7・27修斗 今注目のフェザー級!! 佐々木憂流迦が初防衛戦

 プロフェッショナル修斗公式戦が7月27日に東京・後楽園ホールで開催される。
 今大会では環太平洋フェザー級王者・佐々木憂流迦が初防衛戦に臨む。挑戦者は昨年行われた「インフィニティトーナメント2012」の王者・山本賢治。山本は同級世界王者の堀口恭司、佐々木と好勝負を繰り広げた元キングオブパンクラシスト・井上学を今年3月に退け挑戦権を獲得した。
 フェザー級は現在最も注目を集めている階級といっても過言ではないだろう。先日行われた『VTJ 2nd』での堀口と石渡伸太郎の激闘も記憶に新しいところだ。
 佐々木は山本については「打撃が上手い印象。まあ…強くていい選手かな」と語る。
 前回対戦し、手こずった小野島とスタイルが似ていることから、試合展開によっては苦戦も予想されるが、佐々木は「前の試合で出たデメリットを消してきたので、今回は圧倒できるんじゃないかなと思っています」と特に意識はしていないようだ。むしろ最近のフィジカルトレーニングの成果から打撃での決着も頭の中にはあるようで「フィニッシュできると思います」と一本かKOでの決着を約束する。

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 一方の山本は初めてのタイトルマッチ。インフィニティトーナメントは優勝者に世界ランカーとの対戦のチャンスが与えられる大会。参加の時点でキャリア4戦と、周りは格上の選手ばかりだった山本だったが、勝ち上がっていくなかで着実に成長。優勝、そしてパンクラスで戴冠歴のある井上に勝ったことで大きな自信を得た。

 佐々木に対しては「若くてほとんど負けていない。判定でも勝てるのは本当に強い選手なので“強い”という印象。もちろん寝技がフォーカスされるとは思うんですけど、打撃でも蹴りやヒザ蹴りが得意だったり、組みでも相手を寝かせるまでのテイクダウンや四つ組みも強い。チャンピオンになった選手ですから、すべてが強い相手と思っています」と敬意を表しながらも「目の前の相手を倒す、負けたくない。憂流迦選手に勝ってさらに上に行きたいです」と闘志を燃やす。

 山本はキャリアは浅いといえども年齢は29歳と決して若くはない。佐々木は23歳ながら修斗以外の大会への出場も多く、キャリアは豊富。この好対照の2人の戦い、最後に勝ち名乗りを受けるのは果たしてどちらだ。

 この日はメーンで神酒龍一vs飛猿☆No.2の世界バンタム級チャンピオン決定戦が行われるほか、元環太平洋ライト級王者の土屋大喜の2年ぶりの復帰戦、元環太平洋ミドル級王者・中村K太郎の参戦など好カードが揃っている。