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今回も関東vs関西5vs5全面戦争【5・26 KHAOS.5】

2018.04.03 Vol.Web Original

メインはスーパー・ウェルター級のホープ対決「神保vs和島」
 K-1グループ第3のブランドKHAOSの第5回大会「KHAOS.5」(5月26日、東京・新宿FACE)の会見が4月3日、都内で開催され、大会コンセプトと決定カードが発表された。

 KHAOSは当日まで対戦相手が分からない「KHAOS ROYAL」「出場選手は10代だけ」、優勝者が賞金総取りのトーナメント「Money in the KHAOS」など大会ごとにテーマを決め、それに沿った試合を組んできた。今回は昨年秋に引き続き「関東vs関西」の5vs5対抗戦が行われる。

 メインを務めるのはスーパー・ウェルター級の「神保克哉vs和島大海」。神保は前戦でこの階級の元王者・中島弘貴を判定で破る殊勲の勝利を収めたばかり。和島もプロ戦績が9戦8勝1敗。勝利はすべてKO勝ちと、この階級の次代を担う者同士の戦いとなった。この2人は2016年に一度Krushで対戦し、その時は和島がKOで勝利を収めている。

 互いの印象について和島は「1回試合をしたときもパンチでダウンさせられている。パンチは強いという印象。僕が唯一負けている中島選手に勝っているので気合を入れて試合したい」と話せば、神保は「見た目では勝っている。やられたらやり返すだけ」と話す。これに対して和島が「顔では勝っている」と返すと神保は「ノーコメントで」と一言。

 和島は前戦、中国で戦い、体重超過の相手をKOで下しているのだが、「完全なアウェー。自分がダウンを取ってもシーンとしている。デビュー戦みたいな感じで初心を思い出して戦えたのでいい経験となった」と振り返った。一方、神保は「ああいうベテラン選手にも勝てるんだなという実感があった」と話した。

 今後については和島は「この試合もしっかりKOで勝って、年末のK-1大阪大会ではチンギス・アラゾフと戦いたいと思っているんですが、まだ早いかな?(笑)。アラゾフ選手と戦いたいです」、神保は「若い選手で強いのは和島選手だけ。和島選手に勝っちゃえば、いつも通りおやじ狩りに頑張ります。和島選手がアラゾフ選手と戦いたいというので、僕はジョーダン・ピケオー選手と戦いたい」と話した。

ピケオーが山内を2RKOで3度目の防衛【1・27 Krush】

2018.01.28 Vol.Web Original

ベテランの味!山内が前蹴りで先制ダウン奪うも…

「Krush.84」(1月27日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krush−70kgタイトルマッチ」でジョーダン・ピケオーが山内佑太郎を2R2分20秒、KOで破り3度目の防衛を果たした。

 山内は2日前の25日に40歳になった。対するピケオーは27歳。なおかつ日本人には6戦全勝。試合前には「この試合はスパーリングだ」と言い放ったピケオー。この強敵相手に山内がどのような戦いを見せるのかに注目が集まったが、山内は試合開始早々にやってくれた。

 1R、ピケオーがプレッシャーをかけ前に出る。山内をコーナーに詰めパンチを放ったところ、コーナーを背にした山内がドンピシャのタイミングで左前蹴りをカウンターでピケオーの顔面に叩き込むと、ピケオーがダウン。一気に会場のボルテージが上がる。

 すぐに立ち上がり反撃に出るピケオーだったが、山内をコーナーに詰めても一気に攻め込むことができない。山内がまだ何か隠し持っているかもしれない。

 山内も前蹴りを出してけん制するが、ピケオーの重いパンチは徐々に山内にダメージを与えていく。足を使ってかわし、しのぐ山内だったが、ラウンド終了直前、ピケオーはパンチの連打でダウンを奪い返す。

西京春馬が小澤海斗破り-58kg王座獲得【10・1 Krush.81】

2017.10.02 Vol.Web Original

多彩な攻撃で小澤を翻弄。2Rのダウンが決め手に
「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合でKrush-58kgタイトルマッチが行われ、王者・小澤海斗に西京春馬が挑戦した。

 この2人、今年6月のK-1さいたま大会で対戦し、西京がダウンを奪った末に判定で勝利を収めている。Krush王者として負けたままではおられない小澤がダイレクトでの再戦を要求。今回の対戦となった。

 試合は1Rから小澤のローキックに西京がストレートを合わせる展開が続き、小澤は入りにくそう。途中、西京のワンツーに小澤がバランスを崩し、スリップダウンを喫するなど、西京がペースを握る。全般的に力みが見られる小澤に対して西京のクールさが目立つ。

 2Rも西京はパンチの連打かに飛びヒザ、ローと多彩な攻撃で小澤を翻弄。小澤はローに活路を見出すが、西京は1R同様、パンチを合わせ、小澤にペースを握らせない。終盤には西京のカウンターをかわした小澤に左ストレートを放つと小澤は腰砕け気味に下段のロープにもたれ、ダウンを取られる。

安保璃紅vs郷州征宜の-60kgタイトル戦決定 10・1「Krush.81」

2017.08.09 Vol.Web Original

郷州「耳が聞こえなくてもベルトが取れるということを証明したい」
「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが8月9日発表された。
 8月大会で行われた「Krush-60kg次期挑戦者決定トーナメント」決勝で勝利を収めた郷州征宜が王者・安保璃紅に挑戦する「Krush-60kgタイトルマッチ」が行われる。王者・安保は初防衛戦。先に発表された小澤海斗vs西京春馬の「Krush-58kgタイトルマッチ」とダブルメインイベントとなる。

 この2人は4月の「王座決定トーナメント」準決勝で対戦し安保が勝利を収めている。

 郷州は「試合が終わったばかりですぐに試合が組まれて感謝。4月に安保選手に敗れてしまったんですが、忘れ物を早くとりに行きたいと思っている」、安保は「いつもと変わらずに自分の戦い方、自分の勝ち方でしっかりKOできるように頑張りたい」とそれぞれ挨拶。
 
 短い間隔での再戦に安保は「こんなに早く再戦?とは思ったが前回の試合で郷州選手の熱い気持ちが伝わったので、その気持ちをちゃんとぶつけてきてくれたら、俺も対峙します」と話した。

 お互いの印象については安保が「フィジカルが強くてタフ。一発一発が重い」、郷州は「スピードがある。前回の試合はそのスピードで翻弄されてしまったので、今回はそのスピード対策をする。自分もついにテクニックを見せる時が来たのかと思います。テクニックの練習をして安保選手を逆に翻弄させようかと思っています」と話した。

 郷州は過去に他団体でタイトルに挑戦したことがあるがいまだ無冠とあって「今まで取れなかったのは今回のためだったんだという試合を見せたい。私は耳が聞こえません。でも耳が聞こえなくてもベルトが取れるということを証明したいと思っています。おこがましいですが、同じ境遇の子供たちに夢や希望を与えたいと思っています。そして自分の夢をかなえたい。そのためには絶対負けるわけにはいきません。絶対に勝ちます」と並々ならぬ意気込みを語った。

 一方の安保は初防衛戦について「プレッシャーはない。生年月日が平成9年9月9日でラッキーナンバーが9。今回はプロ9戦目なので9戦9勝にしたいということで気合を入れている。絶対に負けられない」と返した。

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