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チャンヒョン・リーが一馬に逆転KO勝ちで王座統一【RISE160】

2022.07.30 Vol.Web Original

「RISE160」(7月29日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「RISEスーパーフェザー級(-60kg)タイトルマッチ」で正規王者のチャンヒョン・リー(韓国/RAON GYM)と暫定王者の一馬(MONSTAR GYM)が対戦し、チャンヒョンが4Rに3つのダウンを奪いKO勝ちした。

 リーは2017年には野辺広大を破り王座を獲得。しかし2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大による入国規制などで来日することができない時期が続き、今回は2019年12月以来、約2年7カ月ぶりの来日となる。この間、チャンヒョンが防衛戦を行えなかったため、昨年10月に一馬と石月祐作の間で暫定王者決定戦が行われ、一馬がKO勝ちを収め暫定王者に就き、今回は統一戦となる。

1RKO勝ちが大会後にノーコンテストに変更も安本晴翔が実力見せつける【RISE160】

2022.07.30 Vol.Web Original

「RISE160」(7月29日、東京・後楽園ホール)で元KNOCK OUT-REDフェザー級王者の安本晴翔(橋本道場)が約5年ぶりにRISEのリングに上がり、メールダード・サヤディ(イラン/TEAMOTA/ICF)と対戦した。

 1Rに安本の右のショートでサヤディがダウン。そのままサヤディが立ち上がれず安本のKO勝ちとなったものの、大会後の審判団のミーティングで「右拳のパンチではなく、前腕が当たったのではないか」との意見があり、ビデオ検証した結果、有効打である右のパンチからの流れで前腕部分が当たってのダウンであることを確認。このダウンが、パンチのダメージによるものか、前腕部によるダメージによるものか否かが判断、認識が難しく、また故意による悪質性は認められなかったことからRISEオフィシャルルール第29条【合議による問題処理】の規定により、安本のKO勝ちが取り消され、ノーコンテストとなった。

小林愛三がイ・ドギョンを圧倒し判定勝ち。そして同門で欠場中のKrush王者・壽美にエール【RISE160】

2022.07.30 Vol.Web Original

ティファニー戦からの再起戦

「RISE160」(7月29日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたSuper Fight!でRISE QUEENフライ級王者の小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)がイ・ドギョン(韓国/チームサイコピットブルス)と対戦し、3-0の判定で勝利を収めたた。

 小林は今年3月に「GLORY80」(3月20日、ベルギー・ハッセルト)でティファニー・ヴァン・スースト(アメリカ)と対戦し、TKO負けを喫して以来の再起戦だった。

 ドギョンは韓国のKTKのフェザー級王者。2人は2018年にKNOCK OUTで対戦し、その時は小林が判定勝ちを収めている。

erika♡がAKARIの気持ちを折っての判定勝ちで悲願の王座獲得。「うれしいが満足はしていない。最強を目指す」【RISE159】

2022.06.25 Vol.Web Original

「RISE159」(6月24日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦」でerika♡(SHINE沖縄/同級3位)がAKARI(TARGET/同級1位)を3-0の判定で破り、悲願の王座獲得に成功。初めてRISEのベルトが沖縄に渡った。

 同王座は初代王者の寺山日葵が引退により王座を返上。それに伴い4選手によってトーナメントが行われ、erika♡は大倉萌に2RKO勝ちで、AKARIは宮﨑若菜に2-1の判定勝ちで決勝に駒を進めた。

 2人は昨年12月に対戦し、erika♡が延長にもつれ込む接戦の末、判定勝ちを収めている。

 試合は1Rからerika♡がプレッシャーをかけ前に出て左ストレートを当てていく。AKARIは得意の蹴りからパンチにつなげたいが、erika♡のプレッシャーは強烈でどうしても下がる場面が目立つ展開に。2Rもerika♡が距離を詰めてパンチを上下に打ち分ける。AKARIはerika♡のローにパンチを合わせる。しかしerika♡の突進は止まらず左ストレートが立て続けにAKARIの顔面にヒット。終盤は左右のストレート、そして右アッパーでAKARIのあごが上がる。

初参戦の花岡竜が実力者・滉大に判定勝ち。「8月の大阪でまた強い相手をお願いします」【RISE159】

2022.06.25 Vol.Web Original

「RISE159」(6月24日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたスーパーフライ級(-53kg)戦で花岡竜(橋本道場)が滉大(及川道場)を3-0の判定で破り、RISE初陣を飾った。

 花岡はアマチュアで中学までに28冠王を達成し“平成最後の怪物”という触れ込みで中学卒業後にプロデビューした逸材。2020年8月にINNOVATIONフライ級王座、昨年9月にはKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得した。

 滉大は関西を拠点に戦い、2017年にタネヨシホを破り☆DEEP☆KICK53kg級王座、2019年に大崎孔稀との決定戦を制し、初代HOOST CUP日本Sフライ級王座を獲得。昨年は「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」に参戦するなど、RISEスーパーフライ級のトップグループの一人といえる存在だ。

「年俸120円Jリーガー」安彦考真が命がけの危険な挑戦アピール「オープンフィンガーグローブでYA-MAN選手とやりたい」【RISE159】

2022.06.25 Vol.Web Original

「年俸120円Jリーガー」として話題を集めた元Jリーガーの安彦考真(Executive Fight 武士道)が「RISE159」(6月24日、東京・後楽園ホール)でプロ2戦目に臨み、YO UEDA(TARGET SHIBUYA)に2RでKO勝ちを収めた。これでプロ戦績を2戦2勝(2KO)とした安彦は試合後のリングでオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチでのYA-MANとの対戦をアピールした。

 安彦は2月に行われたOFGマッチのみの大会「RISE FIGHT CLUB」で元プロ野球、西武ライオンズの投手から格闘家に転向し昨年2月にプロデビューを果たした相内誠(K26)と対戦し、1RKO勝ちを収めた。

 対戦相手のUEDAは今年5月に行われた40歳以上限定のアマチュア大会「RISE VOA」で1RでKO勝ちを収め、試合後のマイクで安彦との対戦をアピールしていた。

 試合は1R、中央を取ったUEDAの周りを回る安彦。安彦は左ミドル、首相撲からのヒザでボディーを狙う。互いに組み合う展開が増えて注意が入る。UEDAはパンチを放つも大振りでクリーンヒットせず。

“平成最後の怪物”花岡竜が初参戦。迎え撃つ滉大は「怪物狩り」に自信【RISE159】

2022.06.23 Vol.Web Original

「RISE159」(6月24日、東京・後楽園ホール)の前日計量が6月23日、都内で開催され、セミファイナルのスーパーフライ級(-53kg)戦で対戦する滉大(及川道場)と花岡竜(橋本道場)は52.9kg、53.0kgでそれぞれ規定体重をクリアした。

 花岡はアマチュアで中学までに28冠王を達成し“平成最後の怪物”という触れ込みで中学卒業後にプロデビューした逸材。2020年8月にINNOVATIONフライ級王座、昨年9月にはKNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座を獲得した。今回、RISEには初参戦となる。

 滉大は関西を拠点に戦い、2017年にタネヨシホを破り☆DEEP☆KICK53kg級王座、2019年に大崎孔稀との決定戦を制し、初代HOOST CUP日本Sフライ級王座を獲得。昨年は「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」に参戦し1回戦で優勝候補の志朗と対戦し、延長にもつれ込む熱戦を繰り広げたものの判定負け。大﨑が計量オーバーで準決勝に出場できず、リザーブファイトに出場予定だった滉大が再び志朗と対戦することとなったが、またも判定負けと志朗に2連敗を喫してしまった。しかし今年3月の再起戦で金子梓に判定勝ちを収め、今回の試合を迎える。

 計量後の会見で花岡が「明日はRISE初参戦でセミファイナルで、強敵の滉大選手と試合ができるということで、自分自身が一番わくわくしている。セミファイナルに一番注目していてもらえれば間違いないと思うので、しっかり見ておいてください」と自信を見せると滉大は「明日は怪物狩りをするんで期待しておいてください」と静かに闘志を燃やす。

王座決定戦で対戦のAKARIとerika♡がともに「圧倒的な勝利」にこだわり【RISE159】

2022.06.23 Vol.Web Original

「RISE159」(6月24日、東京・後楽園ホール)の前日計量が6月23日、都内で開催され、メインイベントの第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦に出場するAKARI(TARGET/同級1位)は48.85kg、erika♡(SHINE沖縄/同級3位)は48.95kgでそれぞれ規定体重をクリアした。

 今回の王座決定戦は初代王者の寺山日葵の引退による王座返上に伴って行われるもの。4選手によって行われたトーナメントでAKARIは宮﨑若菜に2-1の判定勝ち、erika♡は大倉萌に2RKO勝ちを収め、決勝戦に駒を進めた。

 2人は昨年12月に対戦し、erika♡が延長にもつれ込む接戦の末、判定勝ちを収めている。erika♡はその試合後のリングで寺山への挑戦をアピールするも、寺山はケガで欠場中。今年2月に宮﨑と対戦し判定負けを喫し、ミニフライ級の次期挑戦者の座は混とんとしたが、寺山の引退でリセットされた形となっていた。

 AKARIは「ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021」で優勝し2021年5月に寺山に挑戦するも判定負け。今回は2度目のベルトをかけた試合となる。

世紀の一戦を制した那須川天心が「武尊選手という最高の選手がいたからこそ熱い試合ができた」と改めて感謝【THE MATCH 2022】

2022.06.20 Vol.Web Original

「THE MATCH 2022」(6月19日、東京・東京ドーム)の一夜明け会見が6月20日、都内で開催された。

 武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)との世紀の一戦を制した那須川天心(TARGET/Cygames)が改めて「武尊選手には感謝しかない。武尊選手という最高の選手がいたからこそ熱い試合ができた」という胸の内を明かした。

 前日の試合は1Rに左フックでダウンを奪った那須川が5-0の判定で勝利を収めている。

 会見で那須川は「東京ドームという大舞台で、相手が武尊選手という最高の素晴らしい選手。そういった選手と大きな舞台で戦えて、勝ててほっとしている。武尊選手には感謝しかない」と語った。

 試合については「結構見ました。ダウンを取ったシーンだけなら500回くらい見てるんじゃないですか(笑)。チームとずっとやってきた作戦がはまった試合。自分の中でも過去一番ハードな試合になったと思った。武尊選手という最高の選手がいたからこそ熱い試合ができた。久々に楽しかった」と笑顔を見せた。その興奮は試合後も覚めることはなく「いつも結構寝るんですが、初めて一睡もできなかった。この興奮というか、この感じから覚めたくないなというのがあって。僕の中ではまだ6月19日です」と語った。

YA-MANが年内MMAデビューへ向け「課題はグラップリング。素人に極められている」【THE MATCH 2022】

2022.06.20 Vol.Web Original

 那須川天心と武尊の世紀の一戦が行われた「THE MATCH 2022」(6月19日、東京・東京ドーム)の一夜明け会見が6月20日、都内で開催された。

 会見には前日の勝者が出席。第9試合のオープンフィンガーグローブマッチで芦澤竜誠(DRAGON FISH)に1R1分49秒でTKO勝ちを収めたYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が改めて年内のMMAデビューを目指すことを誓った。YA-MANは芦澤に勝利後の会見で「新しいことに挑戦したい。今年中にMMAに挑戦したい」と語っていた。

 現在のMMAについてのトレーニング状況については「練習は今年の3月から長南亮さんのもとで指導を受けている。打撃はある程度できているので主にグラップリングメインで練習している。試合があったので間が空いてしまったが、これからMMAメインの練習になっていくのかなと思う。デビューは今年中には1戦したいと思っている」と語った。

 課題については「まずはグラップリングをやらないといけない。何もできないんで。素人の人に極められたりするレベル。そこを早くプロレベルまでもっていかないといけない。そこをまずやっていく感じ」とのこと。YA-MANは「THE MATCH 2022」のカード発表会見と前日計量の際の芦澤との乱闘騒ぎでは、どちらも関係者に制しされる際にタックルを受ける形でテイクダウンを許しており、その辺も課題となりそうだ。

玖村将史が「武尊選手の敵を取りたい」と那須川天心との将来的な対戦をアピール【THE MATCH 2022】

2022.06.20 Vol.Web Original

 那須川天心と武尊の世紀の一戦が行われた「THE MATCH 2022」(6月19日、東京・東京ドーム)の一夜明け会見が6月20日、都内で開催された。

 会見には前日の勝者が出席。第2試合の-55kg契約戦で志朗(BeWELLキックボクシングジム)に判定勝ちを収めた玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が「武尊選手の敵を取りたい」と那須川との将来的な対戦をアピールした。

 玖村は前日の試合では2Rにダウンを奪ったうえで志朗に判定勝ちを収めた。

 玖村は「昨日は第1試合でK-1の55kgのツートップといわれている金子選手が負けて、僕が負けたらK-1がなめられると思ったので、絶対に負けられなかった。取りあえず勝てて良かった。この試合は“実質的に55kgのトップの試合”と言っていたんですが、それに勝ったのでK-1で金子選手に今年中にやり返そうと思っています」などと前日の試合を振り返った。

 玖村の前の第1試合ではK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)がRISEバンタム級王者の鈴木真彦(山口道場)との王者対決で判定負けを喫していた。

 これを踏まえたうえで玖村は「昨日、メインイベントを見て思ったことがあるんですが」と切り出し「那須川選手がボクシングに行ってしまうと思うんですが、いい結果を出して、いずれ戻ってきてほしいと思っていて。その時は僕がK-1の代表として武尊選手の敵を取りたいと思いました」とメインイベントで武尊を破った那須川との対戦をアピールした。

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