WBC代表候補発表 国内組のみで田中、中田ら34人選出

 来年3月に行われる野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指す日本代表「侍ジャパン」の候補選手34人の発表会見が4日、東京都内で行われた。米大リーグに所属する選手は含まれず、全員が国内のプロ野球に所属する選手。
 3年ぶりに日本一を奪回した巨人からは2年連続最多勝の内海、坂本、長野ら8人を選出。パ・リーグ覇者の日本ハムでは中田や稲葉、糸井が名を連ねた。
 また、大島(中日)、聖沢(楽天)の両リーグの盗塁王が選ばれたほか、投手陣では沢村賞を獲得した摂津(ソフトバンク)も選出された。若手主体の選考だったキューバ代表との強化試合とは違い、稲葉や松井(楽天)といった経験豊富なベテランも招集。「若い選手が多いし、チームを一つにすることが大事。主将の阿部をサポートしてほしい」とコミュニケーションを重視する指揮官の意図が垣間見える。
 候補選手は来年2月に宮崎市で行われる強化合宿を経て28人に絞られ、3月2日にヤフードームで行われる1次ラウンド初戦(ブラジル戦)に臨む。