第2回 ショートフィルムの達人・別所哲也が厳選作品を紹介!

2013.05.27 Vol.592
 アメリカで友人に偶然さそわれた上映会でショートフィルムに衝撃を受け「日本でも多くの人に紹介したい!」と思いきって「映画祭」を立ち上げた1999年。映画『アルマゲドン』、『マトリックス』、『シックス・センス』といったハリウッド超大作がめじろ押しの一年であり、待望の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』が日本でも公開され新たなスター・ウォーズ伝説と熱狂が生まれた年でもありました。当時、1回目はなんとか立ち上がった映画祭も、素人の僕たちにとってものすごく大変でした。2回目はどうしようと迷ったこともありましたが、実際映画祭に足を運んで下さった観客の皆さんから「ショートフィルムってとても奥深い」「次も楽しみにしていますね」という声が次々とわき起こったことから、僕が初めてアメリカでショートフィルムを見たときに感じた感動がお客さんにも伝わったことを感じ、この映画祭を続けようと思えました。SSFF & ASIAも今年で15周年。応援してくださるたくさんの方々が、アメリカで僕が感動した時と同じようにショートフィルムの魅力を多くの方に伝えて頂いている現在に、心から感謝と喜びを感じています。

ショートフィルムの達人・別所哲也が厳選作品を紹介!

2013.05.13 Vol.591
第1回 「ご当地の魅力をショートフィルムで今すぐ共有!」  グルメ、美女、キャラクターなどが話題となり、今やその『検定』化もされている“ご当地”ブーム、今月に公開される映画『県庁おもてなし課』もそのブームがエンターテインメントとなった氷山の一角。数年前までは旅行をした時にその思い出と感動を人にわかりやすくに伝えることができるのは写真という手段だけでしたが、最近ではビデオカメラも身近になり、スマートフォンの普及で映像がぐっと身近になりました。映像は不思議なもので画像よりずっとエモーショナルに直接的に感動を伝えることができる光のメッセージです。その被写体として“ご当地”や“地元”“観光”に目を向けることはとても大事なことだと思うんです。自分が訪れた場所が映画になったり、ちょっとしたエピソードも身近な映像で映画のような思い出に変わることもあります。映像がもたらすチカラは普段の生活に奥行をあたえる不思議な装置です。ご当地ブームでもっと多くの方が地元(故郷)に目をむけて、そしてたくさんの旅や景色に積極的に飛び込むきっかけになることを期待しています。

今週のSSFF & ASIA 2013情報  観光映像の頂上決戦『第二回観光映像大賞』日本一の栄光はどの地域に?!  約200件もの観光映像を、日本地図から探して見ることができる特設サイトをオープン。5月15日までのSNSによる投票が、SSFF & ASIA 2013の観光映像大賞受賞への鍵に! 気になる地域とキーワードでご当地映像を楽しんで。※映画祭終了後もサイトで鑑賞可能

PERSON 「映画でもサッカーでも”楽しい”と思える何かがあれば、人は頑張っていけると思うんです」映画監督・大川五月

2013.05.13 Vol.591
 国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル& アジア(SSFF & ASIA)』と、今年20周年を迎えるJリーグのコラボで製作されたショートフィルム『旅するボール』。メガホンをとったのは企画公募で選ばれた若きフィルムメーカー、大川五月。 「最初に思い浮かんだのが、津波で流されたサッカーボールが外国に流れ着いたというニュースのことでした。ちょうど企画を考えていた時期に私は海外にいたんですが、日本の震災のニュースがひと段落してしまっているように感じて、震災のその後を考えてもらえるような作品を作りたいと思ったんです」  舞台は震災後の仙台。サッカーが好きだった父を励ますため、ボールに寄せ書きを集めていく少女・小雪の物語。クライマックスの試合観戦シーンは、ベガルタ仙台のホームでもあるユアテックスタジアムで、実際の試合中に撮影された。 「なかなか点が入らなくてずっとドキドキしていたんですが、なんとロスタイムに得点が入ったんです(笑)。だから劇中の、あのものすごい歓声は本物なんですよ」  映像の題材としてサッカーを扱う面白さを体験しました、と監督。 「やっぱり楽しむということはとても大切なことだと思うんです。小雪の父親にとってのサッカーのように、夢中になって楽しむことができる何かを見つけるきっかけに、この映画がなってくれればうれしいです」

電車の待ち時間に5分の”傑作映画”と出会う!WEBで広がるショートフィルム

2013.04.22 Vol.590
 PCやスマホ、タブレットで映像作品を楽しむスタイルが定着しつつあるいま、短時間で楽しめるショートフィルムに熱い注目が注がれている。なかでも、世界中のハイレベルなショートフィルムが無料で見ることができると、好評を博しているのが、web上の無料映画館『ネスレアミューズ オウチ映画館』だ。これは、毎年東京・原宿を中心に開催される、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」を手がけるショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と、エンターテインメントサイト・ネスレアミューズのコラボにより、今年4月からスタートした期間限定企画。“映画で旅する世界旅行”をテーマに世界12カ国のショートフィルム計48作品を順次公開中で、年内100本を無料上映する予定。すでに日本、ドイツ、カナダの作品が公開中で、22日からはスウェーデン、30日からは韓国と続く。作品時間は1分以上25分と、ちょっとした“スキマ時間”に楽しめる手ごろさながら、完成度の高さは世界レベルの作品ばかりだ。  ショートフィルムは“見る”“見せる”だけでなく“つながる”メディアとしても可能性にあふれている。SSFF & ASIAで昨年から創設された「観光映像大賞」は、地域の魅力を伝える観光映像を募集するというユニークなコンペティションだ。全国各地に存在する観光映像(観光ビデオ、プロモーション映像など)を広く一般公募し(本年度は受付終了)、2013年5月末に行われるSSFF&ASIAにて、大賞受賞作品が発表される。サイトでは、エントリーや作品鑑賞のほか、SNSでの交流もできる。地元の“観光宣伝マン”になるもよし、映像で旅心を刺激するもよし。  WEBで楽しさの幅が膨らむショートフィルムの魅力を再発見してみては。

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