「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で三将戦に出場
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が7月21日、都内で行われた。
今大会では「日本vs中国・7対7全面対抗戦」が行われるのだが、三将戦に出場する左右田泰臣が大会を前に大きな精神的ダメージを負った。
左右田は5月に行われたカード発表会見で「敗戦チーム代表者・髪切りイリミネーションマッチ」を提案。この日に向け、猛暑の東京の中、髪を伸ばし続けてきた。
「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で三将戦に出場
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が7月21日、都内で行われた。
今大会では「日本vs中国・7対7全面対抗戦」が行われるのだが、三将戦に出場する左右田泰臣が大会を前に大きな精神的ダメージを負った。
左右田は5月に行われたカード発表会見で「敗戦チーム代表者・髪切りイリミネーションマッチ」を提案。この日に向け、猛暑の東京の中、髪を伸ばし続けてきた。
「日本vs中国・7対7全面対抗戦」で大将戦に出場
「Krush.90」(7月22日、東京・後楽園ホール)の前日計量が7月21日、都内で行われ出場全選手が1回で計量をクリアした。
計量後には今大会の目玉である「日本vs中国・7対7全面対抗戦」に出場する14選手が出席し会見が行われた。
日本チームの大将を務める卜部弘嵩は今回が「K’FESTA.1」(3月21日)の「スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で皇治に敗れて以来の復帰戦。今回はこれまで戦ってきたスーパー・フェザー級(60.0kg)から1.5kg少ない−58.5kg契約での試合となる。これは今後のフェザー級への転向を見据えたもの。
計量に現れた卜部の顔つきはこれまでの計量時に比べほっそりとし、過酷な減量をうかがわせた。
冒頭、卜部は「計量が終わったばかりなので体調がいいとか悪いとかは分からないが、体重はしっかり落とすことができた。いい感じで調整ができた。今はホッとしている」などと話した。減量について改めて問われると「調整の段階では手ごたえは感じている。あとは実際に明日試合をしてみないと分からない。いいパフォーマンスが見せられるようだったら、僕はフェザー級で最強になると思う」と話した。
6月30日(土)東京・後楽園ホールで「Krush.89」が開催。Krush史上初、3つのタイトルマッチが行われた。
「Krush.91」(8月5日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が6月19日、都内で行われた。メーンで王者・塚越仁志に木村“フィリップ”ミノルが挑戦する「Krushウェルター級タイトルマッチ」が行われることとなった。
7月22日(土)に開催される「Krush.90」(東京・後楽園ホール)のカード発表が日18、都内の会場で行われた。
今回発表されたのは「日本VS中国・7対7全面対抗戦」の5つのカード。昨年7月にも行われ大好評だったことから、今年も開催が決定。6人対6人から、今年は7人対7人の対抗戦となる。
中国人選手は全員、武林風というイベントからの推薦選手で、今回出場する選手は全員初来日。中国国内から集められた選りすぐりの若いファイターがそろった。対する日本選手も激しい試合を見せるファイターが選抜された。
以下、対戦カードと日本人選手のコメント
タウンセンドがカウンターで最初にダウンを奪う
「Krush.88」(5月17日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush女子フライ級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨んだKANAは延長の末、3-0の判定で勝利を収めた。
1Rからプレッシャーをかけアグレッシブな攻撃を見せるKANAに対し、タウンセンドは距離を取ってミドルキックを軸に試合を組み立てる。ラウンド中盤、パワーで勝るKANAがパンチを振るって前に出たところでタウンセンドが下がりながらもドンピシャのタイミングでカウンターの右フック。KANAがまさかのダウンを喫してしまう。ほとんどダメージのないKANAはすぐに立ち上がり怒涛の反撃を見せるが、タウンセンドは前蹴りで距離を取って、KANAを中に入れさせない。
覇家斗が安保を迎撃
「Krush.89」(6月30日、東京・後楽園ホール)の第2弾・対戦カード発表会見が5月8日、都内で開催された。
今大会ではスーパー・フェザー級、バンタム級、女子アトム級の3大タイトルマッチが発表済み。
この日は今後のスーパー・フェザー級タイトル戦線に大きな影響を与えそうな2試合が発表された。
まずは安保璃紅vs覇家斗。安保は現王者の郷州に判定負けして王座を陥落した前王者、覇家斗は今回の挑戦者・島野に勝利を収めているというタイトルマッチの2選手とは大きな因縁を持つ。安保はかつて所属していたTRY HARD GYMを離れ、兄の安保瑠輝也とともに大阪に拠点を移すのだが、現在はタイで修行中とあって、この日の会見は欠席。8カ月ぶりの復帰戦にあたり「これからは瑠輝也と一緒にAll Win Gymとして活動していくことになりました。今回は昨年10月の防衛戦で郷州選手に負けて以来の復帰戦になります。前回の試合でプロとして初黒星となり、自分の中ですごく勉強になったし、もっと強くなりたいと思い日々頑張っています。まだまだ自分の試合をたくさんの人に見てほしいし、魅了していく自信があります。ぜひ進化した安保璃紅を見に来てください」などとコメントを出した。
一方、覇家斗は「このカードを聞いて正直びっくりした。相手に不足はない。目指すは頂点。誰が相手でも倒すだけ。安保選手はスピードが速い、身長が高い、気が強い。でも倒されることはない。若くて気が強いので打ち合いに来てくれればうれしい」などと話した。
4月22日(日)東京・後楽園ホールで「Krush.87」が開催。メインイベントでは、-63㎏王者・佐々木大蔵がゴンナパー・ウィラサクレックと対戦。判定まで持ち込んだが惜しくも敗れ、ゴンナパーがタイ人としては初のKrush王座に輝いた。
篠原が判定ながらも細越に完勝
「Krush.86」(3月10日、東京・後楽園ホール)で「Krush −65kg次期挑戦者決定トーナメント」の準決勝2試合が行われた。
第1試合では篠原悠人と細越貴己が対戦。篠原が3-0の判定で勝利を収めた。
篠原は1Rから左ジャブを起点としたパンチを的確に細越の顔面に集める。細越は右目の下を大きくはらし、鼻血も噴き出しながらも下がることなく前に出続ける。ラウンドを重ねてもこの展開は変わらない。3Rには篠原の左ストレートがクリーンヒットし、ぐらつく細越。なおもパンチの連打で攻め込む篠原だったが、細越は最後まで立ち続け、試合は判定に。ダウンこそ奪えなかったものの、ジャッジ3者とも30-27の3-0で篠原が完勝した。
年末に敗れた西京にとっては出直しの一戦
「Krush.86」(3月10日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで「Krush -58kgタイトルマッチ」が行われ、王者・西京春馬が延長の末、2-1の判定で村越優汰を破り、初防衛に成功した。
西京は昨秋、小澤海斗を破り王座に就いたものの、K-1の12月大会で椿原龍矢に判定負けを喫し、今回はいわば出直しの一戦。
村越は同じ大会でK-1初参戦。芦澤竜誠と対戦し判定勝ち。元RISE バンタム級王者という実績が認められ、Krush初参戦ながら今回のタイトル挑戦が実現した。
1Rはともにローキックで探り合い。村越がロー、ミドルで先手を打つと西京はセコンドの指示通り、それに合わせてローを蹴り返す。2Rもローの攻防が続くが、村越のミドル、ローに西京はパンチを合わせる動きを見せ始める。3Rになると村越のミドル、三日月蹴りが決まり出すが、西京もそこにパンチ、そしてローを合わせていく。赤みを帯び始めた西京のボディーになおも村越が三日月蹴りを追い討ち。しかし西京はパンチの連打で反撃と、ジャッジの難しいラウンドが続いた。
神戸は1年5カ月ぶり、伊澤は7か月ぶりの復帰戦
「Krush.87」(4月22日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が3月6日に行われ、新たに4試合が発表された。
-58kg Fightで神戸翔太と伊澤波人が対戦する。
神戸は2016年11月にK-1でユン・チーと対戦して以来、約1年5カ月ぶりの復帰となる。この間、神戸は出身地の群馬県でフィットネスキックボクシングジム「NEOKICK」を開業。今回の復帰にあたり前所属のパワーオブドリームからNEOKICKに所属を変えての参戦となる。
伊澤も昨年9月にK-1で武居由樹に敗れて以来、7カ月ぶりの復帰戦。また伊澤はこれまで55kgで戦ってきたが、今回から58kgに階級を上げての参戦となる。
伊澤は「やっと試合ができるという感じ。早く試合をしたい。(前回の)試合は今まで倒されて負けたことはなかったので本当に落ち込んだ。1~2カ月くらいフラフラしていた。そうやって格闘技から離れて、全然違うことをしていたら、格闘技をやりたいと思えてきた。20年近く格闘技をしているなかで1カ月も格闘技から離れたことはなかった。どうしても格闘技をやりたくなったのでKRESTの渡辺代表に“またやりたい”と相談させてもらって、また練習をさせてもらっています」と話した。階級変更については「筋トレをしていたら体が大きくなって減量がきつくなってきた。これでは試合でも調子が悪くなってしまうと思い、上げてみたら動きが良くなった。得意の蹴りもばんばん出せるようになった。今回は蹴りまくろうと思う。今は英雄伝説のバルトを持っているが、ベルト2本を肩にかけて巻くのが夢なのでもう一本ベルトが欲しい。それは階級もなにもこだわらない」とベルトへのこだわりを見せた。
神戸はかつての所属ジムの関係者らに謝意を述べたうえで「1年半ぶりに帰ってきました。僕は気分屋なのでまた試合がしたくなったから試合をする。それが復帰の理由です。こんな勝手な自分ですが、良かったら応援してください。オファーをいただいて、復帰するかどうか悩んたが、悩むぐらいならやろうかなと思った」と復帰の理由を語った。そして「格闘家としてまたこうして勝負ができるのかという不安はあったが、復帰を決めたので、これからまた目標を決めてやっていきたい」と話した。
互いの印象について、神戸は「ローキックがしつこそう。組み付いた時のかかとのローキック、あれは禁止にならないかなと思う」、伊澤は「僕より1個下なんですが、そうは見えないくらい貫禄のある顔で、顔を見るのがちょっと怖いです。ファイトスタイルはパンチがうまいので、KRESTの仲間にも“きつそう”と言われた。でも頑張るしかない」とそれぞれ話した。