とれたての夏野菜で「3種の夏カレー」作り

Farming Garden in 生命の森リゾートで楽しい&おいしい!

連日の猛暑の影響で畑の状況がちょっと心配…と思いきや、夏野菜たちは元気いっぱい。千葉県市原市の体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」で7月28日に行われたファーミングイベントをリポート。

 この暑さでは、きっと畑はカラカラに乾いて植物も悲惨なことになっているかも…そんな不安を抱えながらたどり着くと、ヘッドライン畑には青々と…雑草が生い茂り、野菜畑というより“雑草畑”。見渡してみると、どうやら他の仲間の畑でも、似たような状況。

 というわけで、最初の作業は雑草を抜きながら、各自の畑の作物を収穫する。連日、晴天が続いているせいか土の表面は完全に乾いてサラサラ。野菜が簡単に抜けてしまうのに、根深い雑草はなかなか抜けない。雑草パワーとはよく言ったもの。他の畑ではトマトやナスなど夏野菜の代表格がとれているのに、ヘッドラインの畑では、なぜかダイコンだけが豊作。

 続いてみんなで春先に植えたジャガイモを収穫。ジャガイモを掘るポイントは、枯れた茎の下とその周辺を根気よく掘ること。「そこは何もないみたい」「いや、埋まってる!」という会話があちこちで繰り返されていた。

 このジャガイモを何に使うかといえば…もちろん本日のランチメニュー、夏野菜のカレー! 今日は3チームに分かれてキーマカレー、シーフードカレー、チキンカレーの3種類を作る。夏休みということもあって、参加した子供たちも調理に興味津々。なかには、この日“包丁デビュー”した男の子も。自分たちで育てた野菜を収穫して、自分たちで料理して、自分たちで食べる。子供たちも楽しみながら、いろいろなことを感じているはずだ。もちろん失敗も良い経験の1つ。調理の順番があべこべになってしまったり、いくらルーやスパイスをいれても辛くなかったり、釜で炊いたご飯が、下のほうは“半生”だったり…。それでも、やっぱり「おいしいねー!」。食欲をそそるのはカレーの香り、空の青さ、農作業の汗と笑顔のおかげかも。

 おいしくカレーを頂いた後、使い道のなかったヘッドラインダイコンを持って帰途についた記者であった。

1.ジャガイモ、ナス、ピーマン…夏野菜が大豊作! 不思議な形のナスで場が盛り上がるのはお約束 ㈪一番好評だったキーマカレー。サラダを添えて頂きます!
2.「僕もやってみたい」「何か手伝いたい!」子供たちも自分から作業に参加してくれた 。包丁デビューも、夏のいい思い出
3.ヘッドラインの畑では、なぜかダイコンが豊作。しかもかなり辛かった…