劇場版『TOKYO MER南海ミッション』(8月1日公開)の舞台挨拶が10日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、江口洋介らキャスト陣と松木彩監督が登壇。過酷な撮影を乗り越えたキャストたちが互いへの信頼を語った。
2021年にTBS日曜劇場枠で放送開始以来、熱狂的ファンを持つ人気シリーズ劇場版第2弾。
冒頭、本作の舞台でもある鹿児島県で発生したトカラ列島近海群発地震の被害へのお見舞いと対応に当たる人々へのエールを述べた主演の鈴木。
舞台挨拶の前に行われたプレミアイベントは、屋根がありながらも屋外だったため、激しい雷雨の影響で時間を短縮したもののファンの熱気は冷めやらず。
鈴木は、新たに加わった高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマら南海MERチームについて「本当にかっこいい。皆さんも絶対に誰かに惚れます」と太鼓判。
一方、鈴木はレギュラーメンバーの菜々緒に「劇場版1作目が終わったとき、もうやりたくないって言ってませんでした?」とニヤリ。すると菜々緒は「本気でやりたくないんです。本当に大変なんですから」と今回も過酷だった撮影を振り返りつつ「この人がちょっと変態なだけで、楽しかったですよ」と鈴木を示し、観客も大笑い。
菜々緒はシリーズのファンや医療従事者から届く声が支えとなっていると明かし「このメンバーじゃなかったらオファーを断っている。それくらいこのキャスト、スタッフに信頼を寄せています」と続投の理由を語った。
トークでは、見どころシーンを聞かれた賀来賢人が「ファーストカットにまさかの…鈴木亮平の“鈴木亮平”が…」と語り、鈴木が「誤解を生むから!」と苦笑する一幕も。
最後に鈴木は「ドラマを撮影しているときから思っていること」として「極限状態なのになぜ人は人を救いたいと思うのか。人間に備わった美しい本能の1つなのかな、と考えさせられています。MERが描いてきたのは人が人を救うというシンプルなこと。医療従事者はヒーローだというところから今回は一歩進んで、誰かのために頑張る人はみんなヒーローだということを描いています」と作品に込めた思いを語っていた。
またイベント冒頭、高橋プロデューサーから、現在のトカラ列島近海群発地震の被害を鑑み、本作が南海地方を舞台としていることから8月1日の公開日について、専門家の意見や今後の状況をふまえて最終的に判断するとの説明があった。
この日の登壇者は鈴木亮平、江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督。