2013年気になるアイテム10「福島の今を知ることが復興の手助けに!」

 福島県では昨年、県が主催するモニターツアーを開催。首都圏の消費者を招待し、農産物の安全確保対策の説明と視察、旬の農産物の味覚体験、生産者等との交流を通じ、県産米への理解を促進した。
 11月に行われた第3回目のモニターツアーでは、米の全量全袋検査が行われているあいづ農業協同組合 40号農業倉庫の猪苗代町内検査施設も見学。検査が行われている様子を視察した。
 ほかにも、東京・銀座のレストラン「KIHACHI(キハチ)銀座本店」で、首都圏の消費者を対象に、福島県産の食材を使ったメニューの試食会を行うなど、さまざまな取り組みをして食の安心・安全を訴えた。
 ツアーの案内をしてくれた福島県農林水産部農産物流通課長・吉田肇さんは、「私たちは“リスクコミュニケーション”が大切だと思っております。CMは一方通行ですがモニターツアー、イトーヨーカドーや西友などの店頭での説明会、KIHACHIさんで行ったような懇談会は今後も続けていきたいと思っています。そして、こうしたさまざまな取り組みを広く知らせることも効果があると考えております」とコメント。
 東京にいる私たちができることは、こうした企画に積極的に参加し、福島県の今の姿を知ること。そこから自分たちにできることが、きっと見つけられるはず。