中日が球団初の連覇 西武がCS逆転進出

 プロ野球のセ・リーグで18日、マジック1で足踏みしていた中日が横浜と対戦し、延長10回、3−3で引き分け球団史上初の連覇を達成した。中日は8月には首位ヤクルトに10ゲーム差をつけられていたが、落合監督の今季限りでの退任が発表されて以降、15勝6敗3分けと驚異のスパートを見せた。クライマックスシリーズ(CS)には2位のヤクルトと3位の巨人が進出する。

 またこの日は熾烈な争いを繰り広げていたパ・リーグのCS進出争いにもケリがついた。西武が最終戦の日本ハム戦で4−3で勝利を収め、オリックスを競り落とした。一時は最下位に低迷した西武は借金15からの奇跡の大逆転。「負けなければOK」だったオリックスは、ソフトバンクに4−1で敗れた。

 CSファーストステージ(3試合制)はセ、パともに29日に開幕。ヤクルト−巨人、日本ハム−西武の顔合わせとなる。ファイナルステージ(6試合制)はセが11月2日、パが3日に始まる。