7人制ラグビー「東京セブンズ2013」で日本は2勝あげ14位

 7人制ラグビーのワールドシリーズ『HSBC セブンズワールドシリーズ東京セブンズ2013』(3月30〜31日、東京・秩父宮ラグビー場)で日本は2勝をあげ、14位で大会を終えた。

 大会初日、日本はプールCでニュージーランド、カナダ、フランスと対戦。初戦のカナダ戦ではトゥキリのトライなどで前半を7−0で折り返す。後半開始早々にカナダのヒラヤマにトライを許すものの直後にヘンリーがトライを取り返すなど終始リードを保ち14−10で念願の勝利を収めた。

 しかし、続くニュージーランド戦は5−41と大敗。ベスト8進出をかけたフランス戦では一時は7−5とリードしたものの、前半に桑水流、後半に大島と2度のSin Bin(2分間の一時退場)を受け7−24で敗れた。1勝2敗でカナダ、フランスと並んだものの総得失点差で最下位となり、ボウル(9位以下決定トーナメント)に回った。

 31日に行われたボウルではプールB3位のウェールズと対戦。前半3分、ヘンリーのトライと坂井のゴールキックで7−5とリードしたが、終盤トライを立て続けに許し7−17で前半を折り返す。後半2分、羽野のトライと坂井のゴールキックで14−17と追い上げるも14−22で敗れ、シールド準決勝へ回る。

 ここではポルトガルと対戦。前半序盤で0−10と絶望的な展開だったが、6分の桑水流のトライから流れが変わり、後半2つのトライを決め19−15で逆転勝ちを収めた。そして最後はプールで勝利を収めたカナダが相手。開始早々に坂井のトライで先制したが、前半終了間際に2トライを許しリードを許す。後半開始後、橋野がトライを決め食い下がった日本だったが、14−27で敗れ、14位で大会を終えた。

 昨年は全敗の最下位だっただけに、今年の2勝は日本の7人制ラグビーにおいては大きな意味を持つものとなった。

 今後、7人制ラグビーの男女日本代表は6月28、30日にモスクワで行われる『ラグビーワールドカップ・セブンズ2013』に出場する。