東京初!水陸両用バスで下町観光

東京観光が盛り上がる観光バスが出現! 陸路はもちろん、水辺のある街・東京を満喫できる、その夢の乗り物とは。

 陸の観光と水辺からの風景が楽しめる水陸両用バス“スカイダック”が運行を開始する。水陸両用バスは、アメリカをはじめ世界の主要都市では多く導入され、都市観光に欠かせない乗り物として定着している。今回スカイダックを運行する日の丸自動車興業の富田社長は「海外で見て、東京でも運行したいと思った。その時から企画構想すること8年、やっと実現できることになりうれしい」と語る。実際、日本で使える車両を製造するメーカー探しから、入出水できるスロープの確保など、ひとつひとつ手探りの状態でプロジェクトが開始されたという。

 水陸両用を可能にしたのが、そのエンジン。陸用のエンジンと水上用のエンジンを搭載し、入水する直前に水上用のエンジンに切り替えている。

 スカイダックが運行するコースは、「東京スカイツリーコース」と「亀戸コース」。どちらも下町情緒が残る町並みを陸路で巡りながら、東大島の旧中川・川の駅で水上に出て戻るというコースだ。バスは車高が高い上に、サイドには窓がなく、天井もシースルーなので、開放感があり町の様子が見渡せるのが気持ちいい。そして水上に出るときは、かなり豪快に水しぶきが上がるので、ちょっとしたアトラクション気分でテンションもアップ! 最高で7ノット、通常は2〜3ノットで水上運航するバスからは、普段とは違う目線での東京の町を見ることができる。水上から東京スカイツリーを望むポイントもあるので、記念撮影をしてみよう。きっといい思い出になるはず。

 また、「東京スカイツリーコース」では、東京スカイツリーの周りをぐるりと回るので、いろいろな方向からの東京スカイツリーのさまざまな顔が楽しめる。真下に行った時にはシースルーの天井からその姿を見ることができるので迫力満点。

 これからの季節は、昔ながらの商店街や神社、そして東京スカイツリーと桜のコラボレーションも見どころ。夢の水陸両用バスで、東京観光をエンジョイしよう!

「東京スカイツリーコース」は17日(日)から、「亀戸コース」は18日(月)から運行を開始する。

「東京スカイツリーコース」
東京スカイツリー→亀戸→東大島「旧中川・川の駅」(水上運航・トイレ休憩)→錦糸町→東京スカイツリー
【乗り場・チケット発売所】とうきょうスカイツリー駅前営業所【所要時間】約100分【出発時間】1日4便 10時、12時30分、15時、16時40分【料金】大人2800円、子ども1400円
「亀戸コース」
亀戸梅屋敷→東大島「旧中川・川の駅」(水上運航・トイレ休憩)→亀戸梅屋敷
【乗り場・チケット発売所】亀戸梅屋敷【所要時間】約70分【出発時間】1日5便 10時、11時30分、13時、14時30分、16時【料金】大人2500円、子ども1200円

【予約・問い合わせ】スカイバスコールセンター TEL:03-3215-0008(9時30分〜18時、乗車1ヵ月前から予約受付)【URL】http://www.skybus.jp