ザックジャパンがガーナ、グアテマラに連勝

 サッカーの日本代表は国際親善試合「キリン・チャレンジカップ」でグアテマラ(6日)とガーナ(10日)と対戦。グアテマラに3−0、ガーナに3−1と連勝した。

 グアテマラ戦は前半、決定機をつくれず無得点。しかし後半から本田圭佑が出場すると攻撃にリズムが出る。後半5分にはその本田が長友佑都の左クロスを頭で合わせて先制。24分に香川真司のパスを工藤壮人が押し込み、31分には遠藤保仁が3点目を入れた。

 しかし一番の収穫はコンフェデレーションズ・カップから続いた“守乱”にピリオドを打ったこと。FIFAランキングで37位の日本に対しグアテマラは93位と格下の相手ではあったが、8試合ぶりにゴールを割らせなかった事実は、一定の重みを持つ。

 ザッケローニ監督が「チームとしてのプレッシングがかなり効いていた」と評したように、前線からの守備意識は大きく向上し、要所では遠藤らが激しいスライディングで攻撃の芽を摘んだ。本田は「勝って当たり前の試合だが、無失点に抑えたのはしっかり評価すべきだ。後ろをほめてあげてほしい」と訴えかけた。

 続くガーナは2010年W杯ベスト8の強豪。前半24分にアチェアンポングのシュートが内田篤人にあたりコースが変わってゴール。先制点を許したが、後半5分、長友からパスを受けた香川が左隅に同点ゴールを決めると、19分には遠藤が2試合連続ゴールで逆転。27分には本田がヘディングでゴールを決め、突き放した。

 ザッケローニ監督は試合後「チームには派手な仕事をする選手も、陰の役者もいるが、きょうは全員がいい仕事をしてくれた」と満足げな表情を浮かべた。

 今回の合宿で重点的に取り組んできた、チーム全体での高い守備意識が光った。「ちょっとでも守備陣がやりやすいよう、前線からボールを追いかけた」と話す本田らの素早い寄せに、ガーナの攻撃は手詰まりとなった。攻め込まれた場面でも、ボランチやDFが集中力を発揮。ボールを奪った後は、吉田麻也が短く丁寧なパスをつないでリスク管理に努めるなど、6月のコンフェデレーションズ・カップや、ウルグアイ戦で見られたプレーの「軽さ」は減少した。

 日本が国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで上位の相手に勝つのは、昨年10月のフランス戦以来。