3万6000人が走った!! 熱気にあふれた「東京マラソン2013」

 2月24日に開催された「東京マラソン2013」はマラソンの世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」に加入後、初めての開催となった。WMMの一員とあって世界の一流ランナーも多く参戦。東京マラソンは大会を重ねるごとにグレードアップしている。  午前9時10分のスタート時の都庁前の気温は4.6度。レース中は常に5メートル以上の風が吹き、時折10メートル近い向かい風に見舞われる。空は晴れ渡ったものの、ここ数日続いた寒波の影響でランナーにとっては過酷なコンディションとなった。しかし完走率は96.2%。前回の96.5%にはわずかに及ばなかったが立派な数字だ。  今年もさまざまな思いを持って参加したランナーは3万6000人、ボランティアは1万人、沿道の応援者と大マラソン祭りの観客は173万5000人を数えた。  スターターを務めた猪瀬直樹東京都知事は開会前「今日は東京が一体となる日です。東京マラソンを成功させ、2020年東京オリンピック・パラリンピックをどうしても招致したいと思います。みなさんと一緒に2020年東京オリンピック・パラリンピックを迎えましょう」と挨拶。そして「いろんなランナーのいろんな思いがあると思いますが、みなさん、ゴールまで一心不乱で日ごろの実力を発揮してください」とランナーを激励した。