響をいただき、無謀とか“男気がある”とか“勇気がある”とか言われるが、僕は最短でRIZINフェザー級王者になる道を歩みたいので、このカードを組んでいただいて感謝している。シェイドゥラエフを乗り越えて、来年、絶対にフェザー級王者になりたいと思っている。今は僕の勝率は薄いかもしれないが、前回も前々回も僕はここから強くなるので、期待してください」と勝利への意欲を見せた。

 対戦相手のシェイドゥラエフについては「相手のほうが勝っているのは…やっぱり寝たら“死”だと思っている。でも僕はそもそもMMAという競技においては自分がこれまでやってきた立ち技競技を使って勝とうと思っている。MMAの総合力で勝負しようとは思っていない。なので自分の勝っている立ち技で勝負しようと思っている」と前戦の斎藤裕戦同様、テイクダウンディフェンスを駆使したうえでの打撃でのKOを狙う。

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