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6年ぶりの名古屋大会に燃える大岩龍矢「声出し対決だ! 声を出して勝つ!」と打倒アギーレを宣言【Krush.168】

2024.10.09 Vol.Web Original

 Krushの6年ぶりの名古屋大会となる「Krush.168 ~in NAGOYA~」(11月23日、愛知・名古屋国際会議場)の第1弾カード発表会見が10月8日、都内で開催された。

 名古屋出身でKrushライト級王者の大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がメインイベントでトーマス・アギーレ(アルゼンチン/Dojo Serpiente)と対戦する。

 Krushは2013~2018年に名古屋大会を開催。大岩は7月の後楽園大会で王者・伊藤健人を破り王座を獲得したのだが、試合後のマイクでここ最近行われていない名古屋でのKrush開催をアピールした。これを受け、宮田充Krushプロデューサーが開催に向け動いたところ、かつて使用していた名古屋国際会議場に11月23日に空きがあったことから開催が実現した。

 宮田氏によると大岩の相手については9月のKrush後楽園大会で行われたライト級戦2試合「ゴンナパー・ウィラサクレックvs上野空大」「“狂拳”竹内裕二vs弘輝」の結果いかんでタイトルマッチの可能性もあったのだが、ゴンナパーが体重超過の上でのKO勝ち、弘輝はKO勝ちしたものの今年2月に体重超過の上で大岩に判定負けを喫しているとあり、こちらのメンバーからの選考は白紙に。そんな中、その翌日に行われたK-1代々木大会で開催された「第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント」に出場し、1回戦で中国のメン・ガオフォンを破ったアギーレが浮上。アギーレはアルゼンチンではWGP Kickboxingスーパーライト級(-64.5kg)王者で今回、K-1グループのライト級(−62.5kg)に落とせるか打診したところ「落とせる」との返答で今回の対戦が決まった。

2024年の締めくくりは王者・横山朋哉に松山勇汰が挑むタイトル戦。スーパー・フェザー級屈指のカードが実現【Krush.169】

2024.10.09 Vol.Web Original

 Krushの年内最終戦となる「Krush.169」(12月8日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が10月8日、都内で開催された。

 メインイベントでKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチが行われ、王者・横山朋哉(リーブルロア)が松山勇汰(ALONZA ABLAZE)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨むことが発表された。

 横山は今年2月に髙橋直輝を破り、王座を獲得。7月にはK-1に出場しカベロ・モンテイロにKO勝ちを収めている。現在、2023年2月から5連勝中。

 松山はプロ戦績10戦9勝(7KO)1敗のホープ。今年3月に行われたRISEとの対抗戦に抜擢されると原口アンドレイからダウンを奪った上での判定勝ちを収めている。

 会見で松山は「7月の試合が終わってから、次はタイトルマッチをやりたいという思いで、それだけを見て試合が終わってからすぐ練習して。試合が終わってから5カ月と期間が開きましたが、このタイトル戦にかける思いは今までの試合とは比べ物にならないくらい強い思いがあるので、もコリ2カ月、しっかり仕上げてベルトを巻きます」と意気込みを口にした。

日本の格闘技の魅力を世界へ発信!「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の概要発表。10・19大会でブアカーオと皇治がボクシングルールで対戦

2024.10.08 Vol. Web Original

 日本の格闘技の魅力を世界へ発信するプロジェクト「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の第1弾大会となる「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日、神奈川・横浜BUNTAI)のカード発表会見が10月8日、都内で開催された。

「日本の格闘技文化を世界で」をテーマとするこのプロジェクトは展示会、セミナー、イベントの3本柱で構成される、日本の格闘技に関連する総合的な博覧会で、来年からアジアを皮切りに世界各国で開催することを目指しているという。

 今回の大会はその名の通りプロローグとなるもの。Japan Martial Arts Consortiumが主催し同コンソーシアムにはRIZIN、K-1、QUINTET、巌流島が名を連ねている。

 この日の会見には実行委員を務める巌流島の谷川貞治プロデューサーと格闘家の皇治(TEAM ONE)が出席。皇治はブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と3分×3Rで判定決着なしのボクシング特別ルールで対戦することが発表された。契約体重は-70kg。

エロジマンがバンナの敵討ちに名乗り。トーナメント1回戦での対戦をK-Jeeに直談判【K-1】

2024.10.06 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の一夜明け会見が10月6日、大阪市内で行われた。

「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」で勝利を収めたK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)、エロール・ジマーマン(キュラソー/Hemmers Gym)、クォン・ジャンウォン(韓国/Cheonghak Muaythai Gym)の3選手が登壇した。

 会見ではジマーマンが1回戦でのK-Jeeとの対戦を突如アピールした。

 ジェロム・レ・バンナに1RでKO勝ちのK-Jeeは「昨日勝ったことは自分自身はすごくうれしかったが、バンナ選手のファンが多すぎて、あんまり素直に喜んでくれる人がいないなと思って悲しい気持ちと“それはそうだな”という気持ちもあり、そんな気分です。でも良かったです」と現在の心境を明かした。バンナが引退を表明したことについては「前日にも“引退試合になるかも”というインタビューを見て、引退試合の相手は責任を感じるなと気持ちが重くなったというか責任を感じた。引退を表明したことは終わってから知ったが、まあ良かったな、うれしいなと思いました。最後の相手ができて良かったという気持ちがあった」と語った。

カリミアン戦が「試合結果保留」という異常事態のイストラテが「あれは演技。オスカーを受賞できる」とばっさり【K-1】

2024.10.06 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の一夜明け会見が10月6日、大阪市内で行われた。

「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」でシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)と対戦したクラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)が試合についてコメントした。

 2人は昨年9月に行われた「30周年記念無差別級トーナメント」の準決勝で対戦するもカリミアンの再三の反則行為で試合は荒れ模様に。反則での減点もあり、判定でイストラテが勝利を収めた。今回は遺恨決着戦となるはずの試合だった。

 今回の試合では1Rにイストラテがダウンを奪った後、立ち上がったカリミアンとの攻防の中でクリンチの離れ際にイストラテの後頭部へのパンチを受けたカリミアンが何やらアピールした後にリングに倒れ込み、そのまま試合続行不可能に。このイストラテのパンチをどう判断するかについては持ち越され「結果保留」という前代未聞の事態となっている。

 イストラテは前日のカリミアンの行動について「正直なところ、彼はオスカーを受賞したほうがいいんじゃないかというくらいの仕事をしたんじゃないかと思っている。試合の中での私のパンチには自信があるし、彼はそれを食らった時に心が折れたんだと思う。このまま倒れていたままのほうがいいと思ったんだと思う。その結果がああいうことになったんだと思う」とあきれ顔。

Krush王者の小田尋久が世界トーナメントVのストーヤン・コプリヴレンスキーからの大金星ならず。延長で1-2の判定負け【K-1】

2024.10.06 Vol.Web Original
 Krushスーパー・ウェルター級王者の小田尋久(TEAM3K)が「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)でK-1初参戦を果たし、7月に決勝ラウンドが行われた「-70kg世界最強決定トーナメント」優勝のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)と対戦した。試合は延長にもつれ込む接戦の末、1-2の判定で敗れ大金星を挙げることはできなかった。
 
 小田は今年5月と8月の後楽園大会で行われた「第5代Krushスーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」で準決勝で森田 奈男樹、決勝で璃久を破り王座を獲得。約1カ月半という短いスパンではあったが、今回のK-1出場につなげた。
 
 コプリヴレンスキーは3月に行われたトーナメント1回戦ではカスペル・ムジンスキに僅差の判定負けを喫するも、オウヤン・フェンの欠場で急きょ決勝ラウンドに出場。ブアカーオ・バンチャメーク、デング・シルバ、ヴィクトル・アキモフを破り優勝した。

和島大海が得意の左の蹴りで1RKO勝ち。「和島大海、まだまだこれから。もう1回ベルトを獲るために頑張る」【K-1】

2024.10.06 Vol.Web Original
 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の和島大海(月心会チーム侍)が「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で再起戦に臨み、キム・ジュンファ(韓国/安養サムサン)と対戦した。試合は1RでKO勝ちを収め復活を果たした。
 
 和島は2021年12月の大阪大会で木村“フィリップ”ミノルを破り王座を獲得。ジョムトーン・ストライカージム、ジョーダン・ピケオーという強豪を相手にいずれもKOで2度の防衛を果たした。2022年に行われた「THE MATCH 2022」では第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアにKO勝ち。2020年9月から8連勝でうち7KO勝ちと盤石の強さを見せていたのだが、昨年12月のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)を相手にした3度目の防衛戦でまさかのKO負けを喫し、王座陥落。再起戦となった今年3月の「−70kg世界最強決定トーナメント」の1回戦でもダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)にKO負けを喫し2連敗となっていた。

兼田将暉が斗麗に戦慄の1RKO勝ちで軍司泰斗、寺田匠との対戦をアピール「どっちともやりたい」【K-1】

2024.10.06 Vol.Web Original
「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われたフェザー級戦で兼田将暉(RKS顕修塾)が斗麗(WIZARDキックボクシングジム)に戦慄の1RKO勝ちを収め、トップ戦線への復帰を果たした。
 
 兼田は「K-1甲子園2017」の-60kg級で優勝を果たし、プロデビュー後もACCEL、HEAT、RKSとさまざまな団体でベルトを獲得。2022年1月から再びK-1グループに参戦するとそこから5連勝。通算でもK-1グループでの戦績を6戦6勝とし、フェザー級王者だった軍司泰斗への挑戦を再三アピール。しかし勝ったほうが王座挑戦といった意味合いを持った戦いで寺田匠に判定負けを喫し、今回が再起戦だった。
 
 1R、ともにサウスポーの構え。斗麗が左カーフ、左ハイ。兼田もローを返す。パンチの打ち合い。斗麗の左ストレートが伸びる。斗麗が前に出てヒザを出そうとしたところに斗麗が左のショートフックをカウンターで打ち抜くと斗麗は前にばったりとダウン。何とか立ち上がろうとするも立ち上がることができず、兼田が戦慄のKO勝ちを収めた。

エロジマンとジャンウォンが決勝トーナメント進出。山口翔大と谷川聖哉は無念の涙【K-1】

2024.10.05 Vol.Web Original
 旧K-1時代から活躍するキュラソー系のオランダのヘビー級レジェンド、エロール・ジマーマン(キュラソー/Hemmers Gym)が「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で約14年ぶりに日本のリングに上がり、健在ぶりを示した。
 
 ジマーマンは「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」で山口翔大(GENESIS)と対戦し、3RでKO勝ちを収めた。
 
 旧K-1時の2008年にはWORLD GP準々決勝で極真王者のエヴェルトン・テイシェイラから勝利。“エロジマン”の愛称で人気を集めた。2012年には「IT’S SHOWTIME」でGLORY王者のリコ・ヴァーホーベンを左フックでKOした。14年ぶりにK-1へ参戦した今年6月にルーマニアで行われた「K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024」ではギリシャのマイク・カラマスケタスを1RKOで破り、その強さを証明。今回の参戦につながった。
 
 山口は空手をバックボーンに持ち、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派、団体が加盟するJFKO全日本大会では2018年と2019年に重量級を連覇。2019年には新極真会の世界大会の日本代表に選ばれ、世界の強豪とも戦っている。2022年にキックボクシングに転向し、K-1グループでは4戦4勝(2KO)の戦績を残している。

シナ・カリミアンとイストラテの遺恨決着戦は「試合結果保留」の異常事態に【K-1】

2024.10.05 Vol.Web Original
 元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で因縁のクラウディオ・イストラテ(ルーマニア/Kombat Gym)と「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」で対戦した。試合はまたしても不透明な結果に終わり、禍根を残した。
 
 2人は昨年9月に行われた「30周年記念無差別級トーナメント」の準決勝で対戦するもカリミアンの再三の反則行為で試合は荒れ模様に。反則での減点もあり、判定でイストラテが勝利を収めた。今回は遺恨決着戦となるはずの試合だった。
 
 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるイストラテ。足を使って回り、ローを飛ばすカリミアン。カリミアンが詰めてロープを背負わせると左右のフックを浴びせる。圧をかけるイストラテ。カリミアンはロープ伝いに回るが、追ったイストラテが左フックであごを打ち抜きダウンを奪う。立ち上がったカリミアンに襲い掛かるイストラテ。左右のフックから距離が詰まりカリミアンが組み付くと、イストラテが後頭部にパンチを放ってしまい、カリミアンはアピールした後にリングに倒れ込む。カリミアンの回復を待つために一時中断。ドクターチェックが入るがカリミアンはリングに仰向けに倒れたままでゴングが鳴らされた。

「50歳の選手に勝てなければ自分はもう勝てない」と背水の陣のK-Jeeがバンナに1RKO勝ち。12月の本戦に日本人ゼロの最悪の事態を回避【K-1】

2024.10.05 Vol. Web Original
「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われた「K-1 WORLD GP 2024 無差別級アジア予選」で元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)と旧K-1時代に活躍した“ハイパー・バトルサイボーグ”ことジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)が対戦した。
 
 試合はK-Jeeが1RでKO勝ちを収め、12月14日に東京・代々木第一体育館で行われる本戦に出場する。この試合の前まで谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、山口翔大(GENESIS)が敗れており、K-Jeeは日本の最後の砦として、日本人選手ゼロの危機を救った。
 
 K-Jeeは2020年11月にシナ・カリミアンを破り、K-1王座を獲得。しかし初防衛戦ではカリミアンにリベンジを許し王座から陥落。再起戦で愛鷹亮にKO勝ちを収めたものの、以降2022年から4連敗の泥沼にはまっていた。
 
 バンナは旧K-1時代にはピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、マイク・ベルナルド、アンディ・フグらと鎬を削ったレジェンド。1995年のK-1初参戦で、いきなりWGP準優勝。2002年のK-1 WGPでも準優勝に終わり「無冠の帝王」と呼ばれることもあった。旧K-1消滅後はMMAとの二刀流で試合を行うこともあり、直近では今年6月に「KNUCKLE’S 16」でキックルールで金枝勇気と対戦し、右フックで2RKO勝ちを収め、健在ぶりを証明していた。今回は14年ぶりのK-1参戦だった。

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