品川区から東京、そして日本を元気に!

『酔ぅ喰ぅバルIV in 戸越銀座 2013』が行われていた戸越銀座商店街の「焼鳥 えびす」を、品川区議会議員の山内あきら氏が訪問。夢の課外授業など、子どもたちの夢のための活動を一緒に行っている弊紙・一木とリラックスムードで対談開始。「何やってるの?」「頑張って」と気さくに声をかける道行く人と笑顔で話をしながら、品川区の魅力を語る。

一木(以下、一)「すごい活気のある商店街ですね」
山内(以下、山)「そうでしょ。全長が約2キロあり、アットホームで比較的チェーン店が少ない商店街です。個店のみなさんが頑張っておられて、地域と商店が一体化して盛り上げています。今日はバルイベントが開催されていて、多くの方に来ていただいているので、さらに活気が感じられるんでしょうね」

一「品川はこういう商店街多いの?」
山「そうですね。個人のお店とか、中小企業が非常に多いところなので、そういう地場産業がいかに活性化していくかが大切だと思っています。しかし活性化には、いわゆる行政のサービスが非常に重要で、そこがキーポイントになっています。ですから、商業支援の斡旋など、そういうところにも品川区はすごく力を入れている。若い人や事業を展開している人に、無利子で融資が受けられるように斡旋するなど経済の活性化から地域を盛り上げていこうということですね」
一「働く人にはいい話ですよね」
山「はい。しかし事業をするだけではなく、最近は住みやすさ、子育てのしやすさも人気です。東京23区の中で、子育てしやすい区の1位にも選ばれたんですよ」

一「すごいですね。具体的にはどんなことをやられたんですか」
山「所得制限は設けているんですが、認証保育所を使うときに生じる料金の差を埋めるために、補助金制度を取り入れています。例えば公立保育園が2万円のところ認証保育園だと5万円かかるといった場合に3万円の差を品川区で埋めるということですね。だって、1カ月5万円も7万円も保育園にかかったら、お母さんだって、何のために働いているんだろうって思うじゃないですか。ですから、この補助金制度は非常に効果的ですし、待機児童ゼロを目指す上でも民間事業者が参入しやすくなるというのは良いことだと思います。そういう品川区のやり方を東京中に発信していきたいですね」

一「民間ともタッグを組むと」
山「そうです。私は金額の差を行政が埋めることで、施設自体をもっと増設することができると思っています。ただ、今後少子化が進んできますから、今行政でそれを整備しちゃうと、この先定員に達しない施設が出てくることになる。そういうのを見越して、民間の事業者にやっていただければ、その施設で別の事業を展開するとか、柔軟に対応できる。ですから、行政と民間が上手に一緒にコラボしてやることが大切だと思います。そういうふうにやっていけば、子どもだけではなく、高齢者の施設の充足にもつながっていくんじゃないでしょうか」

一「子育てが趣味の育メンですからね (笑)」
山「もちろん子どもの成長を見られるのが、子育ての醍醐味ではありますが、子育てを通してコミュニケーションが取れるというのもすごく大事にしていることなんです。子どもを通すと若い世代の人も気軽にいろいろ相談してくれますし、そうやって仲間が増えると地域の活性化にもつながります。最近は子育てがしやすいということで、若い家族が増えているんですね。そうすれば税収も増えるし、お互いにいい相乗効果をもたらせます。そこに若い人たちのコミュニティーが広がれば、もっともっといい街になって、品川区から東京や日本を元気にできるんじゃないでしょうか」