PERSON 「映画でもサッカーでも”楽しい”と思える何かがあれば、人は頑張っていけると思うんです」映画監督・大川五月

2013.05.13 Vol.591
 国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル& アジア(SSFF & ASIA)』と、今年20周年を迎えるJリーグのコラボで製作されたショートフィルム『旅するボール』。メガホンをとったのは企画公募で選ばれた若きフィルムメーカー、大川五月。 「最初に思い浮かんだのが、津波で流されたサッカーボールが外国に流れ着いたというニュースのことでした。ちょうど企画を考えていた時期に私は海外にいたんですが、日本の震災のニュースがひと段落してしまっているように感じて、震災のその後を考えてもらえるような作品を作りたいと思ったんです」  舞台は震災後の仙台。サッカーが好きだった父を励ますため、ボールに寄せ書きを集めていく少女・小雪の物語。クライマックスの試合観戦シーンは、ベガルタ仙台のホームでもあるユアテックスタジアムで、実際の試合中に撮影された。 「なかなか点が入らなくてずっとドキドキしていたんですが、なんとロスタイムに得点が入ったんです(笑)。だから劇中の、あのものすごい歓声は本物なんですよ」  映像の題材としてサッカーを扱う面白さを体験しました、と監督。 「やっぱり楽しむということはとても大切なことだと思うんです。小雪の父親にとってのサッカーのように、夢中になって楽しむことができる何かを見つけるきっかけに、この映画がなってくれればうれしいです」

電車の待ち時間に5分の”傑作映画”と出会う!WEBで広がるショートフィルム

2013.04.22 Vol.590
 PCやスマホ、タブレットで映像作品を楽しむスタイルが定着しつつあるいま、短時間で楽しめるショートフィルムに熱い注目が注がれている。なかでも、世界中のハイレベルなショートフィルムが無料で見ることができると、好評を博しているのが、web上の無料映画館『ネスレアミューズ オウチ映画館』だ。これは、毎年東京・原宿を中心に開催される、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」を手がけるショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と、エンターテインメントサイト・ネスレアミューズのコラボにより、今年4月からスタートした期間限定企画。“映画で旅する世界旅行”をテーマに世界12カ国のショートフィルム計48作品を順次公開中で、年内100本を無料上映する予定。すでに日本、ドイツ、カナダの作品が公開中で、22日からはスウェーデン、30日からは韓国と続く。作品時間は1分以上25分と、ちょっとした“スキマ時間”に楽しめる手ごろさながら、完成度の高さは世界レベルの作品ばかりだ。  ショートフィルムは“見る”“見せる”だけでなく“つながる”メディアとしても可能性にあふれている。SSFF & ASIAで昨年から創設された「観光映像大賞」は、地域の魅力を伝える観光映像を募集するというユニークなコンペティションだ。全国各地に存在する観光映像(観光ビデオ、プロモーション映像など)を広く一般公募し(本年度は受付終了)、2013年5月末に行われるSSFF&ASIAにて、大賞受賞作品が発表される。サイトでは、エントリーや作品鑑賞のほか、SNSでの交流もできる。地元の“観光宣伝マン”になるもよし、映像で旅心を刺激するもよし。  WEBで楽しさの幅が膨らむショートフィルムの魅力を再発見してみては。

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